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声がでかいバーチャル者の悩み-VR騒音を解決する旅(序章)

こんにち野菜!野菜ゆうき
ずっとVR防音に悩んでるので、その道を書いてみました。
(まだ途中です。)

注:ここではリアル写真がめちゃくちゃ出てきますので苦手な方は回れ右してくださいね。

僕は、SHOWROOMで配信などをやっているバーチャルの配信者です。
デスクに向かって配信しているときは、全く指摘がなかったのですが、VRやってるときについに騒音で家族に指摘されてしまい、VR防音を悩むnoteとなります。
誰かのお役に立てたら幸いです。

野菜家スペック:木造戸建て、家族住まい
野菜ゆうき声帯スペック:出そうと思ったら100ホーン出る

きっかけ

はや2年ほど前。
VR機材を手にして大喜びしてたその時の話。
VRChatでVRoidユーザーの交流会があるので参加することにしました。

「わーい!VRでみんなに会えるぞ!」な気持ちだったのですが…

知ってますか?VRChatって遠くの音が減衰するんです。
遠くの人を呼ぶときに自然と大声で呼んでしまうんです。
あと、VRなのでリアル方向気にせず喋ってしまうんです。
(配信のときは壁の先に家族はいない)

ということで、どうやら階下にいる家族の所に大声が届いてたらしく…

「何があったの?叫んでたけど…!」
「流石に声大きすぎない…?もう少し小声で喋れない…?」

と、言われてしまいました…

そんなこんなで、集会など大勢の人がいる場には、これを機に行きづらくなってしまいました…

今の所、窓の外には大きく漏れていないようなのと、お隣さんへの距離があるので、ご近所迷惑とまではなっていないようです。
自分の家族だけです。

あと、配信は誰もいない方向を向いてやっているからか、特に気にならないといわれてますし、
リモート打ち合わせなどでオンラインでお話している時も特には…って感じです。
(気をつけてるところは、歌配信。自分の歌声は声量が半端ないのを自覚しているので、カラオケに行ってやってます)

つまり、VRが問題。

このメタバースだなんだとか言われている時代に、VR…
VRで遊んでる人たち、音問題どうしてるんですか!?
なんで賃貸に住んでても大丈夫なんですか!?

しかしながら、同じ家に住んでる家族に活動のことを認めていただけないみたいなことになってしまったらまずい…

というわけで、本格的にVR部屋の防音化に取り組み始めました。

最初のアクション:
ホームセンターに売ってた黒いふわふわを扉に貼る

防音の知識がない状態で、1諭吉握りしめてホームセンターに行きました。
そこに、吸音+遮音って書いてる黒いふわふわのヤツを買いました。他の吸音材より10分の1低減!ってうたってます。すげー!!

こういう容姿をしてます。

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こいつを扉にペタペタ貼りました。やったことはそれだけ!
もうめちゃカンペキーって思ったので、

「さあ!防音対策したぞ!VR入るぞ!集会行くぞ!!!!」

張り切ってVRでの集会に参加しました。
しかし翌日…

「ゆうきさあ…昨日声がさあ…」

…どうやら失敗だったようです。
そこそこお金をかけてやったことが、無駄だったと思ってガッカリしました。
(後述しますが、自分の知識不足のせいですので製品のせいではありません)

製品はこれ

そのあと、VRは極力控えめにしつつ、どうにかせねばーと思いつつ、時間が立ち…
そんなときにこれを発見しました。

次のアクション:自作ハッシュミー

VRのみなさんが防音対策で「ハッシュミー」ってやつを使ってるので、調べました。

ハッシュミー公式サイト

(高…)
(音質も悪いって言ってる、そりゃ密閉するからそうかな…)

ちょっとこの金額出す前に自作でどうにかならんか…って思ったときに、こちらのツイートを見かけました。

ええ!防音材余りあるし、これやってみよう!!

…と思って、次のVRoid集会へ。
しかし、ちょっとやってみたらほんとに苦しい!
あと、ゴーグルのカメラにちょっとでもかぶるとうまく動かない…

ダメだ〜!!!これは失敗だ!!!!

ってことで、集会ではボソボソとあまり喋らず終わりました…
(全然喋ってる感じがしない…涙)

そんなこんなで、VRはあるけどそんなに活用できないな…と思いながら、また月日が経ち。
そんな中で、VRで喋る必然性が出てきたのでした。

スタジオ借りるか…PC持っていってVIVE一式持っていって…
VRレンタルスタジオ行くか…
とかマゴマゴしてたのですが、調べると1回1諭吉さん飛んでいく計算なので
「いや、それだと毎回VRやるたびに大出費するじゃん!!」
って思ってしまい、再度、部屋の防音化の検討し始めました。

防音の知識を身につける

まずは前の扉に貼った防音じゃ何がダメだったのかと考え、知識を身につけることにしました。

ピアリビングさんの記事を読んだり。
防音カーテンや資材などの口コミを読んだり。
Youtuberのみなさんの防音動画を読んだりしました。

まず、方法について。
業者におまかせするか、DIYでできる限りやるかの2択になります。

業者におまかせして本格的に防音工事をする場合

■メリット
音漏れは基本しない
■デメリット
おうちを重さに耐えうる構造にしないといけない大工事になる
200万以上の出費の覚悟が必要

自分で防音DIYする場合

■メリット
200万はかからないとはず
■デメリット
音を完全に消すのは難しい(そのため、現在からどれくらい音を減らせるかという観点になる)

自分は、家族と話して、後者の自分で防音DIYを選択しました。

だとしたら、次は知識です。
防音には下記2つが重要そうです。

・隙間を封じること
・遮音シート+吸音材のコンボが必要なこと

黒いフワフワを貼った扉を見返したところ、めっちゃ隙間がありました…
(住宅はそもそもそういう構造のようで)

我が部屋でやらなくちゃいけない場所は4箇所あります。
「扉」「窓」「壁」「床」の3つです。
そのため、お金が溜まり次第徐々に防音対策を増やしていく作戦を取ろうと思います。

■扉
  その1 扉の隙間を閉じる
  その2 防音材を遮音シート+吸音材の構成に変更
  その3 防音カーテン
  最終奥義 扉を防音扉にする(工事を入れる)
  
■窓
 その1 防音カーテン
 その2 防音パネル
 最終奥義 二重サッシ(工事を入れる)

■壁
 その1 防音材を遮音シート+吸音材の構成で貼っていく

■床
 その1 防音カーペットに変更

つまり、ピアリビングさんに課金をすれば、どれくらい防音生活になるのかのチャレンジです。


次のアクション:扉を再度改造しよう

というわけで、再チャレンジです!


1.すきまテープで扉のすきまを閉じる
買ったのはこれ。
まず、すきまテープで扉の上部の戸当り・左右の戸当りに貼ります。
計算が間違ってしまい、厚みが薄かったので隙間ができてしまったので2重で貼りました。

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次に扉下は、1.5センチくらい隙間が空いてたので、スロープを付けて、その先にすきまテープを貼りました。

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すきまテープ4巻くらい

2.遮音シート+吸音材に貼り替える

扉を、黒いフワフワから、黒いフワフワの下に遮音シートを貼るということです。(吸音材は現在発注中なので、一旦これで)

寸法を測って(雑設計図)

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一旦養生でカバーして…

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遮音シートに設計図どおりの遮音シートを貼ってから

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もとのフワフワを貼りました

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完成!!!!!!

使ったもの

↑これを6本くらい

とりあえずこの方法でどれくらい音が緩和されたのか?スピーカーで試してみました。
結果はこちら〜〜〜!!

平均60db→40db!!!!

20dbも減ったら結構感動モノです。
あと、副次的に効果があったこととして、隙間を閉じると隙間風がなくなるので、部屋が暖かいですヽ(=´▽`=)ノ

ここまで扉防音にかけた金額…おおよそ
23,000円くらい!!!
…を、数ヶ月にかけて実践しました。

ただ、この騒音表を見る限り、大声が80dbだと仮定して、50dbくらいまで落ちるといいなぁと考えると、まだまだやらなくちゃいけないかなあと思っています。もう扉だけの問題じゃない領域になってきたのかも?
引き続き強化したらお知らせします。


(こういう方法を試したけど効果があったよーなど、教えてくださると嬉しいです!)

次は、「防音カーテン」を試してみようと思います。

声がでかいバーチャル者の悩みは続く。



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