このマガジンについて

(Last Updated : 2019.8.14 / Version.1)

このマガジンは、デザインについて様々な角度から説明する「デザインの基礎的な教科書づくり」を目指しています。

このマガジンは、デザインの大学教員2名で共同執筆しています。各々担当を決めて執筆しているので、文体には若干の揺れが生じるやもしれませんが、その辺りはご容赦いただければ幸いです。

マガジンおよびノートのルールについて

このマガジンでは1ノート100円の値段設定をしています。マガジンの値段は1ノート追加される毎に100円ずつ値上がりします。ある一定以上(20ノートを想定)ノートが追加されたらマガジンの値段は固定化する予定です。

また、各ノートも適宜アップデートする予定です。なお、バージョンおよびアップデート日時は各ノートの冒頭部分に記載します。アップデート箇所の要約についてはノート文末に記載します。

「約15年」

やや唐突かもしれませんが、この数字は一体何の数字かというと、このマガジンを書くのにかかった年月です(いまだもって終わっていないので、この年数もまた更新されると思いますが・・・)。

人によっては「よくもまぁ飽きもせず」と思うかもしれませんし、人によっては「何故そんなに時間がかかるのだ!?」と思うかもしれません。この数字に関する感想は十人十色かと思いますが、とりあえず15年かかった理由をごく簡単に説明すると「どうも納得がいかなかった」というだけです。納得がいかなかった理由は様々なのですが、概ね「新たな疑問が浮かんでしまった」か「内容の矛盾点に気がついてしまった」の2つに理由は集約されます。2人の著者による共同執筆だからこそ余計に相手が書いているパートのおかしな部分が気になってしまうのでしょう。なにせお互い頑固者ですから。

そんなこんなで、この本を書きながら、ついうっかり気がついてしまった点について議論をするわけです。時には喫茶店で、時には居酒屋で、何なら電車の中でも・・・。つい先日は、道端で議論になりました。議論というと聞こえがいいですが、傍から見たらただの喧嘩にしか見えないと思います。それぐらいの勢いなので、生半可なことでは議論は終わりません。時には交渉決裂に至り、執筆が頓挫することもしばしばあります。

でも、お互い同じ業界にいますので、しばらくするとある日うっかり仕事で顔を合わせてしまいます。すると、ついデザインの話になってしまい、また議論になる。でもちょっとだけ冷却期間を置いたせいか、今度はお互いに考えが進化して合意に至る。そしてまた書き始める。でも、途中で気になる点が出てきてしまう。また議論が始まる・・・。その繰り返しをやっている間に気がつけば15年経っていた。といった感じです。なにせお互い頑固者ですから。

でも、今この議論を振り返ってみれば「ある種の熟成工程みたいなものかなぁ」と思う次第です。桶の中で醪が発酵するかのような、そんな感じでしょうか。発酵も行き過ぎると腐敗してしまうので頃合いが大事ですが、何となく最近になって議論がまとまらなくなることも少なくなってきました。ちょうど頃合いなのかもしれません。

15年熟成、ウイスキーで考えたらちょうどよい頃合いのような気がします。1冊の本にかける時間としては少し長い気もしますが・・・。いずれにせよ、早くしないと腐っちゃうので、ここいらでマガジンとして公開に踏み切り始めた次第です。

当初はデザイン業界の行く末を案じて「このままではデザインが危ない!」という刺々しい思いで筆を取ったのですが、約15年の熟成過程を経て、今では「デザインに興味を持ってくれた人達が、デザインのことをもっと身近に感じてくれたらいいなぁ。」ぐらいに変わってきました。味わいで言ったら、まろやかな味わいに変わった感じがします。

このマガジンの目的

と、だいぶ前置きが長くなりましたが、「はじめに」の本題に移ろうと思います。このマガジンの目的は「デザインをもっと身近に感じてもらおう!」ことです。といっても「デザインされたモノを解説する本」でもなければ「明日からデザインが上手くなる」的なHow to本でもありません。

デザインをする際に行なう種々の行動について「何故それが必要なのか?」や「どういう意味があるのか?」といったことを、なるべく分かりやすく体系的に解説するマガジンです。

なので、このマガジンを読んだからといって、急にデザインが上達することは無いと思います。でも、このマガジンを読み終わった時、デザインのことがちょっとだけ分かったような気がして「私もデザインしてみようかな」と思うかもしれません。そう感じでもらえたら我々も心置きなく成仏できます。

そんな内容なのですが、デザインということを真剣に考え始めると、実に様々なことを考察しなければならないので、各ノートも量は多めです。一応、スラスラ読めるようには頑張ってみましたので、長めではありますが、各々お付き合いいただければ幸いです。

少し長い旅になりますが、いざデザインの海へ船出しましょう。

この続きをみるには

この続き:0文字
この記事が含まれているマガジンを購入する
書籍化することを念頭に書いていましたが、とりあえず出来たものからnoteで有料公開しながら書くことにしました。

「デザインの本を書こう」という話からスタートした文章ですが、中々全部書ききらないので「もう、出来たものから有料公開しちゃおっか!」とい...

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

5

蘆澤 雄亮

元・グッドデザイン賞の事務局員、現・大学教員です。

デザインのしくみ

「デザインの本を書こう」という話からスタートした文章ですが、中々全部書ききらないので「もう、出来たものから有料公開しちゃおっか!」というノリではじめました。書き上がったものから随時有料公開します。1ノートあたりの販売を前提とし、マガジンの料金もマガジン数に応じてアップする予...
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。