オーストラリアでは肩甲骨ははがれてはいけないという考え方。

こんばんは、オーストラリアの田舎町ヤラビルバでカイロプラクターをしておりますDr.ユースケです。

オーストラリアではカイロプラクターはネットでの発言を厳しく規制されている

たまには、自分の専門分野の話でもしようと思います。このnoteでは、オーストラリアの事や、ビジネスに関する話を書く事が多いですが、私の本職であるカイロプラクティックの話をすることはほとんどありません。

というのも、オーストラリアはカイロプラクターのネット上での発言内容に関する規制がかなり厳しく、言ってはいけないことが多数あるので、そもそも発言をしないようにしています。たとえ日本語でブログを書いたとしても、簡単に自動翻訳で英語に訳すこともできるので、規制の対象になっていまします。

治療のビフォーアフターを載せてはいけなかったり、患者様の感想やレビューを載せてはいけなかったり、ほぼ確実な科学的エビデンスがとれていることしか書いてはいけなかったりと、書いてはいけないことが多い。とは言っても、コロナワクチンなんて長期的なエビデンスが無いのに、医者はガンガン推奨してもなにもならない。薬や医療に、政治や利権が絡んでくるのは日本もオーストラリアも同じ。

今日の内容はこういう考え方もあるというだけの話なので、規制にも引っかかる心配はないと思います。

日本の治療業界でのキラーワード「肩甲骨はがし」

日本のマッサージや整体などで「肩甲骨はがし」という治療法やストレッチをよく耳にします。先週、日本人の患者様に「ユーチューブで肩甲骨はがしの動画みて、友達とやりあいっこしたのですが、肩甲骨の下に全く指がはいらなかったんですよ。肩甲骨が硬いってことですか?」と言われてハッとしました。

肩甲骨が背中からはがれることはよくないという考え

そもそもオーストラリアでは肩甲骨の下に指が入ったり、肩甲骨がぐわっと背中から剥がれることが良いという考えが一切ありません。むしろ、肩甲骨は剥がれてはいけない。どんな時も、ベッタリと背中に張り付いているのが正常であり、肩甲骨が剥がれてくることを「Scapula Wing (肩甲骨の羽)」と呼び、問題とみなします。

例えば背中が硬い人や、肩関節が正常に動かない人、背骨が歪むことによって神経が正常に働いていない人などは、例えば腕立て伏せをしたり、背中を掻いたりするといった動作の時に肩甲骨が浮き上がってきます。巻き肩の人も肩甲骨は浮きやすいです。肩甲骨が剥がれている人ほど、肩こりになりやすいとも言い換えられるかもしれません。

肩甲骨はいつもべったり背中に張り付いていることが理想。ただし、張り付いたまま上下左右自由自在にスライドすることが望ましいので、浮いてきた肩甲骨を背中に貼り付けるようにアジャスト(矯正)したり、スライドしづらい方向にスムーズに動くようにアジャストします。

写真や動画で見ながら説明しないとわかりづらいと思うので、また別の機会に動画を撮って、Scapula Wingや肩甲骨の矯正を説明したいと思います。

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