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【生徒発信】PBL(プロモ・ラボ)〜安田女子中学オープンスクール・STEAM体験講座の報告〜

 安田女子高校STEAMコースは、2021年4月に新設されたコースです。
 コースの特徴の一つが、週に4時間おこなっている「PBL(Project Based Learning)」という授業です。第二期のPBLは、2022年11月から2023年10月までの予定でSTEAMコースの一期生・二期生の2学年を対象に実施しています。

 
今回は、プロモ・ラボでSTEAM教育を広める活動をしているグループが企画・運営し、2023年7月29日(土)に実施したSTEAM体験講座の報告をします。




◇安田女子中学校オープンスクールの体験講座

 今回実施したSTEAM体験講座は、安田女子中学校オープンスクールの体験講座(小学生対象)として実施しました。

STEAM体験講座はこちら

 体験講座の内容は、以下の通りで、約35分のプログラムでした。
・オープニング
・チェックイン(NGワード)
・ブレーンストーミング
・ペーパータワーチャレンジ
・まとめ

 企画・運営のメンバーはプロモラボの高2:2名と高3:1名がメインの進行を担当しました。そして、サポーターとして高2:1名と高1:6名が加わり、5名が各テーブルのファシリテーターとして、2名が写真撮影・記録と取材を担当しました。


◇オープニング

 進行役もすべて生徒がおこないました。まずは、進行役からのご挨拶。体験が始まる前はシーン・・・としていましたが、始まってすぐに参加者から拍手が!!とってもうれしい反応で、うまくいきそうな予感です。
 そして、STEAM体験講座で用意したお土産(ブックカバーとバスオイル)についての説明をしました。

進行役からのご挨拶とお土産説明

◇チェックイン

 チェックインは、参加者の緊張をほぐしてもらうためにおこなうもので、STEAMコースでもちょくちょく実施しています。
 今回は、小学生でもやりやすいようにNGワードゲームを実施しました。隣の人のNGワードを考えたり、NGワードをお互いに言わせるように話しかけたりと、和気藹々とした雰囲気でした。

チェックインの様子

◇ブレスト

 ブレストとはブレインストーミングの略で、複数の参加者が自由にディスカッションを行い、アイデアをどんどん出していくことで、新しい考え方や解決策を出していく手法のことです。

 今回は、「運動したくなる階段」をテーマにアイデア出しに挑戦しました。例えばエスカレーターやエレベーターがあっても、階段を選びたくなるようなアイデアを付箋に書いて、できるかぎりたくさん出してみるということをしました。

 各グループで15個前後アイデアが飛び出し、中には24個も出たグループもありました。
 出てきたアイデアとしては、
 ・階段がダイヤモンドでできている
 ・氷の階段
 ・登ればお金がもらえる
 ・推しが横にいる
 ・疲れず肌が綺麗になる
などがあり、各グループから1つずつ共有して盛り上がりました。

ブレストでアイデア出しをしている様子

◇ペーパータワーチャレンジ

 ペーパータワーチャレンジが今回の体験講座のメインイベントで、小学生チームと大人チームに分かれての対決となります。

 以下のルールを説明して、チャレンジ開始。
 ①A4用紙を組み立てる
 ②高く高く積み上げる
 ③高さを競う
 注意事項は、切るのはいいけど貼ったりはダメ・机で挟むのはダメ。

 小学生チームは、四角く長細く折ったり、土台を固めたり、紙を挟んで安定感を出したりと工夫していました。
 それに対して大人チームは、4分の1ほどに切って丸めた物をどんどん重ねたり、三角の土台を作って丸を差し込んでみたりと、紙の折り方に個性が溢れていました!
 小さいお子さんたちは先輩方とお絵かきをして、とても可愛いタワーを作っていました。

 1回目の最高記録は、大人チームの85cmでした。しかし、2回目のチャレンジで、小学生チームが91cmで大逆転。どのチームも素晴らしいチャレンジでした!!

ペーパータワーチャレンジの様子1
ペーパータワーチャレンジの様子2

◇感想

 終了後に、参加者へインタビューしました。
「今日のSTEAM授業を通してどう思われましたか?」と言う質問に対して、
「楽しかったです」
「勉強っていうのは難しいことが多いけれど、こういう楽しいことがあれば一年生とかにも興味を持ってもらえるのではないかなと思いました」
というご回答をいただけました。ご協力ありがとうございました。


◇実施後のふり返り会

 体験講座が終了して、今回の体験講座を運営・サポートしたSTEAMコースの生徒で、ふり返り会を実施しました。よかったことを3つ、改善点を1つ書き出して、みんなで共有しました。私たち生徒の感想もぜひお読みください。

<よかったこと>
・全体への指示や話し方がよかった。
・盛り上がった。
・その場に応じて対応できた。
・大人も小学生もそれぞれ楽しめていた。
・拍手やあいづちがしっかりできた。

<改善点>
・もう少し積極的に話しかけられたらよかった。
・ブレストでアイデアがあまり出せなかった。

<感想>
・大人も小学生もしっかり盛り上がっていてよかったです。楽しみながらサポートできました。(高1)
・年代を超えて仲良くできた。とても楽しい時間になった。(高1)
・小学生が楽しかったと元気よく言ってくれたのがめちゃめちゃうれしかったです。(高1)
・コミュニケーション能力はこれからも必要になっていくと思うので、積極的に身につけていきたいです。(高1)
・高2主体で初めて進行をしたので心配だったけど、皆が楽しく参加してくれたのでよかったです。(高2)
・全体的によい雰囲気を作ることができた。(高2)

企画・運営メンバーとサポートメンバー

■ 執筆者:安田女子高校 STEAMコース・三期生(高1)
文章・取材担当:趣味は絵を描くことで、甘いものが好きです。
写真撮影担当:写真、特に空の写真など綺麗な風景を撮るのが好きです。

■記事責任者:STEAMコース主任

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