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女性のためのプチ起業〜自分の市場を探す

◾️女性のためのプチ起業〜小さなお店の収益モデル

前回の収益モデル、商品構成に続いて、

本日は、市場。自分を売り出すマーケット選びについて考える。

やりたいことが見つかって、世の中に出してみよう、という心づもりも決まったら、次はそのデビュー。それを広げる居場所を探す。

自分の商品をどこで売るか。

ただそれだけのことだけど、意外とそれは奥深く、難しい。

まず、すでにSNSのフォロワーが何千人もいるような有名人ならともかく、

どんなところに出ても、最初の頃の市場価値はほぼ無い。

何それ?あなた誰?みたいになっているし、もっというと、軽く不審者だ。

だから、デビューの場所や、市場はちゃんと検討した方が良い。

自分がちょっと”良いように”みられるような場所。周りよりも優位になれるような場所。

例えば私は、狙ってたわけでは無いけれど、

cookpadの本にレシピが載ったことがある。

専業主婦の頃、時間があり過ぎてお料理に凝っていた時だ。

お料理は好きだが、技術はそんなに無い。閲覧者もそんなにもいない。

では、なぜ選ばれたのかというと、それはきっと、

投稿していたのが、すごくマニアックなカテゴリーだったから。

ベジタリアンやローフードに凝っていた頃で、

今みたいなブームになる前だから、競合はほとんどいない。

ハンバーグとか唐揚げとか、競合が多いようなレシピは一切載せず、

余ったたくあんのアレンジとか、トルコの豆料理とか。

その料理名で検索すると、検索数が1ケタだったりするくらいのもの。

そんな、ほとんど誰も検索しないような、レシピたちなのに、

定期的につくれぽ。は届いていたし、ときどきは何かにランクインしていた。

ただ、少し計算したとことしたら、自分のブランディングだ。

”小さい子供がいる健康意識の高いママ”

ママだから、レシピは基本時短だし、

材料は代用がきくように、アレンジレシピも説明文に記載した。

マニアック過ぎると、引かれるだけだから

共感してもらえる要素、市場ウケもちょっと気にした。

クックパッドはお金にならないから、ちょっと気にするくらいでいいけれど、

お金にするなら、ここは本気で考える必要がある。

マニアック過ぎても市場が小さ過ぎてお金にならないけど、

市場ウケを狙い過ぎれば競合に埋もれる。

マニアックさ×市場ウケの絶妙なバランス

市場の選定の基本は、それだ。

自分のカラーに合うものを考える。

ちょっとくらいの、ええかっこしいは大丈夫だけれど、

カッコつけ過ぎるのも、逆にカッコ悪い。

もう一つ私の事例を出すと、

私は20代後半で、音楽のジャンルをロックからボサノヴァに変えた。

もう声張り上げて叫びたいことが無くなってきた、という心理的なこともあったのだろうけど、

音楽を長く続けるなら、勢いで勝負するのは難しくなってくる。

年を重ねてもカッコイイ、素敵と思われる音楽…と思っていた頃に、

ボサノヴァに出会った。

あるイベントを手伝っていた時に、初めてその曲を聞いた。

おこがましくも、「私の曲だ!」と体に電流が走った気がした。

それは今でも大好きな曲、アントニオカルロスジョビンの「aguas de marco」。

何語かも分からないけど、その曲を探し出して夢中で聞いた。

気がついたら、言葉は全く分からないけど、歌えるようになっていた。

縁あって、元ミスブラジルの人の前で歌った時、「あなた、ポルトガル語できるの!?」って言われたくらい(出来ないけど)、悪くはないようだ。

ボサノヴァだと、小さいカフェやbarから、気軽に声をかけてもらえるので、

赤字にならずにライブが出来た。

でもある時、大切な友人であり私の音楽の師匠でもある、音楽家taisuke enamiさんから、言われた。

「それ(ボサノヴァ)悪くないけど、あなたにはもっとしっくりくる音楽があるよ。」と。

数年後、その予言通り、誕生したのが、ピアノと声で奏でる Yasmin22 。

周りからは、”スパとかヨガの時に聞きたい音楽だね”と言われる。

そして、この音楽の市場選びは、偶然なんだけれど、facebookにはファンが700人くらいいるようになった。

せっかくなので、その(意図せずの)ブランディングもバラしておく。

なんとなく、歌詞がないから、言葉の壁はないかも。もしかしたら、海外でウケたりして、と軽いノリで思っていた。

そんなタイミングで、facebookから無料のページ広告枠がもらえた。

広告を出したことなんてないけど、とりあえず、iTunesにUPしている音楽のリンク貼って、配信先の国が選べたので、アメリカとかヨーロッパの国を適当に選んだ。

最後にふと、Yasminってアラブの言葉だ(参照:Yasmin22とアラブの人たち)と、思い出したので、アラブっぽい国と、インドあたりを選んだ。

そしたら、広告の効果で、すごい勢いでファンが増えた。

それまでは、友達数人くらいしかいないページだったのに、

もう日本人が1%以下になった。

今でも定期的に、音楽配信の利益が振り込まれている。

明細を見ていると、やはり、9割以上は海外の人だ。

なんだか、プチ起業の話からは遠くなってきたけど、

伝えたいことは、自分のやりたいこと、好きなことに、

マニアックさ×市場ウケをどう融合させていくか。

市場で認知されるまでは、ただの不審者なので、

無駄に傷つかないためにも、文句を言われにくい市場を探したほうがいい。

私がもし、日本でストリートミュージシャンを目指していたら、

あまりパッとしないと思う。

ビジネスコンサルを法人向けにやったとしたら、

オジサマたちにバカにされているかもしれない。

プチ起業家、その準備中の女性、占い鑑定で出会う人たちは、

みんな声を揃えて、「自分は普通なんで、そんなの(個性)ないです。」と言う。

確かに、そういう奥ゆかしさを良しとする、教育を受けてきたから、しょうがないのかもしれない。

でも、きっとありますって。

たぶん、市場ウケの方はわりにたやすく出てくると思うので、

先に自分のマニアックさ、自分が好きなマニアックな市場、

誇りを持って探してみてください。

なんなら、私がその個性を探し出すお手伝い、鑑定もしますんで。

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あと、これからは、市場の選定をし、自分のブランディングをする際、

社会貢献要素、人が応援したくなる要素がマストだと思う。

昔、エシカル系のイベントに関わっていた時、

ある公共の大ホールを無料で(!)、しかも、音響さんや照明さん付き(これも無料!)で貸してもらったことがある。

きっと、それは予算が余っていた時期に、若者×エシカル×NPO団体という、

市民に恥ずかしくない支出だったからであると思うけど。

そういう話はまた、次回に書いていこうと思う。

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