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宮城県加美郡(加美町と色麻町)のこと 今日はエネルギーの1回目 風力反対発電反対運動の根拠はあるの?

宮城県加美郡加美町の風力反対運動の検証1

①外資だからダメは許されない。日本は海外で外資として利益を得ている。令和4年度末 対外純資産残高:418兆6,285億円(対前年末比+7,204億円、+0.2%)日本も海外で現地の法規制に基づき開発を行い利益を得ている。相互依存の関係なのに自分たちの事しか考えないで良いのか。

②加美町は他の人たちが受忍した環境開発の元で作られたエネルギーを使用している。電力や石油など他の地域の人たちが受忍した法規制に基づき開発された発電や油田、製油など施設のエネルギーを使っている。自分たちは他の人たちに押し付けるだけでいいのか。また、加美町のエネルギー自給率は6%しかない。
加美町のエネルギー自給率は6%
東北大学中田俊彦研究室, 地域エネルギー需給データベース(Version 2.6),https://energy-sustainability.jp/

③加美町の生活はエネルギー革命や外材輸入自由化まで山から薪炭や木材を得て街場に売って利益を得ていた。山の豊かな恵みをうけて、農業との二本柱だった。だから、小野田にも宮崎にも七十七銀行の有人店舗もあった。お金が中新田だけでなく小野田も宮崎にも山の利益という大きな収入源があった。今は山に人が入らなくなり荒れている。広葉樹はひこばえを適切な大きさの時に伐採して薪炭にした。そのひこばえが大きくなりすぎて危険な状態になっている。針葉樹は植林が多い。しかし、間伐を計画的に行わず(早く育てだすか、遅く育て年輪を細かくるか)、倒れた木が放置され危険になっている。山の恵みというがその恵みを得る山を手入れせず放置してきたのはだれなのか。

④早急に山の手入れをしなくてはいけない状態。しかし、作業員が減りそれを補うため機械は大型化している。昔、漆沢にあった森林鉄道の時代ではない。林野庁は農免道路の山林版として路網整備をする方針を打ち出している。風力発電で作られる道路以上の規格及び網目になる。
林野庁路網整備の推進

⑤風力発電所でどの位の面積が使われるのかを示さず、皆伐されるように書くのは余りに酷い。きちんとどのくらいの面積がつかわれるか調べればすぐにわかること

⑥水道水は今後大幅な需要減のため、水源の統廃合を進めることが宮城県の課題。鳴瀬川ダム系麓山浄水場に水源は統廃合していくしか水道代高騰を抑える方法はないと思う。例えば、仙台市と塩竃市が共同で浄水場をつくるという大都市でもその流れになっている。
宮城県水道広域化推進プラン
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/shoku-k/plan.html

⑦低周波は国が定めた基準に基づいて考えられており、エビデンスがない情報や可聴領域と混在して批判されている。他の地域でなにも起きていないところを取り上げないのか。実際にあると言っている人たちは正しい根拠なのか。科学的根拠をきちんと示すべきでその根拠は多くの科学者・技術者がみとめるものでないといけないだろう。
環境省 風力発電施設から発生する騒音について

風力発電施設から発生する騒音等に対する取組について
      環境省水・大気環境局大気環境課大気生活環境室https://www.soumu.go.jp/main_content/000653677.pdf

総務省 低周波音による被害は?

総務省 騒音・低周波音について
第4回:低周波音苦情の対応のための参照値 等
          公害等調整委員会事務局

https://www.soumu.go.jp/main_content/000732755.pdf

⑧風力発電所に必ず火力発電所が必要というのは技術的に完全な誤り。風力発電所は現状インバーター出力なので慣性力の問題があります。
確かにインバーターなので全体の周波数、電圧に合わせて出力することになります。慣性力をつくっているのは慣性力を作ることができる発電所の発電機が協調して作っています。火力発電所のみではありません。完全な間違いです。さらに慣性力を増加させるため様々な方法があります。例えば、ローターリーコンデンサ・同期調相機を入れるなどがあります。
送配電網協議会説明https://www.tdgc.jp/information/docs/5bc445f2c046a78e881ec2d4dd13a619fb1285fe.pdf

⑨陸羽東線の話。しらべてみますか廃止された鉄道敷設法では「宮城県下仙台ヨリ山形県下天童若ハ宮城県下石ノ巻ヨリ小牛田ヲ経テ山形県下舟形ニ至ル鉄道」とあり、経由地を検討した可能性があります。
しかし、鉄道を忌避した場所は失敗したと大騒ぎしていたことはどこでも当時は判っていたはずです。特に吉岡は鉄道敷設法に記載されていましたが結局、仙台鉄道を自ら引いたのみで終わってしまいました。

下記のチラシは余りに身勝手で将来、化石燃料を電力で生成していく時代になっていくなかでエネルギーを全く考えていないと思慮します。

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