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女子バスケで印象に残った選手〜Tokyo2020〜

女子バスケ、銀メダルおめでとうございます!
ここで個人的に印象に残った二人の選手について書こうと思います。
これにあたり m.a.さん の記事を引用させて頂きました。
ありがとうございます。
(トップ写真:2019.5.31(金) アダストリアみとアリーナ)

1.本橋選手、その得点力

【背番号15のPG。東京羽田ヴィッキーズ所属】
試合で見せる3Pに代表される得点力の高さ
それが本橋選手の魅力と感じています。
決勝でもチームの苦しい時間帯に出場し、3Pを決めて苦境を救いました。
短い出場時間ながらも自分の持ち味を存分に発揮する姿は、本当にカッコよかったです。

そんな本橋選手は2018年に代表デビューし、その得点力の高さで注目を浴び、個人的にも目にとまった選手でした。
その理由は2つ。
単純に得点力のある選手が好きなこと。
もう一つはポジションがPGであること。自分が応援している川井選手がPGであり、代表を目指すには超えるべき選手、と認識しました。
そのため本橋選手の所属する羽田との対戦は毎シーズン注目の試合です。
川井選手とのマッチアップは常に要チェックであり、1on1では「勝て!!」と心の中で叫んでいます。

ちなみに m.a.さんは本橋選手の代表デビュー時のプレーをこのように語っています。

複雑な代表チームのバスケットボールを理解して、淡々と遂行する。物怖じせずに決めるスリーポイントシュート。消して恵まれているとはいえない体格なのに、ヒラリヒラリと相手のドライブコースに入るディフェンス。的確な判断。文句なしの良い選手。

また、m.a.さんは本橋選手の代表初選出についてこのように述べています。

ベスト8に残るか残らないかの地域クラブから日本代表選手が選ばれるなんて、夢物語だった。

これは自分も同感で、初めての代表選出の際には「誰?」という感じでした。しかしその得点力で注目したのは前述のとおり。
その代表選出の勢いそのままにチームを牽引し、18-19シーズンの羽田はWリーグプレーオフで富士通に勝利。続くデンソーには敗れたもののあと一歩というところまで追いつめていました(最終成績は6位)。
この試合は会場で見ていたのですが、PGとしてゲームをコントロールし得点も重ねるその姿はシンプルにカッコよかったです。

代表デビュー以降は注目している選手でしたが、オリンピックの活躍でますますファンになりました。

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2019.12.14(土) 八千代市市民体育館(千葉県)
川井選手とマッチアップする本橋選手(右)

2、林選手、ベルギー戦の3P

【背番号27のSG、ENEOSサンフラワーズ所属】
林選手といえばベルギー戦の3Pでしょう。
残り15秒、2点ビハインドの場面での逆転シュート。
歴史に残るシーンだと思います。

シュートを落とせば(リバウンドをとれない限り)負け濃厚になる。
であれば、より確実な2点シュートを狙うのが定石と感じます。
実際、TVの解説者も「2点」を言っていました。
しかし林選手は3Pを打ち、見事に決めました。
あの3Pは「3Pが武器の証明」だったのかな、と思っています。
林選手の練習量の多さ、そしてチームコンセプトとしての3P。まさにHCの期待に応え、その戦術を体現したものではないでしょうか。
3Pこそがチームの、そして林選手の武器であり、それをあの場面で決めてベスト4への道を切り開いたのは大きな意味があるのだと思います。
運ではなく、練習に裏付けされた林選手の武器としての3Pシュートだったと思います。

その3Pですが、フェイントでDF一人をかわしてのシュートでした。
あの場面でのフェイント、m.a.さんの言う林選手の武器「判断の良さ」だと感じました。
そんな m.a.さんの林選手評はこちらです。

キャッチアンドシュートのピュアシューターは自分でクリエイトできない選手も多いが、林選手の強みは判断が良いことだと思う。シュートが無理な時には瞬時の判断でドライブに行き、堅実なパスを選択できる。
※余談ですが…コアラーズが18-19シーズンにベスト8の壁を突破した試合、最後に櫻木選手のブロックショットが炸裂したシーン。これも櫻木選手の「DF」という武器が力を発揮し、近年の壁であったベスト4へと導いたプレーでした。
今回の林選手のプレーと被る印象があります。
この櫻木選手のプレーに関しても m.a.さんは記事内にて言及されています。
「その刹那。ロンさんが跳んだ。鮮やかに弾かれたボールは、三菱電機ボールとなり、16年ぶりのベスト4進出を決めた。」

そんな林選手が代表デビューしたのは、トップ写真の2019年です。
(前列右から3人目。ちなみに本橋選手は前列右から5人目です)
自分自身、「誰?」という感じで全然注目していなかったのですが、そこでのチャンスを「鮮烈デビュー」という形で確実につかみ代表に定着しました。
その時のバスケットボールキングの記事はこちら

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2020.2.22(土) 岡山県総合グラウンド体育館
川井選手をチェックする林選手(左)

3、代表の座を掴む

本橋選手も林選手も、代表初選出の際に「鮮烈」にデビューしています。
凄いことですよね。メンタルが強くないと出来ないのではないでしょうか。
「自分を信じる」「自分のプレーをする」といった信念がそれを可能にしている、そんな気がします。

その意味では、今回書いてはいませんが宮崎選手だったり東藤選手も、そのプレーのみならずメンタルの強さを感じています。

4、最後に。

女子バスケ代表はアジアカップがあります。
Wリーグではオータムカップも開催されます。

10月から始まる新シーズンまでに、まだまだ話題は提供されそうです。

※1 本橋選手の引用記事


※2 林選手の引用記事


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