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峠を下る

躓いたり、転んだりして、やっと峠を上りきって80歳、これからゆっくりと辺りを見ながら麓まで下って行こう、上る時には見えなかったものが、見えてくるかもしれない。
歩き出したとたんに、友人の訃報や義姉の訃報があったり、親しくしていた近所の方が、体調を崩し突然ホームに移られたとか、寂しい事が多くなり、膝ならぬ、心がガクガクしてしまった。

思い切って、早朝の蓮の花を見に行った。
冬の蓮田も、咲き始めの蓮もみているが、この季の蓮はキラキラ小さな露の玉を乗せた大きな葉とともに誇らしげに咲いている。心なしか木陰は涼しさを感じられ、「まだまだ頑張って」と言われているようで嬉しかった。

東京中オリンピック色に染まっているが、東京に決定した時は、多分その頃はいはないだろうと言ってた私と友人達は誰も欠けることなく、人生二回目の自国開催のオリンピックを体験できる幸運を喜んでいる。これも一つの人生の景色なのかもしれない。

秋の初めに二人の孫娘と「女子会」を計画している。二人とも社会人となり、それなりに頑張って、そして美しくなって行く姿をみて、夏休みの宿題を一緒にやったのはつい最近のようなきがする。Steve jobs のstay hungry stay foolish を覚えたのも孫達の教科書からだった。

その一人がお付き合いしている彼がいることを
こっそりおしえてくれた。孫と祖母の関係も捨てたものでは無い。

今は、いたわれることが多くなったが、この先
私にどんな景色を見せてくれるのだろうか。

元気を振り絞って咲いている朝顔にこの夏の終わりが近いことを感じた。


#峠 #早朝の蓮の花 #二度目のオリンピック
#景色 #いたわる #夏の終わり



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