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エンタメサルベージ_13_SOIL

『SOIL』(ソイル)は、カネコアツシによる日本の漫画作品です。
当時、予備知識もないまま本屋に並んでるカバーデザインを見てなんかかっこいいスタイリッシュおされと購入しました。エンタメに関して鼻が利きます。(と思ってると後悔がない)
絵柄はちょっと変わってて 線が太い、人物白っぽい、トーンを細かく使わない、画面が白っぽかったり逆に真っ暗だったり、人の顔がリアルで可愛くもかっこよくもないなどかなり攻めた画風がカッコいい!

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ソイルニュータウンで起こる謎の家族失踪事件に端を発す様々な超常現象と住民が抱える深い闇。一見捜査能力の無さそうな外部からの警察の介入も事態をますます混沌に陥れるだけで一向に解決の糸口は見えないまま街は不可解で大きなうねりに飲み込まれてゆくのだった。。。
みたいなあらすじなのですがこれってツインピークス的なものを漫画で描いてみたいと思ったのかなあ。実際ツインピークスドはまりの俺がそんな予感で買ってみたんだけどね。全11巻でなかなか観念的な描写や非現実全開でついてゆけない感じも多々ありますが読みごたえは十分です。読後感は漫画ではなく文学作品ですかね。(決して詰まらないというわけではなく)ただ説明っぽい感じが長く感じる部分もあるのと様々な謎の解明がイマイチ相互にはまってゆかないで独立した感じがあってその分カタルシスに繋がらないと感じたりもします。

でこれはドラマ化もされてまして高橋一生とかピエール瀧なんかも出てたんですね。監督も呪怨の清水崇とか参加してます。まあ怖いとか不気味というよりバカっぽい感じでもうちょっとこうデヴィッドリンチみたいに不安な感じの中に浮き出る歪んだユーモアみたいな感じにしてほしかったわけですが。画面も暗くてよくわかんないんだよね。まあ海外ドラマみたいにお金かけられないというのもあるのかもしれないけど。ただメイキングとか見ると普通に明るいので、なんか雰囲気出して暗っぽいフィルターかけたら全編眠い映像になったみたいな感じもあります。。。
なのでこのドラマはあんまりお勧めできませんが興味がある人は全8話で漫画とはまた違う変なノリのエンディングとなってますよw









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