DJI MAVIC MINIを使いはじめて、(前メイン機であった)DJI SPARKと比べてみる

新しく199gの重量で(日本仕様は)発売されたMAVIC MINI、さすがDJI、SPARK発売から2年経つとここまで進化するのかと、期待に応えるセンセーショナルなドローンなのは間違いないのですが、では例えばSPARKと比べるとどこかどんな風に良くなったのか、そして比べて劣る部分はないのかをSPARK大好きな私が明確にしてあげていきたいと思います。

MAVIC MINIの良い点
1
畳めること、そしてその軽さ
実は広げるとほんの少しSPARKより面積の広いMAVIC MINIなのですが、やはり100gのダイエットと折りたたむことができるのは素晴らしいです。
2
3軸ジンバル じつはSPARKは2軸と一軸電子ジンバルなので、スピードモードでは地平線の上下や傾きが避けられません。なのでMAVIC MINIはSモードでも傾きがほとんどない(まれに少し傾くことがあるけどちょっとだけ)のは素晴らしいです。逆を言えば通常スピードで飛ばすとSPARKでもほぼ変わらない安定映像がSPARKでも撮れます。(フルHDではあるけど)
3 安定性
SPARKも実はスポーツモードで飛ばすスピードならそこそこの風でも正確性も安定性も見た目変わらない能力はありますが、びっくりするのはMAVIC MINIの正確性は軽いのにもかかわらず、SPARKをほとんど上回っています。とてつもなく操作に不安がないです。
4
カメラ性能
MAVIC MINIは2.7K仕様なのでフルHDのSPARKより高精細に撮れています。ただ、SPARKと比べても光の変化に弱い気もします。
端的に暗いとカメラ性能は如実に落ちるのが少し気になりますが、それくらいです。
5
プロポの送信距離
SPARKの日本仕様はなせが500Mで、実際にも300Mくらいで届かないこともたびたびあったので仕様から考えても少なくとも仕様2キロのMAVIC MINIは実測1キロは届くのかもしれないですね。ただそのとき目視できないのは間違いないのでとりあえず素晴らしきスペックだなと思うばかりです👌
6
接続のしやすさ
いやはやMAVIC MINIはプロポと機体の接続がとにかく早く終わります。3秒くらい。
プロポとスマホは有線が標準になりましたからそれだけです。 SPARKはプロポと機体の接続が30秒はかかるし、一回で成功しないときがある。この差はデカイです。アプリ内のインフォメーションもさらに速いです。飛ばしやすい。
7
pとcモード(飛行モード)はうっとりするほどなめらか
本当に安定しているのでゆっくり移動させてもなめらかさが優雅でうっとりします。そしてスピードモードでもカメラの安定性がほとんど変化ないです。
8
電費
しっかり飛ばしてもスペック通りというか、バッテリーの消耗はゆるやかです。1100mAhなのにSPARK1500mAhととんとんかさらに良いくらい。

値段
DJI SPARKは発売当初単品65800円のプロポ18800円 フライモアコンボは91800円でした。MAVIC MINIはバッテリー3つもついて59400円。これがDJIの革新の凄さ、真髄とも言えましょう。これでもかと言わんばかりのキラーアピールプライス。他社の草の根も生えないぺんぺん草です(もうparrotもいないけど)

では逆に悪い点、というかダウンした点。
1 まず最高速度
これはまああえて落としてるというかそのぶん安定性にふっている感じなのですが、みた感じSPARKが時速50キロほどなら、だいたいMAVICMINIは40キロ前後というくらいのスピードです。(充分に速いです👌)SPARKとガンガン飛ばしていると、(大きさ的に)スズメを見ても"遅いな"と思うようになりますが、そこにはあまりならない。ただしその安定性はおよそとても200gのものが風のなか移動してるとは思えないので、飛ばしてみないとそんな(軽い)もんちゃんと飛ぶかよ。と人生経験の物理学で語ってしまいがちですが、DJIの製品は人類の革新レベルなので、飛ばしてみて哲学を更新し、掌握したほうが絶対良いと思います👌
2カメラ性能(スペック以外で)
とにかく光の変動に弱いのは挙げておきたいです。転送速度は画素に見合うだけ上げているようなのですが、同じだけ綺麗になったという印象は持ちませんでした。が安定性とスペックと価格の前に突っ込めないトコロなのですが、一応
3センサーがなくなった(下以外)
SPARKにはフロントカメラと横、そして下のセンサーで通常モードで操作したときにアラームとブレーキがかかりますが、というかDJIドローンは機種ごとに通常センサーが付いており(ない方向もあるので)それを踏まえて飛ばしますが、今回MAVIC MINIは安定性と引き換えに、なんとノーセンサーです。
なので、ぶつかって落ちる可能性は高まりました。がしかしSPARKもスポーツモードにすればノーセンサーにされるので、そういったおとし穴があります。
4フロントカメラが追尾しない(ジェスチャー操作も不可)
おもしろかったフロントカメラでスマホからロックオンして空ジンバルになったのですが、それはいまのところなくなりました。が、ドローニーやヘリックスなど4つのクイックショットはMAVIC MINIにも搭載されているので、カッコイイショットは大丈夫です。ちゃんと撮れます。
が、注意なのは、サークルやヘリックス(螺旋)は思った以上にビックスケール(ジャパンスケールではない)で大きく円を描くのでそこそこの敷地では足りないので注意です。

最後にSPARKとMAVIC MINI、それぞれのこれまで撮ってみた映像を一応上げておこうかと思います。SPARKのときは海はけっこう風があったのでそこはご容赦を。二台とも3年前の人類では信じられないくらい飛んでいるハズです👌
SPARKは2年前の人類では信じられないくらい飛び。MAVIC MINIは先月の人類では信じられないくらい飛ぶのです。

DJI SPARKをスポーツモードで飛ばしてみた
https://youtu.be/HTpKZn_CXO8

全開で飛ばす日#DJI SPARK
https://youtu.be/R4Oi0DX3d58

DJI Mavic Mini 初フライト
https://youtu.be/US6VNX7F5uY

MAVIC MINIとにかく使いやすい、がまあとにかくあれこれ全然トイじゃないから(扱いには)注意が必要です。ではでは

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