シングルママとして生きていく選択
音信不通な元夫(私が意図的にそうしていたのだけれど)が、
不意に私のSNSをフォローしてきた。
驚きつつ、元夫の近況を探る。
ゆるゆる、のんびり暮らしているらしい。
少し(いや、だいぶ)イラっときて、
#養育費払え とか、
#私の人生にのんびりとかゆるゆるとかいう隙間は1ミリもなかったわ !
という気持ちにもなったけれど、
ここは、スピリチュアルを推しているだけに、
瞑想して冷静になってみた。
もう好きだった頃の気持ちは思いだせないけれど、
たくさん話して、楽しく暮らしたこととか、
娘が生まれて、ただ慌ただしい日々を、共に乗り越えたこととか、
イラっとした感情の下に、いろんな想いがあったことを思い出した。
離婚の頃の私たちは、冷静に話すことが不可能だったので、
私が一方的に突き進んだところはあって、そこは少し反省した。
でも、選択したことや今の結果には、少しの後悔も未練もない。
(元々過去は全てマルだと思う主義だけれども)
最近、古い知り合いとの間で、
歌っていた頃、昔の私の話題が出て、少し胸がザワザワした。
いろんな意味で、もうあの頃のようには歌えない。
あの頃には背負うものなど何もなく、
ただ自分の可能性は無限だと思っていた。
そして、フラっとどこかに行ける、自由があった。
毎日が平和だった。
やはり、育児、仕事を1人でやりきるのは、
私にはキャパオーバーなことで、
何かを犠牲にしたり、蓋しないとやれなかった。
そして、歌わなくなった。
正確には、歌えなくなった。
私を突き動かす熱量は、どこかにいってしまっていた。
ひたすらに、毎日を生きた。
娘を守るためだけに生きた。
そうして、どんどん蓋をし、
会社員としてうまく立ち回れるようになった頃、
なんでか、歌いたい熱量が戻ってきた。
そしたら、もう、飛び出すしかないので、飛び出してみた。
婚活にも煮詰まっていたけど、煮詰まる原因にも気がついた。
私にとっての結婚は、多くの女性がそうであるように、
安定を手に入れるためのものだった。
仕事をずっと続けられないかもしれない不安とか、
シングルママと会社員〜思った以上の働く格差を考えるで書いたようなこととか、
要は相手にぶら下がりたいんだ、と。
元夫は結婚当初、いわゆる勝ち組に入るような人だったから、
何不自由なく暮らしていた。
婚活では、どこかで、そういうことを再現できそうな人を
探していたのかもしれない。
でも、私には違うんだ。
確かに仕事の不安とかは尽きないけれど、
1人で乗り越えてきた何年かが、揺るぎない強さを連れてきた。
本当にやりたいこと、本当に望むことは、
もう一度自分の可能性を信じて挑戦すること。
環境や制限に腐らず、希望を捨てないこと。
だったらば、安定のための結婚というのは無理に決まっている。
というか、結婚しなくてもいいのではないか。
割と1人が好きだし、生活にいろんなこだわりも多い。
娘と2人の暮らしの方がきっと気楽なんだ。
パートナーに求めることは、
一緒に暮らすとか、守って欲しいとかではなく、
楽しく話ができること。
娘と私を大切にしてくれること。
それのみ、となる。
だったら、いろいろ焦らなくてもいい。
自分らしくあるだけで、いい。
最近、尊敬する人に事業計画書を褒められた。
やっぱり私は仕事が好きだ。
一生働くのも悪くないと思う。
だから、結婚していた頃には、いろいろと無理があった。
そもそも私自身、結婚の目的を履き違えているし、
自分の望みややりたいことに、全然気がついていなかった。
ということで、冒頭の元夫の話。
彼に思うことは、
#1度結婚したからいろいろ気がつけた
#私は結婚に向いていないタイプだったみたい
#私たちは大丈夫だから幸せになってね !
みたいなこと。
私は、私にとって必要なことが起こって、
必要なことを選択して、必要な経験をしただけ。
彼も同じく、彼なりの苦悩があっただろうし、
いろんな思いもあったと思う。
でも、今、たぶんベストな選択だから。
これからも、それぞれの道で頑張ろう。
離婚が私にもたらしたことは、
悲しみではなく、底力の開花だったんだろう。
そして私は、また歌う。
娘と共に、私を突き動かす何か、と共に。
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