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コロナ禍でも強かった人たちシリーズ #4

今回は、やる気スイッチグループの知育・小学校受験のスクールブランド「チャイルド・アイズ」(全国で130教室)の、ある教室の話です。

昨年5月、チャイルド・アイズでは最初の緊急事態宣言解除直後のGW明けからオンライン授業を導入することになりました。

文教地区と言われる地域にある東京都内のある教室では、初めてのオンライン授業の導入に戸惑っていました。しかし、戸惑ってばかりではいられない、「せっかく始めても中途半端では残念な結果を招くことになりかねない、しっかり練習しよう!」と気持ちを切り替えたそうです。

この教室には子どもの知育(知能教育)や小学校受験のベテラン講師が揃っているものの、どちらかといえばPCは苦手なタイプのスタッフばかり。もちろん誰ひとりオンラインでの授業経験はありませんでした。

それだけに、ただ練習といっても研修形式だと身構えてしまいそうだと気付き、「練習」では、子どもたちが先生と楽しく学べるようにということを前提に、オンライン会議形式の「Zoomランチ会」を企画しました。 

参加する先生たちは別々の部屋に分かれ、オンラインでお互いのお弁当のおかずを見せ合ったりしながら、①画面の切り替えや左右の見え方の違いに慣れること、②手元の写し方、③威圧的に見えないように映る顔の角度など、お互いに意見を言い合いながら研究を重ねました。

この方法は予想以上に有効でした。その後も、明るい印象に見えるようなメイクアップ術やマスクの位置の確認など、チャイルド・アイズならではの感性で、きめ細やかな工夫が生まれました。

また通常のレッスン時に毎回行っている保護者へのフィードバックの時間もコロナ禍では工夫が必要になりました。 

このフィードバックは、レッスンでの生徒の様子をもとに、得意なことを伸ばし、楽しく学んでいくためには家庭で何をするのがいいかアドバイスをする大切な時間です。しかし、この時間はどうしても教室内が混み合い、コロナ禍においては対面の会話も気になります。 

そこで、施設外のスペースを「青空受付」と名付け、ソーシャルディスタンスを保ちながら保護者へのフィードバックを行うことにしました。青空受付は、保護者からも「これなら安心」と喜ばれたそうです。

最初の緊急事態宣言が解除された後、6月からは対面授業を再開。その時には「スリッパの使用後はアルコールで消毒して、さらに1日陰干し」、「接触感染防止のため、ドアノブや家具の取っ手をはじめハンガーなども消毒」といった徹底した感染対策を行いました。

なかなか目につきにくい箇所、見落としそうなポイントなど、PCが苦手であってもベテランらしい視点や気づき、またスタッフ全員の柔軟な思考が、さまざまな改善や工夫につながりました。

このようなスタッフの努力や対応を実際に目にし、驚かれていた保護者の方々は、コロナ禍で新規プロモーションが難しい時期に、知人をご紹介くださり、見学を勧めたりしてくださったそうです。

結果、この教室では夏以降、前年より多くの入会を記録しました。 

豊富な経験から生まれた視野の広い気づき、柔軟な思考、独自の工夫。そしてこれらを実現できたチームワーク。この教室の強みがここで生まれ、スタッフ一同がそれを認識できる機会だったことは間違いありません。

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