この前、
私は松ちゃんの笑いが好きだったが、ただ弱いものを馬鹿にするような「いじり」要素があることは嫌だった。ただ、ただの「いじり」とはなにか違うポジティブなものもあった、
というようなことを書いた。

その後、ある女性社会学者風の人がこのもやもやを言語化していたので、すっきりした。
その人は「松ちゃんはあまり好きじゃなかったけど、日本一綺麗な女優さんとか、偉い人とかでもいじるから、その点は一目置いていた」というようなことを言ってた。

松ちゃんは、たしかに弱いものをいじる。「弱いものいじり」は卑劣で、情けないことだ。
しかし、松ちゃんは、強いものもいじる。
たしかに、heyheyheyなどではいけいけのアーティストとか、その他番組で俳優や女優の大御所でさえも等しくみんな平等にいじる。
さらに、あまり気づかれないが、誰かが滑りそうになったのを拾って笑いにすることもよくしていた。これは偉い人だけでなく弱いものに対してもやっていた。

そういう、一貫性。それができる才能に、みんな惹かれていたのかもしれない。