うみ

#私がレディオブックにいる理由 / うみ #SoundofRadio 007

レディオブック株式会社の何気ない日常をラジオのように伝えるnote 「Sound of Radio」。日々起きたことやメンバーが考えたことをゆる〜くお伝えしていきます。

第7回目はうみがお送りします!

・・・・・・

突然ですが、みなさんの人生における大失敗ってなんじゃろう?

ちなみに私の大失敗は、(まぁ、たくさんあるけど直近は)5千万円の資産を「手続き期限切れ」とかいう超凡ミスで失ったことだ(笑)

今年の2月。私は大好きだった会社を辞めた。

その理由は、職場で抱えていた人間関係の悩みごとから解放され、改めて自分の「やりたいこと」を考えた時に

(もっともっと自由に、やりたいことだけやったらどうなるだろうか…)

という思い、そして日増しにその思いが強くなっていったからだ。

会社も、同僚も、職務内容も、もちろん待遇もめっちゃよかったのだけど「本当の本当にやりたいことなのか?」と問われたら、即答できない自分がいた。

それに気づいてしまったら、まぁ自分に嘘はつけないよね。

でも、安定収入を手放すって怖い。

怖いけど、退職に踏み切った理由。それが5千万円の資産だ。

4年間の専業主婦に終止符を打ち、社会復帰する時にたまたま入り込めた会社が前職場なのだけど(本当にラッキーとしか言いようがない)

入ったタイミングが会社が上場する1年前。入社後ちょうど1年で会社が上場したのだ。

そんなタイミングだったもんだから、まぁまぁの数のストックオプション(とってもお値打ちな価格で自社株を買える権利)を手に入れてしまった。

その後、5年の時を経て株価は約20倍に。

正直、退職を決めた時に当てにしていたのは、このストックオプションを売ったら手に入るお金=5千万だ。

(うまくいけば数年は遊んで暮らせるんじゃなかろーか。。ぐへへ)←ちがw

ところが、だ。

退職したら3ヶ月以内に権利行使しないといけないのに、ほんとちょっとしたミスでこの権利を失ってしまった。…5千万。

そこがこの話の趣旨じゃないので、今回は詳細な説明は省くけど、そのミスに気付いた時…めちゃめちゃ動揺した。

(顔面蒼白ってこういう時のためにある四字熟語だと思う。)

が、まぁ、よくよく考えてみると、借金を抱えたわけではないし、明日からの日々は続いていくわけで。

ここはもう、諦めるしかない。(会社は退職済みだけど笑)。

で、だ。

事実に気づいてのち、明日からの日々に腹を括った私だけど、その上でめちゃめちゃやりたくないと思ったことが1つだけあった

それは、「人にこのことを話す」ということだ。自分の小さくて大きなミスを人に晒すこと

(言ったら絶対バカにされる…!!)

怖くて怖くてしょうがなかった。バカなやつだと鼻で笑われたり、どうしようもないやつだと白い目で見られたりするんじゃないか…そう思った。

でも、だからこそ、人に言おうと思った。

人間は隠し事をしない方が幸福度が高い、ということを経験から知っているし、何より「他人の目を恐れるのは、自分が自分を批判しているからだ」とわかっていたから。

(私は自分と仲良くありたい。)

言える人からどんどん話していった。そんな中で、まぁまぁ衝撃的な私の話を聞いて「この人……私の理想だ!!」と思う反応をした人がいた。

それが、レディオブック株式会社の代表、板垣雄吾だ。

(何この人、クっっソ爆笑しよるやんwwww)

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そもそもの話。雄吾さんに会いに行ったのは、冒頭のツイートをしてから2ヶ月後、資産がなくなってから1ヶ月後だ。

(ちなみに、振り返ってみたら初めてのご対面は資産を失う6日前のことじゃった。。)

6月6日の(雨ザーザーだったかどうかは覚えてない)このツイートがきっかけでレディオブックの事務所に遊びに行くことになった。

一度は手放したと思っても、何度も何度も…折をみては舞い戻ってくるのが『恐怖』。

特にこのときは、これからどうやって生きていくのかも、 ”これ” といった稼ぎ方もわからないまま、弱気になっていた時期だったのだけど…

画像3

私がどんな状況に置かれているのかもよくわからないままに「チャンスっすね!」と言い切る雄吾さん。

私は、そんな雄吾さんに何となく心強さ(と怖さ。「話しましょうw」ゆうとるしwww)を感じ、事務所に遊びに行くことにしたのだった。

かくかくしかじか……

最後まで話し切るまでもなく、雄吾さん、大爆笑。

画像2

なんかもう、代表がすげー笑うから、その時その場にいたスタッフさんや大学生も、驚きを通り越してつられて笑っちゃう感じ。

そりゃあもう、気持ちいいくらいにみんなで私の失敗を笑い飛ばしてくれた。

まさにこれ。(まぁ、決して何かに挑戦して失敗したわけじゃないってところが私のダサさなんだけど…)

雄吾さんの笑いは、嘲笑や冷笑とは違う。

心の底から「おもろいもん、めっけた!」って感じのやつだ。

一人で悩んでる時は怖くて怖くてどうしようもないことも、人生オワタ…って思った時も、近くにいる人が「大丈夫ダイジョーブ」「いいネタできたね」と笑ってくれたら心はめっちゃ軽くなる。

こんな風に人を励ますって、人としての器のデカさがあって、自分の人生を楽しみながら生きている人でないとできないと思う。

ピンチに陥ったことない人に「ダイジョーぶ」言われてもイマイチ響かないし

(てか、そういう人はそもそも大爆笑しないし、ネタになるとか言わないか…)

失敗も、チャンスだと言って笑い飛ばせる人は、自身が色々な経験をして、その出来事をネタ化してきた人だと思った。

勝っても負けても、失敗しても成功しても、「なんだかんだ楽しかった!」と思える度量。

何やるにしても、そういう人と一緒がいい。

それから数ヶ月後、ご縁あって「一緒に働かない?」と雄吾さんから声をかけてもらった時に、迷わず「やります!」って答えたのは言うまでもないよね。

一緒に笑ってくれたレディオブックのスタッフは、みんななんか個性的で、なんか面白い。(しかも優秀ときたらもう。。)

まだまだ新参者の私だけど、しばらくここで頑張ってみることにする。


執筆:うみ

写真:オオクボミヒカ

編集・バナー:でらみ

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