2023年5月 U20W杯を終えたファンの勝手な感想①

 U20W杯のレギュレーションはコロナ以前の21人(GK3名)までに戻ると決まっており、そうなるとスタメン11人とGKの人数でかなりの人数が決まってくる。
 プロ入りをしている早生まれの世代でもプロキャリアは通常3年目であり、諸外国もスーパースター候補や代表入りしている者はいるが圧倒的な実力差を出している選手はいない。そこまで気にしすぎなくても良いだろう。
 メンバー選考に関しても(世代別の最高峰の五輪やA代表なら別だが)よほど欧州やJで活躍している選手がいない以上。もう少し思い切った選考やそれに伴った前準備の段階での高校生の選考もすべきであった。
  
プロでも大学でも1年目の04年生まれは経験もフィジカルも心配で余り選考したくないが他国の事情もそこまで変わらない為、今後に向けて国際大会を経験、体感させたい選手を選んでも問題はなかっただろう。(フィジカルや体力面の考慮もすべきだがアマチュアやプロの駆け出しの選手を試せる世代別はこの大会が最後である)
 この世代はコロナ真っただ中でU17とU20(飛び級での参加)など対外国での経験が他の世代に比べると得られなかった点は考慮して評価すべきだが他国も事情は同じである。
    2019年11月にコロナ感染症の流行開始。
    2019年の10月-11月に開催されたU17は中野伸が参加。21年にU17、U20両方開催予定が中止となった。
 アジア予選が前年の夏から秋に開催され、半年程度準備期間があるはずだった(3月にアジア予選、5月に本大会)というのはイレギュラーであった。
 例年の大会なら高校生や大学生のノンプロ組をここで試せたのだが今回はそれができなかったので実はかなり痛い。
    そうなると少なくとも、欧州やJ1・J2で着実に試合経験を積んでいる選手がケガの等の理由がなければ選ばれるべきである。メンバー選考はできる限りのベストで挑みたかった。 せめて合宿でベスト+23年になってでてきた選手などを主力や欧州組と組み合わせて試せると少し状況は変わったかもしれない。


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