AI・エーアイ・えーあいとうるさいんだよ

~安井コラム#73~
どうも。見たことがない額のお金が日々動いていることにようやく慣れた安井です。

今日気になった日経の記事。これおすすめ。(外資系社員にもいたな~)

ベンチャー企業とのミーティングで「我が社は人工知能(AI)を使って分析をしています」とよく聞きます。しかし「どんなモデルを使っているんですか?」と尋ねても「企業秘密なので答えられません」という回答しか返ってこないと残念に感じます。これだと、本当にAIを活用しているのか、外部からはわかりません。特に宣伝がビジネスだと思っている人のなかには、自社を高く評価してもらうために流行の言葉を使いがちです。数年前にビッグデータという言葉のブームがあったときと、中身が何も変わらない話で「AIを活用している」という人もいます。逆にいえば、周囲が話の内容をちゃんと見極める必要に迫られています。

基本的にはこの人が言っていることに納得している。「AI」と言えば、何とかなると思っている人がいて、実際、外資のITコンサルの会社でもいた。

しかし、この質問をただ「AIを使っています」という人にしても、全く意味がないと思う。

『質問者自体にある程度の知識が必要である』

 そもそも、相手が知識がないのに商品を売りたがっていると思うマインドを持つのが無駄で、相手との深い対話を求めに行った方がいい。
というのは、結局ゴールは、ビジネス効果を出すもの採用したりすることであり、揚げ足取りをしている場合ではない。
その目的のために、自分の質問によって、相手を引き出すようなアクションが必要である。そのために、質問者には「ある程度」の知識が必要である。
この「ある程度」が重要であると思っている。

自分らには、大小問わず専門分野があり、全部のことをちゃんと理解するのは、ほとんどの人が無理だろう。
そのため、その分野の根幹となるもの(今回だと、AIの仕組み、歴史など)は勉強しておくことで、他者と対話ができるベースが作られると思う。

もし、セールスマンが何の知識がなく、まともな対話ができないならば、その旨を正直伝えればいいと思う。その時が『私はお客様だ』を使う時であると思う。

専門外とか技術的なトレンドについて、正しい理解をするのは、その程度で十分ではないか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?