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King Gnu Dome Tour 『THE GREATEST UNKNOWN』 京セラの中心で命揺らせ 大阪Day1ライブレポ(セトリネタバレあり)


みなさん、King Gnu 好きですか?


とてもながいまえがき


押しも押されもせぬヌーの王様ですが、
彼らを認知したのは関ジャムという番組で次にブレイクするアーティスト特集という企画でした。

そこから本当に大ブレイクしていろんなところで聞くようになりましたね。

アニメが好きでよく見るのだけど
BANANA FISHで「Prayer X」
王様ランキングを見て「BOY」
呪術廻戦で「一途、逆夢、SPECIALZ」

そのほかドラマやCMでもいつのまにか知っている曲が増えていく。そんな存在になってましたねー。

Teenager Forever のMVだいすきです。

YouTubeで関連動画を見始める
カブトムシやミュージックアワーのデュエットは最高でした。

世代を超えて音楽でつながってる。というような耳ざわりのよい表現は置いておいてエンタメとして純粋に楽しい!

だんだん個人にも興味関心がでてきて、先のオールナイトニッポンのKing Gnu メンバー回を聴いて、どういうコンテキストでいまに至っているかやメンバー同士の関係性、文字には起こせないようなエピソードも含めて「King Gnu いいなあ」という気持ちが膨らんでいったのでした。

アルバムが出るんだー、ツアーするんだー、ダメ元で応募してみるかー

ってことで 【チケット先行受付シリアルナンバー付き】 THE GREATEST UNKNOWN [Blu-ray付初回生産限定盤] を購入したのが 2023/09/13 でした。

日程と開催地を鑑みて大阪Day1しか候補がなかったので1点張り全BETということでシートもSSに応募したのでした。

当選して入金してローチケアプリでログインして準備万端です。

アルバムが発売されても大晦日になっても年を越しても電子チケットは出ないので本当に当たっているのか?と思った日もありましたが。

いざゆかん約束の地、京セラドーム

会場到着。すごい人だかり。人の壁。
階段の途中にいるスタッフが「QRコードをだしてくださーい」というので「え、QRコードとは」となり焦る。あここグッズ購入列だということがわかって、知ってましたけど顔でゲートをめざす。

約束のゲート6。
4ヶ月温めた電子チケットを提示するとスタッフが一瞥し、2本指でシャッとスワイプ。すると「入場済み」の電子印がマークされた。おおと気持ちも高まってアリーナへと続く階段を下っていく。

約束のSS。31。京セラドームのほぼ中心点。

着席。深呼吸。パイプ椅子。となり席とのマージンはほぼゼロ。アリーナってこんなギチギチなんですね。

前を見る。メインステージ両脇には正方形の超巨大スクリーン。ステージは山のような形をしたセットが見える。ドラムやマイクスタンドがかろうじて見えた。

周りを見渡す。アナウンスが定期的に流れる。著作権保護のための注意喚起だったが、シャッター音がBGMがわりに聞こえた。正直ものが莫迦を見るなんてと思いながらもヨガと鬼滅で鍛えた呼吸をする。ペットボトルの水をひとくち。

開演

17:00。少し進んで17:05ごろだったとおもう。
暗転し、会場の空気が変わった。

オープニング映像がスクリーンで流れはじめ音と光にぐわっと体が圧される感覚。ライブに慣らし運転はないのだ。

SPECIALZ

会場のボルテージは一気にトップギアだった。
初日はセットリストも演出も分からないからこその熱気がある。なんども聴いてきたはずの音が歌声が言葉がびしびしと五感に刺さってくる。

SPECIALZ
一途
千両役者
STARDOM
MIRROR
カメレオン
DARE??
白日
硝子窓

2ΜΟЯΟ
Vinyl
W●RKAHOLIC
):阿修羅:(
δ
逆夢
IKAROS
Slumberland
Sorrows
Flash!!!
BOY
SUNNY SIDE UP
雨燦々

三文小説
ЯOЯЯIM

-アンコール-
Teenager forever
飛行艇

https://report-newage.com/31654

スクリーンを生かしたダイナミックな演出は没入度が高く、レーザーや炎などの特効も要所要所に織り交ぜてインパクトがあった。

MCはこれまで見たどのコンサートのMCより台本なしだった。
井口さんがしゃべりはじめることは想定の範疇だったが、話題をふくらまそうとしても3人が応答しない、ひとことつぶやくだけみたいな時間はほっこりした。常田さんにいたっては楽器での応答に「やっぱ King Gnu いいわあ」

終盤にさしかかった BOY、SUNNY SIDE UP、雨燦々 の流れで、あのころ少年だった自分自身を懐古し、少年ではいられなくなるのかという寂しさ、ノスタルジーを感じた。あのときと同じくらいの年になった自分の子の成長をふとおもいだしたりして、人生と音楽が織物のように重なるのってすてきすぎないか?とかいっちょ前に考えていた気がする。ただいっしょになって合唱していた気もする。

一体になったアンコール、終演

アンコールの2曲に入る前に、井口さんが

「ちなみになんだけど、MAXでどれくらいの声でるの?」

京セラに集まった全Gnuが声を張り上げるとドームがどよめき、King Gnu も驚嘆の表情。

「なんだよー。ちょっとがっかりだな笑」

みんなもっと声をはりあげ続けたいとおもってた。
生音源だし、初日だし、聴きたい気持ちがやっぱりある。

Teenager forever、飛行艇

全Gnuさん『もうこれで終わってもいい‥‥だから‥‥ありったけを‥‥』

大合唱、大シャウト、大ハンズアップ、大クラップ。

すべてを最高出力で出し切ったアンコールは最高に King Gnu だったし、この空間こそライブを全身で感じられた。4ヶ月前のオレ、ありがとうと心から思った。これからもやりたいと思っている何かがあったらすぐに実行しよう。直感はまちがってなかったぞ。

「全部出しきれ、いいことも、わるいことも」

常田さんのそんなセリフがフィナーレを迎える飛行艇のさなか聞こえた。
清濁を併せ呑んで、今宵を飛び回る。

つぎはどんな夢を見に行こうか。命揺らして。

筆者あとがき

ここまで読んで頂いてる方のために。
乱文、乱筆のかぎりを尽くして2,000文字超も書いてしまいました。
経験上、推敲をすると熱量が失せていくので今回は書きっぱなしで公開しました。おなじ会場にいらしたみなさんお疲れ様でした。たのしかったですね。熱かったですね。かっこよかったですね。
チャンスがめぐってまた今回のようなタイミングがあればその時はよろしくお願いします。

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