こんにちは。中一からやり直したい。

トリプルファイヤーの『中一からやり直したい』という楽曲をピックアップします。僕の源氏名こと『やり直したい　一から』はここから来ています。日本語に直すと途端にダサくなるというか、広告チックになるのはなぜなんだろう。

この楽曲には驚かされます、とにかくイントロのベースラインが素晴らしい、心地良い。
まずベースラインから入る楽曲なんですが8分の6拍子がリズムの土台となっていて、ベースのフレーズは8分の6拍子の裏というか偶数の拍で音を鳴らして、小節をまたぎつつ、それを3つの音で区切るか、4つの音で区切るかっていう、8分の6拍子と4拍子が同じ小節内で並走している感じ...と説明したいところなんですがこれは作曲者のインタビュー引用。
僕は全く音楽をやってこなかった人間なので(いやところで音楽やってました？とよく聞かれるが、音楽が好きな人はみんな音楽をやっている訳じゃないよね、でもエクスペリエンスは人を作るということが分かっているから聞くんだろうと思うし自分も聞いてしまうんだけれども、まあまたこれは違う時に書くべき事なのです。)そんなことを説明されてももちろん分からない。そしてYouTubeで調べました！便利な時代！でもとても難しいんですよね、素人には8分の6拍子の骨組みが理解できても、メロディが乗るとまた違って聴こえるというか、もうほとんどメロディ♪なんですよね。聴きながら理論を考えるより先にメロディの気持ちよさとかがまず来る。音ってすごいと思う、そういった理論を簡単に上回ってしまう包容力がある。だから音楽には力があって、戦争を止められたりするんじゃないかって言っている無責任な人達がいるんじゃないかって思ったりもしなかったりラジバンダリーだったり。
さてと頭の中が少しトロっと蕩けちゃうくらいのあんかけみたいなになってしまって、言い換えると哲学本読んでる時の頭脳だけ動かして身体はもう飽きちゃってるみたいな感覚を覚えながら話を戻すと、聴き込んでももっと分からなくて、南海(難解)ホークスになってしまった。
ただこの楽曲のメロディは、ぐちゃぐちゃとした世の中の混沌とした様を感じるのに、どこかとても精密な意図が含まれているようにも感じます。それを切り裂いていくのはボーカル吉田靖直。不適当なのか適当なのか理解が難しい歌い方に中毒性がありまして。そしてこの歌声から放たれる、ハッとする歌詞。

『東京の空　今日も星がひとつも無く
ため息が白く　中一からやり直したい
ワイドショーは権力に支配されてるから
騙されるな　中一からやり直したい』

中一からやり直したら色んなことがもっと分かるようになると思う。もっと素直になれると思う。そう思って生きるようにしたいための人生であり、文章であります。
そしてこの日記を書くきっかけになった人へ、ありがとうございます。半年かけて下書きを書き続けやっと完成しました。ぼちぼち書いていけたらと思います。

中一からやり直したい。