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Some know-how when you use a supermarket in Estonia ~エストニアのスーパーで買い物をする際のコツ~

エストニアのスーパーマーケットで買い物をする際、お菓子やパスタ、飲み物などの商品は日本と同じように陳列されていますが、果物や野菜、肉、パンの値段は基本商品に値段が貼られておらず、Kg単位の値段で表示されています。
最初見た時は、「え、こんなに買わないといけないの」と戸惑いましたが、だいぶ購入方法にも慣れたので備忘録として残しておこうと思います。
ここではエストニアのスーパーマーケットで買い物をする際に戸惑ってしまいそうな点について記載しておきたいと思います。

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パンの買い方

パンを買いたい時は、以下の手順で購入します。
1. 欲しいパンを選び袋に入れる。
2. 計量器に乗せ、取ったパンの番号をタッチし、バーコードを受け取る
3. パンの袋にバーコードを貼り付ける

文字にすると分かりづらいので写真で説明します。


パンコーナーに行くとこんな感じでパンが並んでいます。記載されている金額はKg単位です。
欲しいパンを取り、棚の下にある袋に入れます。


各商品に番号が振られている(赤まる部分)ので、それを覚えておきます。もし間違えていると精算の時に店員さんに怒られます。笑


商品棚の近くにこのような機械があるので、パンを乗せてパンの番号をタッチします。


バーコードが記載されたシールが出てきますので、袋に貼り付けます。これで完了です。

スーパーマーケットによっては、パン以外にも惣菜のようなものも似たような感じで購入する所がありますが、基本的にやり方は同じです。
またお店によっては、店員さんが容器に入れ計量、シール貼りまでやってくれる所もありますので、他のお客さんのやり方を見ながら真似すれば問題ないと思います。

追記。
フィンランドではパンの番号を入力する前に個数を入力しないといけないので、注意してくださいね。
(個数を入力するボタンが上の方にあって見落としがちですので注意が必要です。)


果物・野菜の買い方

果物、野菜を購入する際も基本的なやり方は同じです。
1. 欲しい食材を選ぶ。
2. 計量器に乗せ、食材の種類をタッチし、バーコードを受け取る
3. 食材にバーコードを貼り付ける
面白いのは、バナナとか1本だけ欲しければ房からちぎって1本だけ購入することも可能なところです。


バナナを2本欲しい場合、房からちぎって機械に乗せます。商品を機械に乗せたら商品の種類をタッチします。


バーコードが記載されたシールが出てくるのでバナナに貼り付けます。玉ねぎ等の場合、商品の近くに透明な袋があるのでその中に入れます。

値段がKg単位で、1種類ごとに計量することは最初は戸惑いますが、慣れると以外と便利で良いですよ。

セルフレジの使い方

それでは最後にセルフレジの使い方です。
エストニアのスーパーマーケットにもレジ係はいるのですが、基本レジは混んでいるのでセルフレジが使えるとかなり便利だと思います。


レジの側にこのようなセルフレジがあります。機械によって異なりますが、言語設定が選べるならEnglishを選択します。(エストニア語やロシア語だと全然わからないので。)
重さを測っているようなので、左側の台に商品を乗せるのを忘れないようにしてくださいね。


商品を全てスキャンしたら「Pay」ボタンをタッチします。


「Bank card」ボタンをタッチします。一番最初はエストニア語しか表示されず、ここでつまずいてしまいました。笑。もし分からなくなったら、とりあえず緑色のボタンを押せば大丈夫だと思います。(たぶん)


「Bank card」ボタンをタッチしたらカードを読ませます。画面は特に変わらないので注意してくださいね。

エストニア(というかヨーロッパ)のスーパーマーケットはどんなにレジが混んでいてもレジ係が応援に来たりしないので基本混んでいるのがデフォルトです。
それに対してセルフレジはすいていることが多いので使えるようになるとかなり時間の短縮になると思います。
最初は戸惑うと思いますが、ぜひチャレンジしてみてくださいね。


追記

このお客さんが自分で好きな量を測り精算するというヨーロッパの仕組み、最初はかなり違和感を感じました。
ただエンジニア目線で見てみると、商品毎のKg単価は本部や支部のデータベースで一括管理されているはずなので、そこで入力しておけばその後の工程(値札貼り等)が削減出来るし、値段毎の売れ筋も一元管理出来るので、かなり理にかなった仕組みだなと感じました。

フィンランドのヘルシンキの鉄道には改札が無いのですが、そのことについて現地にお住まいの方に不正は起こらないのかと質問した際、
「少数の不正に対応するために改札を作るより、改札を作るコストを下げる方がより市民のためになるから」という答えが返ってきました。(この方は鉄道関係者ではありません。念のため)

お客さんに自分で計量してもらい、さらに会計も自分で出来るようにするとたしかに不正は起こると思います。しかしそのために1つ1つ検品し値段を付ける作業が本当にコストパフォーマンスが良いかと言われると、微妙だと感じました。
日本に住んでいた時には当たり前だと思っていたことが実はより改善の余地があると実感できたスーパーマーケットの仕組みでした。

このエストニアやフィンランドの仕組みを成り立たせているもので忘れていけないのは社会の成熟度だと思います。
どんなに素晴らしい仕組みがあっても社会の成熟度が低いと成り立たないと思います。
その辺りのことはこの記事の趣旨とは外れてしまうので、また別の機会に書いてみようと思います。

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