@001 印西市のカフェ「宮崎邸」

先日、妻の誕生日ということで休みを取り、ちょいと遠出をしてみました。訪れたのは千葉県印西市にある古民家カフェ「宮崎邸」です。たまたまご主人と雑談をしたのですが、これまた面白かったので、その話を少し。

そもそも宮崎邸とは?

千葉県印西市は「千葉ニュータウン中央」駅から車で約10分程度のところにある古民家カフェです。家がぽつぽつと建っている農村地帯の中にあります。営業は「木・金・土」の11〜17時のみです。ランチは日替わり1種類のみで1,800円です。今回はランチのみでお邪魔したので、カフェの値段は分かりませんが、「主婦が井戸端会議によくくる」と言っていたので、恐らくは普通な値段設定だと思います。

カフェになるずっと前「壊すか残すかの悩み」

築200年を超える農家造りの古民家だった宮崎家。壊すかどうか悩んだ時もあったそうで。ただ、代々受け継いだものを壊すのも忍びないということもあって、10年近く「どうしようか」と悩んだそうです。
100年以上続いている古民家によくある話ですが、柱や梁にとてもよい木が使われています。それだけに余計に壊すのが忍びない感じがします。もちろん宮崎邸も例に漏れずなので、悩むのもよく分かります。

住居としている本邸は隣に建っているので、それを考えたら余計に悩むところですよね。

いざリノベーションへ「家ごと移動」

10年近く悩んだ宮崎家ですが、いよいよ決心してリノベーションを始めました。古民家のリノベーションで案外難儀するのが基礎の補強です。古民家の場合、玉石基礎(つけもの石のような石に柱を乗せる基礎)なので、多くのケースにおいて基礎の補強が必要になります。この方法には色々とあるのですが、宮崎邸の場合は「家をジャッキアップして前側にずらして、ベタ基礎を打ち込む」という方式だったそうです。まぁ大変だったそうで。

宮崎邸に遊びに行った際は、ご主人に床下のお話でも聞いてみてください。

カフェの前身「貸しギャラリー」

さて、なんとか無事にリノベーションを終えた宮崎邸ですが、本邸は隣にあるので、この使いみちをどうするか?という話になったそうです。そこで始めたのが「場所貸し」だそうです。寄席や作家さんの展示、ヨガ教室などの場所として貸し出しを始めたそうです。ちなみにこの貸し出しは現在も続いています。

カフェのきっかけ「お茶する場所がない!」

そんなこんなで続いた場所貸しですが、宮崎邸を訪れたお客さんから「お茶する場所がない」という悩みを聞いたそうです。たしかに、周りには住居しかない場所なので、お茶する場所も無ければコンビニもないです。「じゃあ、お茶でも出すか」ということで始まったのが、カフェを始めるキッカケだそうです。

ランチは何故1種類なのか?

そんなこんなで、半ば「まぁしゃーない、やるか」的に始まったカフェですが、ランチも始めることにしました。でも、元々カフェで儲けようという気持ちもないので、どうせランチを始めるなら「いいものを提供したい」と思ったそうです。そのため「化学調味料は一切使用しない、地元の食材を使った丹精込めた料理」というコンセプトでランチ始めることにしたそうです。なので、メニューは日替わりで値段も1,800円という設定になったそうです。

この日のランチはカレーでしたが、たしかに美味しかったです。

地元の憩いの場としての宮崎邸

そんな宮崎邸ですが、地元の憩いの場として機能しているみたいです。食後にしばし縁側でのんびりさせていただいた(この感じも落ち着く感じでイイです)のですが、ご主人いわく「ウチは回転率が異常に悪いんだよねぇ」だそうで。というのも、地元の方々が井戸端会議の場として利用するらしく、ご主人いわく「まぁだいたい3時間ぐらいは普通にいるよ」だそうです。でも、元々が「まぁしゃーない、やるか」のノリで始めたので、その辺はどうでもいいらしいです(笑)

で、「地元の憩いの場だなぁ」と思う理由にはもうひとつあります。それは、地元の農家さんや花屋さんが作物の販売を行っている点です。特に野菜はすぐに売り切れちゃうそうで。筆者がお伺いしたのもお昼頃でしたが、すでにほぼ全部売り切れていました。この雰囲気がまたイイですよね。

日曜日はやっていないのでご注意を

と、宮崎邸にまつわるお話はこんな感じですが、ひとつ注意事項があります。それは「日曜日はお休みです」ということです。日曜日がお休みの理由は前述した場所貸しを日曜日にやっているからだそうです。日曜日に来てしまう方をちょいちょい見かけるそうなので、そこが忍びない点だそうです。

ということで、宮崎邸の雑談記でした。

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蘆澤 雄亮

元・グッドデザイン賞の事務局員、現・大学教員です。

ひげじいのぶらり雑談記

あちこち訪ねた中で雑談した「へぇ〜話」をダラダラ書き記してみます。
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