切迫入院記

人生で最もグウタラした日々。

それが切迫入院。

29週、子宮頸管長が1センチを切り、産休を待たず緊急入院した。

予兆はなかったが、たまたま胎動が少ない気がして心配になって夜中に病院へ行ったところ発覚した。向かう途中で胎動を感じ、引き返すか迷ったが行って良かった。

最初は事態が飲み込めず、腹の子が只々心配で毎日くよくよしていた。が、1ヶ月以上出られないと理解してからは上げ膳据え膳でグータラできる人生最後の時間!アニメドラマ見放題本読み放題!スキンケアし放題!と前向きに過ごすよう努めた。(でも辛くて夜はしょっちゅう泣いてた)

何が辛かったって、妊娠糖尿病と妊娠高血圧のダブルパンチで味のない低カロリーゲキマズご飯を分食で1日6回食べ、1日6回血糖値を測り、同室の悪阻の方のえづきをBGMに生活すること。シャワートイレ診察食事以外はフルフラット推奨。面会禁止。コンビニ週1車椅子。書いてて辛くなってきた。

毎晩夫とLINE通話するのが唯一の心の救いだった。夫はいいやつで、どんなに仕事が忙しくても必ず毎日電話をしてくれた。会社で仕事を抜けて話してくれた日もあった。真冬の寒い中、会社から帰り道2駅分歩いて話してくれた日もあった。愛をとても感じられて、これがあったからメンタルが崩壊しなかったと思う。

自分では気づいてなかったが、今振り返ればメンタルがギリギリだったように思う。飯にふりかけがついてないと20代の栄養士に切れてた笑 助産師さんたちが優しくて本当に救われた。あとSNS。Twitterのマタ垢に常駐していた。

切迫入院中は、毎朝6時に血圧測定でたたき起こされたけど半分寝ながらやってもらって、8時朝ごはんでちゃんと起きて、10時に分食、12時にお昼、15時に分食、18時に夕食、20時に分食だった記憶!夜スマホをいじりすぎでいつも0時過ぎまで眠れなくて朝起きられなくて・・・というダメ人間でした。朝ごはん食べてまた寝た日もあったな(酷)

見てて印象に残ってる番組は「相席食堂」「愛の不時着」「梨泰院クラス」「3分で名著(NHK)」「岸部露伴は動かない」読んで印象に残ってる漫画は「ワンピース」「コウノトリ」かな。編み物もしていて、息子にベストや帽子を編んだよ。(結局色が微妙でちょっとしか着せてない)編み物、無心になれて達成感もあるから精神衛生上大変良かった^^

なんか楽しんでる風だけど本当につらかったー---学生時代合宿とかでタコ部屋生活を経験してたのがよかったと思っている。見ず知らずの他人と相部屋でシャワーも共用、息はつまったけど耐性はあった気がする。

人間万事塞翁が馬!

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