ねぎま。

ポケットの小銭を握りしめて、ぼんやり乾燥機を眺めている。
去年は押入れに入らなかった、布団が乾くのを待っています。

近所の小さい焼鳥屋で小さいビールと烏龍茶で、ねぎまのネギだけ食べていた頃が幸せだったなんて思います。

ベランダでタバコをふかしながら、少し欠けた月を眺めます。
足りない部分を埋めるように、結局酒を飲んでしまいます。

近所の小さい焼鳥屋で大ジョッキのビールを流し込み、ねぎまを一串注文すると、やけに煙が目に染みて困ります。
やけに煙が目に染みて困ります。

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