ゐでやすな

虚実皮膜の大阪ディープサウス。作詞作曲プロデュースの真似事。

織田作之助「薬局」

疲労をポンと取る覚醒剤ヒロポンが町の薬局で買えた時代の話。
初出は「大阪朝日新聞」昭和21年8月26日号。青空文庫より。

 その男は毎日ヒロポンの十管入を一箱宛買いに来て、顔色が土のようだった。十管入が品切れている時は三管入を三箱買うて行った。
 敏子は釣銭を渡しながら、纒めて買えば毎日来る手間もはぶけるのにと思ったが、もともとヒロポンの様な劇薬性の昂奮剤を注射する男なぞ不合理にきまっている。然

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元始女性は太陽であつた。

元始、女性は実に太陽であつた。真正の人であつた。今、女性は月である。他に依つて生き、他の光によつ て輝く、病人のやうな蒼白い顔の月である。

平塚らいてうにより明治44年に創刊され、日本の女性解放に大きく貢献した同人誌『青鞜』。その名を冠したコンピレーションアルバムがフランスのレーベル Akuphone から7月にリリースされる。Mikado Koko は江戸端唄の「深川節」のリメイクで参加したの

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織田作之助「大阪の可能性」

今も昔も大阪は理解されていない?以下は青空文庫より引用。

 言葉ばかりでなく、大阪という土地については、かねがね伝統的な定説というものが出来ていて、大阪人に共通の特徴、大阪というところは猫も杓子もこういう風ですなという固着観念を、猫も杓子も持っていて、私はそんな定評を見聴きするたびに、ああ大阪は理解されていないと思うのは、実は大阪人というものは一定の紋切型よりも、むしろその型を破って、横紙破りの

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汚れつちまつた悲しみに

Bandcamp先行で販売していた、みかどここのシングル「汚れっちまった悲しみに」が一般リリース。中原中也の代表作を十二音技法のピアノ伴奏で朗読している。未完成アルバム『なかはらちゆうやをうたふ』より。

パリ、夜は眠らない。

ヴォーギングの創始者の1人、ウィリー・ニンジャへ捧げた Mikado Koko のリミックスがニューヨークの老舗ハウス・レーベル Henry Street Music からオフィシャルリリースされる。設立25周年シリーズの1曲で、Ballroom / Vogue House の古典 Tronco Traxx の「Walk 4 Me」。ファンキーなアンダーグラウンド・ハウスに仕上がった。