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SNS PRに本気で向き合ってみます_#6_忙しい記者様の目に留まるには!?

前回はFacebook、Instagram、Twitter、メルマガ、LINE公式と複数ツールの特徴を見ていきました。

恥ずかしながら知らないことが多く、かなり勉強になりました。
ちゃんと特性を知って、戦略を練って作られたコンテンツを「適切なツールで届ける」ということが理解できました。

今回は、SNSとは全く別ですが、うまく使いこなせれば「無料」という点では強いツールとなるプレスリリースについてです。
文字数:約4,000

参考図書


第6章 メディア掲載を実現するPR塾式プレスリリース

073 人脈なしでもメディアPRを成功させる唯一の手段

・メディアに掲載される情報は大きく2つ
1、お金を払って掲載してもらう広告
2、読者や視聴者に売り込まれた印象を与えず信頼感を持ってもらえる記事

記事は記者が素晴らしいと思った情報を記事にしている
<PRでメディア掲載を獲得する方法>
①記者会見を開く
+多くの記者を集めるニュース性、会場費、準備コストなど難易度は高い
②メディア関係者に直接アポを取ってプレゼンする
+記者に知り合いがいない場合、記者クラブや新聞社に直接連絡するのは少し難易度が高い
③プレスリリースを送る
・正しい書き方と送り方さえ分かれば、無名な会社や人脈がない人でもメディア掲載を獲得できる唯一の手段

お金かけずに誰でもできる!
SNS×メディアPR100の法則
ISBN978-4-8207-2934-1 C2034
P170、171

074 「情報提供者」である

記者は多忙ではあるがネタを常に探しているので、プレスリリースの発信者は「情報提供者」と言える
・毎日報道されている新聞・ニュースのネタの半分以上がプレスリリースや手紙を情報源にしている
・どんな企業でも切り口次第で掲載される可能性は十分ある

お金かけずに誰でもできる!
SNS×メディアPR100の法則
ISBN978-4-8207-2934-1 C2034
P172、173

075 大手企業と同じことをしても読んでもらえない

プレスリリースを書く前に大切なこと
①大企業と同じ送り方をしない
②記者に対してラブレター届ける気持ちで送る

・大企業は客観的事実だけでも、そのブランド力から記者は目を通すが、無名の会社の場合は「組織から組織に送る」大企業と同じ手法では読んでもらえない
・たった1人の記者へラブレターを届ける気持ちで送ることが重要

お金かけずに誰でもできる!
SNS×メディアPR100の法則
ISBN978-4-8207-2934-1 C2034
P174、175

076 必ず4つの”W”を入れる

・プレスリリースは1枚にまとめる
・その理由は
1、メディア関係者は時間がない=数秒でチェックできるようにする
2、だらだら書いても読まれない=短くてもしっかりと価値を伝える
3、単なる取材のきっかけ=興味さえ持ってもらえば記者がネットで調べる

・プレスリリースには必ず「When:いつ、Where:どこで、Who:誰が、What:何を」という4つのWが抜けていないかチェックする

お金かけずに誰でもできる!
SNS×メディアPR100の法則
ISBN978-4-8207-2934-1 C2034
P176、177

077 掲載確立を高める5W3Hの法則

4Wは最低限必要な要素であるが、さらに掲載率を上げるためには「5W3H」をすべて盛り込むようにする
・When:いつ、Where:どこで、Who:誰が、What:何を、Why:なぜ、How:どんな、How much:いくら(価格、売上目標)、How in Future:今後の方針や戦略
・How muchは、商品の経済規模が今後どのくらいなのかを示せるかがポイント
・How in Futureはこのニュースで世の中がどう変わるかか、どういうインパクトを与えるかを伝える

お金かけずに誰でもできる!
SNS×メディアPR100の法則
ISBN978-4-8207-2934-1 C2034
P178、179

079 記者目線でプレスリリースをチェックする

・心を込めて書いたプレスリリースでも、それが採用されるまでには長い道のりがある
<記者目線でのチェックポイント>
①タイトルと写真

ここでほぼ9割が決まる
タイトルが略語やカタカナ語ばかりのタイトルでは1回で理解できないためゴミ箱行きになる

②リード
本文に入る前に、4W1Hを3~4行にまとめたリードを掲載する
・ここで全部書く気持ちで書く
最後まで読んでもらうために、大事なことはもったいぶらずに先に書く方が良い

お金かけずに誰でもできる!
SNS×メディアPR100の法則
ISBN978-4-8207-2934-1 C2034
P182、183

080 7つの項目で記者の心を動かす

・PR塾式プレスリリースフォーマットは7つの要素で成り立っている(詳細後述)
特に注意するのは「現在→過去→未来」の順で書くこと
現在の情報は点の情報、これに対してストーリー(過去)と展望(未来)を含める事で立体的に伝えることができる
・プレスリリースの鉄則は「要点を絞って簡潔に1枚にし、パッと読んで理解できること」

お金かけずに誰でもできる!
SNS×メディアPR100の法則
ISBN978-4-8207-2934-1 C2034
P184、185

081 PR塾式プレスリリースフォーマット解説①

要素①:今回のプレスリリースの概要
概要を4W1Hに沿って書く

要素②:社会の現状(084で詳細)
・社会の現状のデータとともに書く
・データがないと客観性が示せず自分の主張になってしまうため、数字の根拠を必ず提示する

お金かけずに誰でもできる!
SNS×メディアPR100の法則
ISBN978-4-8207-2934-1 C2034
P186、187

082 PR塾式プレスリリースフォーマット解説②

要素③:自分の想い+今回やること
・②を踏まえて自分がどう思い、何を考えているか書く
・今回やることに対する実績が既にあれば、実績も書くことでメディアに信頼される

要素④:自分のストーリー
PR設計のストーリーを伝える
・ストーリーは長くなりがちですが、3行程度に凝縮するようにする

要素⑤:自分の決意
・今回の取組みで「こんな未来を作りたい」と宣言する
未来をどう変えれるのか、どんなインパクトを与える事ができるのかをメディアに伝える

お金かけずに誰でもできる!
SNS×メディアPR100の法則
ISBN978-4-8207-2934-1 C2034
P188、189

083 PR塾式プレスリリースフォーマット解説③

要素⑥:日時のご案内
・イベントの場合はその概要(名称、会場、日時、簡単な内容)を記載する
・商品の場合はその特徴や詳細や購入方法を明記する
・取材をお願いするときは、具体的な日時を示すことで取材確率がアップする

要素⑦:取材のお願い
・メディアの人に「力を貸してください」と単刀直入に気持ちを込めて書くこともあり

お金かけずに誰でもできる!
SNS×メディアPR100の法則
ISBN978-4-8207-2934-1 C2034
P190、191

084 社会の現状=読者の知りたいこと

・要素②でも紹介した内容であるが、掲載確率を上げるポイントは「社会が関心のあることに関連させてプレスリリースを書く」こと
・単なる宣伝でなく、社会問題を解決するための情報と捉えられるようにする
・「◯◯が増えています、減っています」だけでなく客観的に示すデータをつける

お金かけずに誰でもできる!
SNS×メディアPR100の法則
ISBN978-4-8207-2934-1 C2034
P190、191

085 タイトルで9割決まる

・タイトルは内容が完成してから作成する
留意すべきはブログやメルマガのように開封してもらうために「◯◯の3つポイント」「◯◯の5つの法則」のようなタイトルはつけない
プレスリリースの場合はタイトルで中身が想像できるのがベスト

お金かけずに誰でもできる!
SNS×メディアPR100の法則
ISBN978-4-8207-2934-1 C2034
P194、195

086 プレスリリースのNGポイント

<タイトルのよくあるNGポイント>
①ビジネスキャンペーンに見えるもの
②専門用語を使う
③ユーザー・お客様向けの呼びかけ

お金かけずに誰でもできる!
SNS×メディアPR100の法則
ISBN978-4-8207-2934-1 C2034
P196、197

087 そのまま新聞に掲載できるような写真を載せる

<写真掲載の3つの基準>
①写真だけで状況がイメージできる
②そのまま新聞に掲載できる写真(=事実を伝える写真)
③デザインされた写真、自撮り写真、加工済写真は避ける

お金かけずに誰でもできる!
SNS×メディアPR100の法則
ISBN978-4-8207-2934-1 C2034
P198、199

088 取材に繋がり易い切り口の見つけ方

<取材に繋がる3つの切り口>
①季節性(卒業、クリスマスなど)
②地域性(出身地、開催地域など)
③意外性・優位性(日本初、唯一など)

お金かけずに誰でもできる!
SNS×メディアPR100の法則
ISBN978-4-8207-2934-1 C2034
P200、201

<所感>

かなり簡潔にプレスリリースの書き方をまとめてくれているのでスッと理解できました。

プレスリリースなんて広報がやってくれるもの

って思っていましたが、これからは自分が率先してちゃんと熱意を持ってプレスリリース作成に関与しようと決意しました。

プレスリリースの目的は

記者に興味を持ってもらい、取材につなげること

です。
これを見失って、「流行りワードを並べた自慢文章」にならないように注意します。


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