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規則正しく遅刻する人

規則正しく遅刻する人がいた。遅刻という言葉と規則正しいは相性が悪い感じもするが現にそうだからそうとしか言いようがないのだ。毎日必ず遅刻する。数十分の時は電車の遅延、数時間の時は腹痛、半日以上の場合は役所など。毎日ちゃんと遅刻理由をスラックに書いて出勤時刻前後に連絡するのだ。遅刻する人はだらしない印象があるが遅刻以外にはきちんとしている。いやむしろ毎日ちゃんと事前連絡して遅刻してるのだが出社時間はそもそも他人が決めたルールなのでそこだけがどうしても譲れなかったのか?いやでもこういう人はじゃあ何時なら絶対来れるの?とか話し合ったりしてじゃあこの時間なら遅れないよねとかいう時刻を決めたとしてもやっぱり数十分とかは確実に遅れると思う。つまり定時に出社するという行為に抗いたいわけだ。私などは無精者で面倒くさがりだから時間に遅れるぐらいの事でわざわざ謝罪メッセージを送るのなんてまっぴらゴメンだし時間に遅れそうだからバタバタして電車に飛び乗ったり駅から会社に走って汗ダラダラなんて死んでもやりたくない。だから余裕を持って家を出る。電車の遅延とかも週三ぐらいはあるのでその余裕も考えたりする。そうやって余裕綽々でチンタラしながら会社についてぼーっと他人の遅刻連絡メールを見たりするとなんか微笑ましくて口角があがったりするのだ。

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