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NBAファイナル!!

日本時間5/31 10:00より ついに!
2018-19シーズンNBAファイナルが開幕した。

NBA歴8年の僕が見所を語るので、少しでもスポーツに興味がある人は読んでくれると嬉しい。

今年のマッチアップは
東から トロント・ラプターズ **(画像右)
西から **ゴールデンステート・ウォリアーズ 
(画像左)
となった。

ラプターズは、例年現役最強プレーヤー、レブロンジェームズ率いるチームに泣き目を見続けてきたが、今年はレブロンが西のレイカーズへ移籍したことに加え、最強のディフェンス力を誇り、5年前の優勝でファイナルMVPをも受賞したカワイ・レナードを獲得したこともあり、新チーム結成1年目にして、フランチャイズ史上初のファイナルに進出した。

一方で、ウォリアーズは言わずと知れた現役最強チームであり、ここ5年連続でファイナルに進出、今年は3連覇さえもかかっている。ウォリアーズの強みは何と言っても3pであり、昔のインサイド中心のバスケから、ガード達による3p中心の現代バスケへと変えた象徴とも言えるチームである。ガード陣には、3pを高確率で決める、ステフェン・カリークレイ・トンプソンを擁し、フォワードには、現役最強のオフェンスマシーン、ケビン・デュラントを擁している。今年はさらに現役最強センターのデマーカス・カズンズを加え、スタメン全員がそのままアメリカ代表のスタメンを務められるほどのドリームチームとなった。誰しもが今年の優勝はウォリアーズと予想し、決勝に勝ち上がる途中でデュラントとカズンズが怪我で離脱するアクシデントに見舞われながら、圧倒的な強さで、 危なげなく決勝に勝ち上がってきた。

NBAは東15チーム、西15チームの計30チームで構成されている。これらのチームが10月から4月にかけて、計82試合行い、勝率の高かった東8チーム、西8チームがそれぞれプレイオフと呼ばれるトーナメント戦に出場する。1つ駒を進めるためには、7戦中4戦しないといけず、運よりもしっかりした戦術や実力が必要となる。そして、東西それぞれを制した2チームが最後ファイナルを行うのである。

そして、それが今なのだ!

ここ数年は、東からレブロン率いるクリーブランド・キャバリアーズと西からはウォリアーズの2強で、盛り上がりに欠けていたが、今年は、その均衡が崩れ、悲願の優勝を狙うラプターズと、怪我に見舞われたウォリアーズの実力が拮抗し、絶対王者ウォリアーズを負かす可能性が出てきたことから、数年ぶりにものすごい盛り上がりを見せている。

そしてまさに昨日の試合の結果は、

ラプターズがウォリアーズに118-109で勝利!

ラプターズにはPFのポジションに、今年最も成長した選手に送られるMIP受賞確実と見られている25歳で NBA3年目のパスカル・シアカムがスタメンを務めており、シーズンそしてプレイオフにおいて目覚ましい活躍を見せている。

ラプターズホームの勢いもあり、そのシアカムがGAME1で 14/17(FG率82%)という高確率で32点をマークし、チームハイの得点で勝利へと牽引した。

試合は、序盤からウォリアーズ側がレナードへの徹底的なダブルチーム(ブリッツ)をしかけたことにより、シアカムを始めとする周りの選手がフリーとなる機会が多く、3pの打ち合いから始まった。ラプターズはプレイオフを通じて3pの調子がよいこともあり、Game1でも高確率で決め、序盤リードから奪う形で、1qは終了した。

2qに入ると、ウォリアーズは主力を怪我で失っている問題で、控えの選手を多く起用し、運動量で上回ろうとする時間に突入する。一ヶ月半ぶりの復帰となったセンターのカズンズとジェレブコ選手の連携も重なり、追い上げ、ついに逆転する。しかし、2q終了残り2分で、ウォリアーズのディフェンスの要ドレイモンド・グリーン(ポジションはPF)がファールトラブルでベンチに下がると、ラプターズ側がバランスの良い全員オフェンスで見事59−49と10点差をつけ、前半を折り返す。

3qになると、ウォリアーズの強みであるトランジション面でラプターズが上回るようになり、レナードとシアカムのフィニッシュ力でウォリアーズが苦しい形になる。そこで、またウォリアーズは控えの選手を投入し、走り勝つ作戦に。これがまたまた功を奏すも、ラプターズも必死に猛攻を抑え、88−81と7点ラプターズリードのまま、3qが終わる。

ここまで、両チームのディフェンスはお互いに固く、レナードは抑えられ、ウォリアーズも得意のカットプレーが多く止められている。しかし、その差は主にトランジションで生まれ、速攻を出した分で、ラプターズはリードを得ている。

最後の4qに入ると、序盤からカズンズとジェレブコのプレーが炸裂し、一気に90−87と3点差に。しかし、勢いづくウォリアーズに対し、再びトランジションのラプターズで97−87と10点差に戻されてしまう。

その点差を危なげなく、最後までキープし、初戦はラプターズが勝ち抜く形となった。ラプターズは終始レナードが止められてしまったが、ミスからのカウンターを食らうことが少なく、トランジションを許さなかったのが勝ちにつながった。

また、試合終盤には、ウォリアーズの影の立役者かつ鉄壁のディフェンスを誇るアンドレ・イグダーラ選手が足を痛め、離脱した。ただでさえ、主力の怪我が続くウォリアーズにとって、これは大きな痛手となる。彼がGame2以降出場できるかは、決勝の勝敗を大きく左右するだろう。


Game2は日本時間6/3の9:00から始まる。注目すべきは、

①ウォリアーズがラプターズのトランジションをどう止めるか

②レナードがどうウォリアーズディフェンスを個人突破するか

③ウォリアーズのカリー、トンプソンによるオフェンスをどう止めるか

④ウォリアーズがターンオーバーをどう減らすか

⑤ウォリアーズのイグダーラ選手がGame2に出場できるかどうか


今後、バスケはますます発展していくことは間違いないので、これを機に激アツの今年のNBAファイナルを一目見てはいかがだろうか。

では、最後までご覧いただき、ありがとうございます。

ではこの辺で〜。

#NBA #final #raptots #warriors  


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