見出し画像

「コミュ障だから無理」は言わせない! おじさんカメラマンのためのコミュニケーション救済策

「コミュ障だから無理」
そんな口癖のひと、あまりにも損してます。

こんにちは、氏家(@yasu42 )です。

突然ですが、おじさんカメラマンに必要なのは何だと思いますか?

ハイレベルな機材?
プロ並みの撮影スキル?
遠征できる体力?

などれも重要です。
大事です。
しかし本質ではない。最重要ではない。

もっとも大事なのはコミュニケーション能力です。
人と、撮影相手と適切にやり取りする能力です。

コミュニケーションに優れるカメラマンはすべてを得る一方、苦手な場合はあらゆる面で不利になってしまう。
これは皆さんも感じていることだと思います。

そして、コミュニケーションを不得手とするカメラマンは決して少なくない。
私も含め、「おじさんカメラマン」には特に多いでしょう。

というわけで今回は、「おじさんカメラマンのためのコミュニケーション救済策」をお送りします!

モデルさんとのやり取りや、歳の離れた若いカメラマンと交流する際にお役立てください。

1:コミュニケーションの重要性とおじさんカメラマンの課題

なぜコミュニケーションが重要なのか?

考えるまでもありませんね。
撮影、特にコスプレやポートレートのそれは相手があってのこと。
撮るべき対象とまともなコミュニケーションがとれなければ、良い写真が撮れるわけもありません(撮らされる、なら可能かもしれませんが)。

ただ、「おじさんカメラマン」、具体的には30代後半になるとこの問題が顕著になりやすいんですよ。

若い人の感性やスタイルについていけない、自分自身のエネルンギーが足りない、などなど、コミュニケーションに関する課題が出てくることが多いです。
仕事でも新入社員とのコミュニケーションに苦労することがありますよね?
あれです。

私もコミュニケーション力ではだいぶ苦労しました。
元々がコミュ強ではないため、失敗しながらも学び実践し、とりあえずは困らない程度のコミュニケーション能力を身につけた経緯があります。
以下の救済策が、かつての私のように悪戦苦闘している「おじさんカメラマン」の役に立てばうれしいです。

2:第一印象を良くしよう

第一印象はとてつもなく重要です。

一般に、人間の印象は数秒で形成されると言われています。
会った瞬間「なんかいい感じ」だったり、「なんかやだな」となることは誰にでもあるでしょう。

つまりここで、「おっさんくさい」「話合わなそう」などと思われてしまうと、その後のコミュニケーションが圧倒的に不利になってしまうんです。

逆に言えば、最初の時点で好印象を与えることが出来れば、その後もやりやすくなります。
この時必要なのはシンプル。

・笑顔
・穏やかに、できれば目を見て話す
・親しげに、かつ礼節をもって振る舞う

要するに、仕事で初対面の相手だと思えばいいんです。
取引先とはじめて会うときに、横柄なタメ口は使わないし、目を逸らしてスマホを使ったりしないですよね?
でも、撮影やプライベートだとこれやっちゃう人がいるんですよ。

「撮影だから」「趣味だから」「コミュ障だから」と言い訳せず、第一印象アップには気をつかうようにするのがいいですね。

3:正しい距離感を学ぼう

ここが一番の鬼門です。

コミュニケーションを苦手とするおじさんカメラマンの問題は多くの場合、「距離感がつかめていない」ことにあります。

冷静に考えてください。
あなたが30代後半だったとしましょう。
今回撮影するモデルさんは20代前半です。

会社の先輩/上司と新入社員や研修生くらいの差があるんですよ。
で、そこで異様な距離の詰め方したら怖いですよね?
逆に「何も口きかない」レベルのことされてもそれはそれで困ります。

でもこれをやっちゃう人がいるんですよ。

  • いきなり「〜ちゃん」付けでタメ口で話し出す。

  • やたらと物理的な距離が近い。

  • 人生の先輩のような顔をして説教してしまう。

枚挙に暇がありません。

あなたが「話がうまく、振る舞いが良い意味で雑で、場を和ませるのが得意」ならいいでしょう。
軽くてチャラく振るまい、かつそれが魅力的なら問題はないでしょう。

ですけど、違いますよね?
そんなキャラだったらこのnote読んでないですよね?

だとしたら、適切な距離感を学ぶ必要があります。

おすすめは「取引先の部署の人だったら」と考えて接することです。
年が離れていようがなんだろうが、無礼な対応をしたり、距離感間違えたりすることは普通ありません。
仕事でも年下の女性となると舐めきった態度とるおじさんがたまにいますが、あれはもう手遅れです。反面教師にしましょう。

先ほども書いたように、「仕事相手」「取引先」だと考えて振る舞うとやりやすくなりますね。

4:その話し方、大丈夫?

話し方も大事なポイントです。

初手タメ口、これは絶対やめて下さい。
あなたが高田純次ならともかく、普通のおじさんがやるのは最悪です。

普通に話せばいいんですよ。
ちゃんと挨拶して、相手に興味をもって、話を振って、キャッチボールすればいいんです。

あなたがよっぽどの話上手なら別ですよ。
笑わせて、盛り上げることも出来るでしょうし、一気に距離を詰めることも可能でしょう。
ですが、繰り返すようにそんな人はこのnote読んでないですし、読む必要もありません。

まずは自分が人たらしでも、コミュニケーション強者でもないのを認めること。
それに応じた振る舞いと話し方をすること。
そこが出発点ですね。

堅苦しいくらいで丁度いいです。
そこから少しずつ変えていきましょう。

5:身だしなみと体の健康について

第一印象とも通じますが、見た目はコミュニケーションに大きく影響します。
人は見た目が9割、というのは真実です。

別にオシャレをしろとは言いません。
高級なスーツやブランドものに身を固めるわけでもありません。

・清潔感がある
・臭くない

この二つさえ満たしていれば問題ないです。

清潔感には気付きやすいでしょう。
ヨレヨレの薄汚れたような服でなければ良い。
「ちょっといい感じのホテルラウンジやレストランにいける格好」を想定すれば困ることはありません。

問題は匂いです。
体臭、口臭、汗のにおい。それらが私たちをどれだけ悩ませるかは言うまでもありません。
「うわきつ!」となってしまえば、コミュニケーションをとる以前の問題でしょう。
ただ厄介なことに、匂いというのは自分では気付きにくいんです。

忖度なしでお願い出来る人に一度尋ねてみるべきでしょう。
「くさい」と言われたらショックでしょうが、それをきっかけに変えればいいだけです。

自分の感じる匂いと、他人が感じる臭いは驚くほどに違います。
これはすぐにでもやってみてください。

6:苦手意識をなくそう

「コミュニケーションが苦手」という気持ちが、時にはコミュニケーションを難しくしている。
これ、よくあります。

実際、緊張やプレッシャーがあると、自然体でいるのって難しいんですよね。
これを克服するには学習と実践あるのみです。

たとえば、コミュニケーション能力を高めるための本を読んだり、オンライン講座を受けたりするのもいいでしょう。
また、家庭や職場で日常会話でコミュニケーションスキルを意識するのも役にたちます。

こう思うかも知れません
「で、どういうスキルを学べばいいの?」
これについてはnoteどころか本が書けてしまうので、続けて参考文献を用意しました。
読んでみることをおすすめします。

7:参考文献

私はもともとコミュニケーション強者ではないため、一時期はコミュニケーション本を読みあさってました。
その中から「これ読めば大丈夫!」というものを紹介します。

やはりこれです。
これに尽きます。

コミュニケーション論、対人関係論は世に山ほどありますが、カーネギーの一連の著作があまりにも強すぎます。
世の中のコミュニケーション本、対人関係本の大半は本書の焼き直しに近いでしょうね。

特に「相手に重要感を持たせる」は奥義と言っていいでしょう。
これが出来るだけでほとんどはうまくいく、と断言できるほどです。

おじさんのコミュニケーションエラーは「自分のことで頭がいっぱい」だからおきるもの。
その点を改善するためにも読んでみてはいかがでしょうか。

8:終わりに

「おじさんカメラマンのためのコミュニケーション救済策」、いかがだったでしょうか。

正直、このテーマでの発信は難しいです。
センシティブな内容のうえに、コンプレックスを刺激することになりかねない。

私を知っている人が「なんでお前がコミュニケーション語ってるんだよこのコミュ障」と怒るかもしれないし、「エラそうなこと言ってるなよ」と批判されるかもしれない。
正直なところ、無料記事として書くのはあまりにもリスクが高いんですね。

しかし、だからこそ発信する価値がある。

何度も書いてきたように、コミュニケーション力は現代では必須です。
これがないとほとんどのことは上手くいきません。
逆にいえば、基礎を身につけるだけで、今までどうにもならなかったことで結果を出すことが出来るんですね。

この記事があなたの素敵な撮影ライフの役に立つことを祈ります。
では。

この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?