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Yasmin22とアラブの人たち

"Yasmin"はアラブの言葉で”ジャスミン”の意味らしい。

名付けてくれたのは、Hashimさんというアラブの人。


インド人の貿易会社に居た頃、毎日インドやアラブの人たちに囲まれていた。

Hashimさんはその中の一人で、よく日本に来て、いつもニコニコ歌いながら、

時間になれば、どこかの方角に向かってお祈りをしていた。

お互いに英語が苦手だったけど、なんだか通じ合えて仲良しだった。


インドの人たちは、牛がダメで、イスラムの人たちは、豚がダメ。

「これには入ってないか?」「これは大丈夫か?」と唯一の日本人である私に、

日本語で書かれたお菓子のパッケージを見せにくる。

ちょっと濃い、強面の顔に似合わず、みんな甘いクッキーが大好き。


そして、私が作るチャイをみんなが楽しみに待っている。

インドから社長が持って帰ってきたお茶の葉で、甘いチャイを作る。

社長から一番評価されていたのって、チャイを作ることだったような気もする。


ワーカホリックに仕事をしていた、外資系企業の後、

友だちに紹介された仕事がそれだった。

給料を交渉しないといけないとか、家族の行事を最優先する社長とか、

いろんな驚きはあったけど、働くこと、生きることに、

ちょっと自由になれたような気がした、思い出深い職場。


そして、よく社長から「お前はどこのハーフだっけ?(日本人ぽく無い)」と、

聞かれたくらい、インドやアラブの人からは、親近感のわく顔らしい。


そんな由来のYasmin22。(※22はカバラの私のライフパス)


ありがたいことに、Yasmin22の活動をほとんどしていないのに、

Facebookページの、いいね!は年々増えている。

7年前に500人超えた!と思っていたら、最近は700人になっていて感動した。

そして、そのほとんど9割がアラブの人たちだ。

何故だか全く分からないし、特にプロモーションもしていない。


特に歌詞があるわけでもないからだろうか。

何かが響いててくれるなら、この上ない。


ボサノヴァを歌っていた時も、歌詞というよりは、

何かの響きが伝われば嬉しいな、と思っていた。

日本でポルトガル語の歌、ボサノヴァを歌っても、

歌詞の意味が伝わることはほぼない。

だから、単に音とか響きとかで聞いてくれるんではないか。


いっつも忙しい頭の中が少しは静かになって、音を感じる。

私にとっての音楽は、そんな位置にある。


すぐにはアラブの方には行けないけれど、

いつかはその人たちの前で、奏でたい。


*Yasmin22 オンラインでライブを配信します。

Yasmin22

 Perform in an online piano mini concert! 

(October 21th 21:00@facebook Live

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