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問題ではなく目標に目を向ける

仕事やプライベートで思うような成果が出ない時、ついつい問題に目を向けて、問題を解決しようとしてしまいます。

これは人間の脳の仕組み上、通常の作用です。脳は不確実な未来のための回路をほとんど持たずに、確実な過去を好む傾向があるからです。

ただし、問題を突き詰めていっても、たいていは「作業量が多すぎる」「時間がない」「お金がない」といった同じような結論にたどりつきます。

目標を達成するために問題を解決する必要が本当にあるのか?
そこは冷静に判断する必要があります。

「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」といいますが、うまくいった時は必ずしも明確な理由があって、問題を解決して正しい努力をしたからとは限りません。

「何がダメなのか」を考えるよりも「どうやったらできるのか」を考えたほうが目標達成に近づきます。

松下幸之助は成功の90%は運で決まると良い、自分は運が良いと思ってる人を採用していたのは有名な話です。

運が良いと思ってる人は、問題や出来ないことではなく、どうやったらできるかを考えて努力できる人のような気がします。

(成功する人は皆努力しています。努力せずに成功することはありません。松下幸之助は運で決まるなら努力しなくていいということにはならないとも言っています。)

僕が大事にしている言葉は「で・だから・どうする?」です。

過去や現状を嘆いていても未来は変わりません。目標を達成した未来をイメージしながら努力します。

チームで仕事をしていると、メンバーに対してフィードバックや提案をしがちです。フィードバックというのは問題点に目を向けることが多いので、目標達成に効果的かどうかは慎重に考えなければいけません。

他者の問題解決を助ける時に最もよく使われる方法のひとつが、何をすべきか、あるいは何をすべきでないかを助言することですが、こうした助言にはほとんど効果がないことが脳科学の研究から明らかになっています。

人が変化するのは「自分で解決策に気づいたとき」です。

本人の不安を和らげてポジティブな情動を増やすこと。勇気づけることが効果的です。

もう一つは問題を単純化する手助けすること。問題を短いセンテンスにまとめると良いです。

相手の問題について考えたり、フィードバックや提案をしたりする代わりに、相手の思考について考え、相手が自らの思考をもっと深く考えられるようにすれば、多くの場合、変化をより早く促すことができます。

最後に相手をサポートする時に効果的な質問を書きます。
参考にしてください!

相手の目標達成をサポートしていくのに効果的な質問
・達成したいことは何ですか?
・そのために今していることは何ですか?
・それは効果的ですか?
・他にできることはありますか?
・それをやりますか?