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2/17放送がっちりマンデーを見て思ったこと

がっちりマンデーって勉強になるなーって思い、毎週見ております。

今回は2/17放送のがっちりマンデーをみて思ったことを書いてみます。

◆放送内容

駅でやたらと見るアノ店コノ店が儲かる!
①明大前駅でスープ②霞ヶ関駅でクレープ③経堂駅でハコ?

◆サマリ

駅ナカで見る儲かるお店を特集した放送。スープストックトーキョー、コロット、パックシティジャパンが取り上げられております。

◆女性のおひとりさまがターゲット スープストックトーキョー

言わずとしれたスープストックトーキョー。男性はあまり入らないのでは・・・と思います。とにかく女性で混んでいる印象のこのお店。駅ナカにもたくさん出しているそうです。

このお店のターゲットは女性のお一人様を狙っているそうです。男性の一人客はランチのときに、そば、ラーメン、牛丼など多くのお店がありますが、女性はあまりお店がないですよね。そこに目をつけてターゲットとした賢い戦略。

とにかく美味しいものを提供するために各店舗で毎朝仕込む、メニューは8種類(5種類だと少なく、10種類だと選ぶのが大変)、会計のときにスムーズになるように金額はメニューによらずセットで変動する料金のみ、リラックスができるように素材を木、ステンレス、間接照明、色を白と黒に統一する。様々な工夫がありました。

思ったことは、男性がちょっと入りにくいなと思うほどターゲットに刺さっていること。顧客のニーズをちゃんと捉えているのが素晴らしいと思いました。男性はスープに1000円払うのかよ!って思いがちですが、ご飯とスープ(結構ボリュームがある)2品に1000円払うのか、ラーメン(麺とスープ)に1000円払うのか、と考えればどっちも同じことですよねw 今度勇気を出して入ってみようかなと思いました。


◆男性×クレープに狙いをつけたコロット

ラップされたクレープで有名なコロットさん。通常のクレープ屋で買うと一人分のサイズで400円以上しますが、一口サイズで200円ちょっとと何個でも買いやすい形で売り出しているのが特徴的ですね。

ターゲットは、働く男性。家族へのお土産、同僚へのお土産などで活躍するものらしいです。自分が小腹が空いたときにちょっと買えるのも嬉しいことですね。私もエメラルドグリーンとかピンクとかポップな色の車やお店で売っているクレープ屋では買いにくいので、たまに買います笑 男性が買いにくいものを駅ナカ(ホーム)で提供し恥ずかしくなく買えるようにしているのもうまいなと思いました。

一般的なクレープの形と異なるため、パッと見てクレープが売っていることがわかるように訴求すること、照明を当ててくらい地下道でも見えやすくすること、キオスクのような売店を居抜きで借りているためコストが掛からないこと、2坪ほどしか面積がかからないため、1坪あたり150万程度の売上を出せること、など様々な工夫がありました。

思ったことは、本来のターゲットとは思いにくい商品でもうまく買える理由や買いやすい理由を提示してあげることで潜在的な需要を掘り起こせるのだなーということです。男性がクレープをどうどうと買う、っていうのは恥ずかしいけれど、家族へのお土産だけど何か?という感じをだせると余裕で買えるというのは納得。もちろん本当にお土産なのかもしれませんが笑 どう売るか、顧客はどうしたら買ってくれるかをうまく解決した事例だと感じました。


◆ヤマト×フランス企業で生まれた再配達問題を解決するサービスPUDO(プドー)

初めて知ったPUDOというサービスを展開するパックシティジャパン。マンションにある配達ボックスを配達ボックスがない人でも利用できるように駅に設置しちゃおう、というサービスです。

ターゲットは、配送会社。再配達をすることに膨大なコストがかかることに目をつけたサービスです。個人向けの商品配達はいまや年間40億個。そのうち2割の8億個が再配達扱いになるそうです。クソ重たい水の6本パックを階段で必死こいて持っていったのに、不在のときの気持ちは容易に想像できますね笑 そういった課題を解決できるサービスですし、荷物を受け取れない忙しい人向けにも便利なサービスです。

駅に配置し、そのボックスを各宅配会社に貸し出すことで収益を上げる。駅からするとコインロッカーよりは固定費でお金をもらえるので収益的に良い。荷物を受け取る顧客は無料で利用できるが、自分がメルカリやフリルなどで販売したときの荷物の発送もPUDOからできるようです。更に、ヤマトが資本としてあるので、ビッグデータを利用しどの駅にどのくらいのPUDO(ハコ)をおけばいいのか、がわかるのも素晴らしいです。

思ったことは、それぞれの課題をいっぺんに解決できるいいサービスだなと思いました。何かの本でビジネスとは1つのアイデアで複数の問題を解決することだ、ということがありました。これは、再配達のコスト問題やラストワンマイルのコスト問題、荷物を受け取る顧客の不便さの解消、駅の収益改善と3つを同時に解決しているとてもいいサービスです。自宅に宅配ボックスがあると中々気づくことが出来なかったサービスでした。

◆まとめ

今回は駅ナカで見る儲かるお店を特集したものでした。それぞれにターゲットが明確であり、その訴求を工夫していることにガッチリな要素がありました。当たり前なことですが、それを当たり前にやるのがいいサービスの基本ですね。


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