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タイで嫌い(苦手)なことは何ですか?

少なくとも僕のnoteをご覧になっている方は、タイが好きであったりタイに興味があったりしている方がほとんどだと思います。
私はといえば、今のところ日本へ帰りたいと思うことはほとんどないですし、タイで会社を作っていますし、日々タイ料理を食べていたりと、タイ王国べったりといって過言ではありません。

とはいっても、諸手を挙げて「タイのすべてが大好きです」というようなことはなく、苦手なことも当然存在しています。

このことについて、僕のインスタをフォローしてくださっている方々にストーリーでアンケートをとってみました。

「タイで嫌い(苦手)なことはなんですか?」

フォロワーの方々が答えてくださったアンケート結果をもとに、タイ好きが「苦手」と思うタイのあれこれを挙げていきたいと思います。

「飲食店での爆音ミュージック」が苦手

ちなみに僕が思う「タイの苦手」なところは以前noteでも書きましたが、レストランで流れる「爆音」のBGMです。
一人だと別に構わないんですが、誰かと食事に行って爆音BGMが流れ始めると、まず自分の声が相手に届かない。
同じように、相手の声も自分の耳に届かない。
そうするとお互い声のボリュームを上げなければならないですし、聞き逃すまいと耳を近づけなければなりません。
これがめっちゃ苦痛なんです。

タイ人客もさぞ困っているだろうと見渡してみると、平然と会話をしている。
日本人とタイ人との根本的な声量の違いなのか、はたまた聞き取る能力の違いなのか。
いまだ謎に包まれたままです。

「タクシー」が苦手

アンケートでもっとも多かったひとつが、タクシーについてです。
繁華街でつかまえたタクシーによるメーター不使用の「ぼったくり」や、ドライバーの態度。
伝えた行き先へ遠回りされたり、運転が荒いなどなど。

僕もこれら全てを経験しているので、痛いほど分かります。
でも今のご時世、GrabやBoltがあるので、それらの利用すればタクシー問題はかなり解決するのではと思います。

「トイレ」が苦手

トイレの苦手は、女性からの意見が多数を占めていました。
まずはウォーターガン。
タイではウォシュレットの普及率がとっても低く、トイレのほとんどに設置されているのはウォーターガンと呼ばれるシャワーです。

ホテルでもウォシュレットを見ることはほどんどありません

あれの使い方が分からない、他人が使ったウォーターガンを使う気になれないなどなど。
僕はまったく平気でして、上級者並のテクニックで快適に使用しております。

あとは「便器がびちゃびちゃになっている」や「清潔なトイレが少ない」といったもの。
特に地方のトイレはウォーターガンすらないところもあり、しかもワンプッシュで水が流れるシステムではなく、桶に溜められた水を自分で汲み取って便器に流さなければならないトイレも多い。
これを初めて目にした日本人は、衝撃を受けることになります。

「清潔なトイレが少ない」のは確かにそうなんですが、これって「日本のトイレ事情が素晴らしすぎる」こともあると思います。
コンビニのトイレが利用できるなんて「日本の常識、世界の非常識」ですし、ウォシュレットが設置されていないトイレを見ることは稀。
日本のトイレ事情に慣れきってしまうと、タイのトイレが苦手になるのは仕方ないでしょう。
ちなみに、4年ほど前にうちの母親を初めてタイへご招待したのですが、やはり彼女も「トイレがきつかった」とおっしゃっていました。

「タイの暑さ」が苦手

2024年の今年は特にひどい暑さに見舞われており、日本人と比べ熱中症に罹りづらいタイ人でさえ亡くなっている方が多いようです。
タイで13年住んでいる僕でも、日中出歩いていると額から流れる汗が止まらず、シャツや下着がびっちょびちょになるほどで、長時間だとさすがにへばってます。
とはいえ、極寒よりも暑い方がまだよいですけど。

「道路事情」が苦手

世界有数の渋滞都市といわれるバンコク。
数年前、世界の渋滞都市ランキングでワースト1に輝いたことがあるほど、バンコクは慢性的な渋滞に悩まされています。
渋滞の原因は諸々ありますが、バンコクはそもそも運河での移動を中心に作られていることが大きな理由といわれています。
第二次世界大戦後、世界各国でモータリゼーションが進んでいくなか、バンコクは戦災に遭っていないことでモータリゼーションに適した都市計画を推進できず、今に至っています。
ちなみに日本の東京や大阪などは、第二次世界大戦後に戦災復興都市計画が策定され、モータリゼーションに適した都市計画が進められていきました。

あと、「歩道が凸凹」という意見も。
つい最近のことですが、僕の知人がクロントゥーイ港近くをジョギングしていたら、突如現れた凹みに足を取られ転倒。
鎖骨を骨折したそうです。
みなさんも十分気をつけてください。

「スコールが降ればすぐ冠水」が苦手

バンコクではスコールが降れば、すぐ冠水してしまうエリアがいたるところにあります。
僕が住んでいる界隈もそうで、ひどい時は家の前がスネあたりまで冠水し、目の前のコンビニに行くのでさえ一苦労。

冠水で釣りを楽しむタイ人

なぜバンコクはこれほど冠水に悩まされているのか。
日本で豪雨に見舞われても冠水することが少ないのは、下水道が「生活で発生する下水」と「雨水」の2つに分けて下水道管へ流す「分流式」が採用されているためです。

バンコクの下水システムはこの分流式ではなく、下水も雨水も同じ下水道管が使われており、そのため大雨が降ったらその分が溢れてしまう。

他に、運河などへ不法投棄されたゴミによるものや、屋台が流す凝固した油脂も問題だと言われています。
抜本的な解決にはかなりの時間を要しそうなので、当分は「冠水」と付き合っていかなければならないのかも。

以下は少数派の意見をまとめてみました。

「ゴキブリがちょこちょこ出てくる」のが苦手

バンコクを歩いていると、ときおり遭遇するゴキブリ。
ときには巨大ネズミが現れることもございます。

「辛い料理」が苦手

タイ料理が辛いというのは不文律のような気がするのですが、苦手なのは仕方がありません。
とはいっても、カオマンガイやらカオカームーといったタイ中華系ならば辛くないものもありますし、バンコク中心部であれば日本食をはじめイタリアンなど世界各国料理が充実しているので、なんとかなりそうです。

「野良犬」が苦手

セブンイレブンの前で寝転がっている野良犬は「セブン犬」と呼ばれ、タイの風物詩のように扱われています。
寝ている彼らの姿は愛くるしいのですが、寺院などで親の仇のように吠えまくってくる野良犬たちに遭遇したら「可愛い」なんて言ってられません。

セブン犬は可愛いね

万が一噛まれたりしたならば、「狂犬病」という致死に至る病に冒される可能性もあり、戦々恐々です。

僕はタイの地方へあちこち旅をし、こういったシチュエーションに何度も遭遇しましたので、自分なりの対応策を編み出しました。
まずひとつは、絶対に背を向けないこと。
次に、スマホを取り出し野良犬に向ける。
野良犬は未知なるスマホを向けられたことにより、接近しづらくなるという理屈(西尾調べ)です。

もしこの対策方法をとって「噛まれた」としても、僕に苦情を送ってこないでください。

「湿気で髪がまとまらない’」が苦手

これは女性からのご意見です。
僕はまったく感じたことがなく、共感できることはありませんのであしからず。

本記事をご覧の方々の中には、その他のご意見があると思います。
コメント欄で教えていただきければ、皆さんと一緒に対応策を講じることができるかもしれませんので、ぜひ書き込みしてください!

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noteではメンバーシップ「西尾康晴  タイ王国研究所」を主催しています。
1〜2ヶ月に一度タイの地方を旅をして、その町や地方の文化や見どころ、歴史などを掲示板や限定記事で共有し、みなさんと共に知識などを深めていくメンバーシップです。
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