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神回あらわる。コミュニティのしくみや設計って、やっぱり大事だ。ー第1回 Nサロン未来会議(プレイバック)

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(追記:2019年7月31日)
なぜか2月からずーっと眠っていた下書きを掘り起こして投稿しています。
これは2019年2月、Nサロンの流れがぐっと変わった回のお話。

そして現在リスタートしている、Nサロンの8月の定例会は
このNサロン未来会議の講師、黒田さんによる
「Nサロンデザイン」なのです。

「インフルエンサーではない僕らのコミュニティデザイン」をテーマに、どうすれば誰もが居場所のあるコミュニティを作れるのかについて学ぶらしいです。まだ間に合うので、興味がある人はぜひNサロンへ!

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先日、Nサロンのゼミの一つでもある「Nサロン未来会議」に参加してきた。このゼミのファシリテーターは黒田悠介さん。コミュニティデザイナーの手腕が光る、いわばアニメで言う「神回」のような初回ゼミだった。

未来会議の概要や詳しい内容は、に当日のビジュアル付きでまとめてくださっている!ので、まとめは他のみなさんにお任せして、わたしは当日感じたことを中心に書き留めておこうかと思う。

第1回目ゼミのの簡単な流れとしては、参加者がなぜこのサロンに入ったのかという目的の確認と、じゃ、このコミュニティを活かしていくにはどうしたらいいのかをみんなで議論しながら発展させていくという趣旨の内容だ。

みんながなんとなく思っていたことをかたちに

後半、各チームから出てきた議論したいテーマかた投票数の多かった3つのテーマで話し合いがされたのだが、わたしが参加した議論テーマはずばり「みんなとなかよくなるにはどうしたらいいか?」(これを発案したチームの人曰く、あえての「ひらがな」らしい。その気持ちわかる。Nサロンは「ひらがな」がほんとうによく似合う)

まずは「なかよくなる」の定義は、3か月のサロンが終わったあとも繋がり続けていけるような関係と設定した。ビジモキャンプのようなゼミはチーム制だから仲間をつくりやすいけど、他のゼミってなかなか繋がるタイミングが難しいよね、飲みにとか行きたいよね、という話の中で「なぜ、じぶんから声をかけられないのか?」という話になった。

こたえは明白、「いきなり誘って断られるのが怖い」だった。

そこで私たちのチームで出てきた、今すぐ試せそうなアイデアは以下のようなものでした。

・今日この後どうですか?バッチをつける(飲み・珈琲・スイーツなど)
・ゼミとか関係なくだれでも来れる「もくもく会」を開催したい
・1人で誘うのではなく、2人以上揃った時点で誘う
(断られる、反応がないということを仕組みとしてなくす)

全体シェアの時に「今日この後どうですか?バッチ」を提案したところ、会場からめちゃくちゃいい反応を頂けた。やっぱりみんな同じこと思ってたんだね!という一気に距離が近まった感じ。そして、すぐにデザイナーにお願いしてつくる!と言っていただけて最高でした。他の案も終わった後に個別に水Pさんにご相談。こうやってどんどん良くなっていく感じが最高にいい。(※このあと1期はちょい飲み部爆誕のおかげでバッチがなくても自然に誘い誘われができるコミュニティになったけど、とてもいいよね)

場を肯定し、うけいれてくれる「あたたかさ」

とにかくNサロンは運営側も参加側も双方が「あたたかい」。伝わるだろうか、もはや温かいという漢字をつかうことさえ憚られるような「あたたかさ」が確かにこのサロンにはある。どんなバックボーンの人でも、どんな考えをもっている人でも、みんながここに参加したいという共通の想いだけでこのサロンが成り立っているのは本当にすごい。だってこの日話してみたいテーマを決める時も、みんな明確な「絶対これをやるんだ!」みたいな目的が全員あるわけじゃなく、ここに来たらいいことがあるんじゃないか?というわりと直感に近い感覚で参加を決意した人が多いのだ。手探り感がすごい。でもそれが逆に自分たち次第でもっとこのコミュニティはよくなるはず、という第1期生ならではのいいところだと思う。それが運営側も参加者側もお互いに場を肯定し、うけいれる「あたたかさ」に繋がっている。

ここに参加したこと自体がもしかしたらコンフォートゾーンの外に出る第一歩なのかもしれない。こんなあたたかさがあればもっと外に外に出ていける、そんな気がする。

必ず各個人が成果を持ち帰れる仕組み

しっかりと「当日の成果」を持ち帰れるようになっている。各個人それぞれの今日の学びを自分の言葉で語る、そうすることで自分がよりこのコミュニティに主体的に参加することができる。そんな仕組みがうっかりできあがっているのだ。感動。

お山の大将が発生しないサロンって珍しくない?

というわけで、Nサロン未来会議はとってもいいスタートを切ったわけですが、ここまで複数のゼミに参加して薄々感じていたことがあった。それはこういうコミュニティに必ずと言っていいほど発生しがちに「お山の大将とその取り巻き」が発生していないことだ。そろそろ出てくるかな?と思っていたが、おどろくほどフラットだ。

よく考えたら、このあとどうですか?バッチってめちゃくちゃかわいくないですか?????なんだ、他の人もみんなと話したかったんじゃん!というなんともいえないみなさんの奥ゆかしさを感じた瞬間であった。

さっそくこのゼミ終了時に同じチームだったメンバーで二次会のベローチェへと繰り出したのだった。

というわけで、Nサロン未来会議めっちゃよかった。
今後も楽しみなゼミのひとつです。

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「おいしいものを食べている時がいちばん幸せそうな顔をしているね」とよく言われます。一緒においしいもの食べにいきましょう。