後ろ向きに前向きに。

自分の不甲斐なさにつくづく嫌気がさして、温くなった缶ビール片手にタバコ吹かします。
吐き出した憂鬱が消えていく先にあったものは、それはとてもとても悲しい程に綺麗な空でした。

僕と同じクズなのに空の星たちは、どうしてあんなに眩しく見えるのだろうか?

今日も酒を飲んで管を巻いているだけど、それが明日を生きる為の糧になっていくのでしょう。
だから今日も忘れるのが勿体無い日にしよう。
そしたら毎日を思い出にして生きていけるのでしょう。

あると少しだけ嬉しくて、無いととても寂しくて。
あの頃を思い出しては後悔ばかりの日々です。
引きずっているということは前に進んでいるわけで、引きずったその跡が真っ直ぐなら良いと思います。

眩しく見える星屑は誰かを想って、涙を流しているのかもしれません。

遠い街に行ったあの子は今何を思っているのだろう。
それを僕は確かめることなどできないけど、それで良いと思う。
僕はそれで良いと思うことでやっと、後ろ向いて前に歩いて行けるのでしょう。

今日も酒を飲んで管を巻いているだけど、それが明日を生きる為の糧になっていくのでしょう。
だから今日も忘れるのが勿体無い日にしよう。
そしたら毎日を思い出にして生きていけるのでしょう。

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