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語学におけるMore Is Different

More Is Differentという言葉をご存知だろうか?

物理学の「多は異なり」「量が多いことは質の違いを生む」など様々に訳されているが、素粒子の性質が分かっても原子や分子が集まった物質の性質が分からないように、数が多くなる(More)と様相は全く異なる(Different)ことを端的に言い表した言葉。

簡潔ながら本質を突いたこの一文は非常に多く引用され、現在では物性物理をはじめとした量子多体系の代名詞とも言える言葉となっているようだ。

実はこれ、語学にも言えると思う。

短文や文章の暗記を繰り返す。

ただ、多くの人はそれだと応用が効かない、その第二言語の根本原理を抑えられていない、と心配する。

ただ、ある閾値を突破すると、
覚えたも表現の根底にあると思われるルールを体現化できる。

自分自身、これを絶対的な自信を持って言えるほどの語学力ではないが、
やはり愚直に覚えたようなことが血肉化するのはわかる。
more is differentの触りくらいは感じている。

もっと真面目にインプットを愚直にこなせば確実に活用自在になれるだろう。

これはクラッシェンのインプット理論にも通じる。

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