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【想定外】現地の方のお宅訪問&世界遺産グラン・バッサムの歴史都市を巡る🇨🇮

今回はコートジボワールの世界遺産「グラン・バッサムの歴史都市」をレビューしていきます。
前日、宿のスタッフPhoebe(フィビィ)に「明日グラン・バッサムに行きたいんだよねー」と話したら、Phoebeはグラン・バッサム出身でちょうど明日帰省する予定だったとのこと。一緒に行って案内してもらうことになりました。ここから色々な思い出ができあがります…!

グラン・バッサムの歴史都市とは

グラン・バッサム(フランス語:Grand-Bassam)とは、2012年に登録されたコートジボワール唯一の世界文化遺産です。ちなみにコートジボワールには、グラン・バッサム以外に3つの世界遺産があります。
1885年にベルリン条約でコートジボワールのフランス領有が確定した際、グラン・バッサムは首都として都市開発が行われました。1893年に正式に仏領コートジボワールの首都になりましたが、黄熱病の流行により人口が4分の1にまで激減してしまいます。1900年にグラン・バッサム北西のバンジェルヴィルに首都が移転します。その後、アビジャンが建設されると、政治・経済の中心はそちらに移ります。歴史的建造物の他にビーチなども楽しむことができます。

アビジャンからの行き方

休日にも関わらずPhoebeに朝8時に宿まで迎えに来てもらい、アビジャン市内のバスターミナルまで向かいました。アビジャンからグラン・バッサムまでは乗合バスを利用しました。
トレッシュビル(Treichville)にある「Gare de Bassam」からバスが出ています。

「Gare de Bassam」内のチケットカウンターで料金を支払います。
1人2,000CFAフラン(≒480円)でした。乗合バスは15分ほどで人が集まり発車。
バスの定員がきちんと守られていたので安心でした。(アフリカあるあるで3人席に4〜5人、2人席に3〜4人座ることがある)
現地の人はグラン・バッサムのことを「バッサム」と呼んでいました。ここからは私のバッサムと呼びます。

乗合バス

バッサムまでの片側2車線道路は綺麗に舗装されていて、ガタガタすることはなく快適でした。揺られること1時間弱。Phoebeの実家があるエリアに到着。郊外の小さな町でした。1本脇道に入るとコンクリート舗装されておらず、子供達が砂の上で遊んでいるのがとても可愛らしかったです。

砂がサラサラで歩き心地が良かった

まずはPhoebeの実家へ

乗合バスを降りて5分ほど歩いたところにPhoebeの実家がありました。ところが、30分ほど待ちましたが誰にも会えず、歴史的建造物があるエリアまで行くことになりました。乗合タクシーで1人200CFAフラン(≒48円)。

実家近くにあった3階建マンションからの眺め。みんな知り合いでPhoebeはすれ違う人みんなに挨拶してました。素敵。

昼食

世界遺産を巡りたかったのですが、Phoebeがお腹空いたというので早めの昼食を取ることにしました。気持ち良いテラス席でいただきました。雨季ということもあってジメジメしていたのですが、ここは風が通って気持ちよかったです。

アチェケ(Attiéké)たち。
バナナ

どれも美味しかったけど、手で食べるの下手すぎて笑われていました笑

ネイル中にトーーーク

食べた後は2人でフットネイルをすることにしました。バッサムでネイルするとは思わなかった笑

日本とはぜんぜん違うカラーバリエーションで面白い

普通のマニキュアでしたが、形を整えてくれて、私好みの色味で大満足!帰国後も「色綺麗だね」と何人かに褒められました。嬉しい笑
Phoebeが白とオレンジのバイカラーだったので、2人合わせるとちょうどコートジボワールカラー🇨🇮に。事前打ち合わせなしでこうなったので2人で大爆笑しました。

500CFAフラン(≒120円)。足にハエとまってたの気づかなかった、、、

ネイル中は経歴や家族のことを話しました。Phoebeは英語を学ぶためガーナの大学に進学したそうです。卒業後、就職活動をしましたが、オフィスに勤めるような所謂ホワイトカラーの仕事には就けず、レストランで働いていたそうです。フランス語も英語も堪能だったら、みんな欲しい人材じゃないの?と思いましたが、就職の口数がそもそも少なかったり、日本と状況は違うんだなあと感じました。
今年4月にコートジボワールに戻ってきて、現在の仕事に就いたそうです。休みは日曜のみ、週6日勤務しているそうです。貴重な休みを使ってグラン・バッサム案内をしてくれて、なんて優しんだと思いました。
Phoebeは6人きょうだいの下から2番目。何番目かのお兄さんはカナダにいるそうです。Phoebeはガーナに行ったりと国際的なきょうだいなんだなあ感じました。Phoebeは31歳で、一番下の子は私と同い年26歳と言っていました。

お人形さんのような姪っ子とご対面

ネイルの後、乗合タクシーでPhoebeのお兄さんのお家に向かい、生後1ヶ月の可愛すぎる姪っ子に会いました。Phoebeはお祝いにお尻拭きや洗剤等の日用品をダンボール1箱分プレゼントしていました。優しいですね。
姪っ子、めちゃくちゃ可愛かった…目がくるっと大きくて人形さんみたいでした。まじで癒された。写真載せたいけど無断掲載になってしまうので控えます。

お父さんとお会い

姪っ子に癒されていると、お父さんから「家に帰ってきたよ」と連絡が来たので本日2度目のPhoebeの実家へ。お父さんはとても優しい方で、突然やってきたアジア人を快く迎え入れてくださいました。フランス語がわからない私に対して、できる限り英語で話しかけてくださいました。バッサムの歴史や首都の移り変わりを教えてくださいました。もしまたコートジボワールに行ったらお会いしたいです。

ここまで全く観光できておらず、想定外のことしか起きていませんが、現地の人たちのリアルな生活を見せてもらえたし、可愛い赤ちゃんに会えたし、貴重な経験ができて良かったです。

ゴミだらけのビーチ

お父さんと別れた後はビーチへ。ビーチ入る際パスポート見せてと言われ見せました。見せたらすぐ入れました。
音楽が大音量で流れて若者たちが大勢いました。ビーチに陽キャが集まるのは世界共通なんですかね笑
天気があまり良くなかったせいか、波が異常に高かくて怖かった。。
海沿いにはホテルたくさんあったので、バッサムで一泊するのもありだったかなと思いました!

ゴミがたくさん落ちていました
ナッツ。量がすごい!

念願の歴史的建造物

その後は世界遺産として登録されている建物をいくつか見にいきました。博物館的なところもあったそうですが、時間的に行けず。

すっかり痛んでしまった歴史的建造物。
その2。

帰りまで優しいPhoebe

1日中歩き回ったので、Phoebeも私もヘトヘト。一通り見終わったので帰路へ。

帰りは普通のバスで帰りました。時間かかるかなと思いましたが、1時間ちょっとでアビジャンへ到着。アビジャンといってもクマシに着いたので、そこから乗合バスでアジャメへ。アジャメからPhoebeの家と宿は方向が違うので、私は1人でYANGOで帰りました。PhoebeがYANGOの運転手に「私がフランス語ができないこと」「宿に到着したら運転手からPhoebeへ電話を入れること」を伝えてくれました。最後の最後まで優しい。。無事宿へ到着。宿のレストランで夕飯を食べ1日が終わりました。

これこそ旅の醍醐味

観光スポットをすべて見ることはできませんでしたが、旅の醍醐味を感じられた1日でした。旅程をバッチリ組んだ旅行も好きですが、ノープランで行き当たりばったりで行く方が好きです。
「すごい」とか「感動した」という感情は、自分の期待を越えた時に感じると思うんです。インスタでめちゃくちゃ映えていて期待値が高い観光スポットに行ったら、裸眼で見たらそうでもなかったみたいなことあるじゃないですか笑
行き当たりばったりの旅行は、そもそも何も期待していないので、常にすごい!となります。それが堪らなく好きです。

素敵なスタッフがいる宿の紹介

ビザ取得時にホテル情報を提出しないといけなので、booking.comで適当に予約した宿でしたが、本当に素敵な思い出ができました。
●ホテル名:Détente Hôtel →booking.comはこちら
●住所:Banco Nord Abidjan Côte d’Ivoire, Yopougon, Abidjan
1泊あたり朝食付きで27,900CFAフラン(≒6,698円)でした。
booking.comの評価8.2と2つ星ホテルにしては高い方だと思います。
難点は立地です。ヨプゴンというエリアにあるのですが、中心街からは少し離れています。頻繁に渋滞するので、中心街へ行くのにも時間がかかります。また、コートジボワール到着して1〜2日目で慣れていないということもあってか、雰囲気的に何かを察し、1人で宿周辺を散歩したりはしませんでした。プラトーやマルコリーとは異なりました。
ですが、宿自体は清潔感があり、中庭が可愛くて座っているだけでテンション上がります。スタッフの対応や値段を取るならば、おすすめです!

次回は他の街についてご紹介します。




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