ゴキブリ讃歌。
寂しいねと呟く君、今は何してる?
彼に会えないと嘆く君、今は何してる?
君の孤独を消したくて、僕は歌ってる。
君に会いたいと願いながら、声を枯らしてる。
寂しいことなんてないよ、そばにいてあげたいよ。
でも僕がそばにいたって、君はきっと寂しいんだろう。
ゴキブリ以下の人生だ、そばにいることもできない。
そいつが俺の人生だ、寂しいと思ってしまった。
ゴキブリ以下の人生だ、君の寝顔も見れないよ。
今度は君の人生に関われたなら良いのにな。
君のカケラを食べて、僕は夢を見る。
君のそばにいるだけで、幸せを感じてる。
寝息の君にそっと、僕は呟いた。
君に殺されるのならば、何も後悔はないよ。
寂しいことなんてないよ、そばにいてあげる。
でも君に見つからないようにそっと、息を潜めてる。
さよならだけが人生だ、初めましては要らないよ。
もがいてる僕の人生は、結局なにもないのだ。
もう一度君との人生をやり直せたら良いな。
笑ってる君の人生のそばにいれたら良いのにな。
僕のことなんて一晩で、忘れてしまうだろう。
僕は死んだって君のこと、忘れやしないのにな。
突然の君の悲鳴で、僕は身を隠したよ。
君に殺られるなら本望だ、同じ気持ちになれた。
もう一度君に人生を賭けてやれれば良いのだ。
今度は君の人生に関われたなら良いのにな。
ドブネズミみたいに美しく、なれたら良いのにな。
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