見出し画像

最近読んで面白かった漫画

最近読んで面白かった漫画を2つ紹介します。

①静かなるドン

不朽の名作ですね。

昼間は女性用下着のデザイナー、夜はヤクザで新鮮組3代目総長を務める主人公の近藤静也。

面白いと感じるポイントは主人公の2面性です。昼間の時は冴えない会社員、夜はイケイケのヤクザというギャップです。会社員の時のゆるい空気とヤクザの時の緊張感のギャップが面白くてついついページを進めてしまいます。

会社員という日常の顔があるので主人公の静也に親近感を抱きます。静也はデザイナーの仕事を嫌々やるのではなく、デザイナーの仕事が大好きです。むしろヤクザの仕事が嫌で社会からヤクザという仕事を無くしたいと思っていす。

ヤクザよりもデザイナーの仕事を愛し、争いを好まない総長なんです。

しかもヤクザの時は強くてめちゃくちゃカッコいいのに、デザイナーとしてはレベルが低く、上司からの評価も低いです。最初はダメダメ会社員だった静也が会社員として徐々に成長していく姿も素敵です。ヒット下着もいくつかデザインするまでになっていくのです。

下着デザイナーとヤクザという2つのストーリーが一人の主人公で展開されるので飽きがこないです。108巻まで続く大作になったのも納得です。

②ハイキュー!!

人気の高校バレーボール漫画です。漫画・アニメと過去に両方みてますが、最近改めて漫画を読みなおしました。やっぱり面白い!

僕が面白いと思うポイントは主人公の日向の成長のスピードです。とにかく成長が早い。次々と強敵が現れる中、どうやったら勝てるかを考え、改善し、習得するまでのスピードの早さが圧倒的。

インターハイで青葉城西に負けてから日向は自身のレベルアップに取り組みます。それまではソッコーのトスは日向は目を閉じて打ってました。でも目を開けて打ちたいと日向は言い出します。目を開けて打つことで相手のブロックを見ながら打ち分けることができるからです。でも、影山の早いトスを目で追いながら打つのが難しい。なかなか合いません。影山は目を閉じて打てと主張します。時にはケンカをしながら、お互いの意見を伝え合って、お互いに成長していきます。そして、影山は目を開けても打てるトスを身につけ、2人で新しいソッコーを完成させます。

日向は成長のスピードが圧倒的だし、コミュニケーション能力が異常に高いので、仕事でも成功するタイプの人間だと思います。

他にも好きなシーンがあります。1年生のマネージャーの谷地さんが排球部に入るところです。流れでなんとなく排球部に来ちゃったけど、自分には無理だから辞めようと思う谷地さんが入部を決断していく過程に人が新しい環境に飛び込む時の心理描写をうまく捉えているなと感心しました。

最後に春高の宮城県予選の決勝戦の白鳥沢学園戦もとても胸熱です。特に好きなシーンが烏野の月島が最強スパイカーの牛島のスパイクを止めて2セット目を獲るところです。バレーボールをどこか冷めた目でみてて、熱くなることがなかった月島が必死にプレーをして一つの奇跡をつくる。でもそれはたまたまのラッキーではなく、ずっと準備し続けた月島の頑張り。冷めた印象だった月島が夏の合宿を経て成長し、チームのために熱く試合に取り組む姿に号泣です。バレーボールにどんどんハマっていく月島が大好きです。