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他社の広報さんに会ってみえた自社の広報課題

こんばんは。やなぎです。

昨日のnoteにも書きましたが、20社を目標に他社広報さんと会ってお話を聞いています。
皆さん、会社にも広報の仕事にも愛情を持たれていて、楽しく有意義な時間を一緒に過ごせて感謝の気持ちでいっぱいです。

ミートアップやプライベートの時間も含めて、6社の広報さんとお会いしてみて、見えてきた自分の課題、やるべきことを備忘録として書き残しておきます。

(2019/9の記事を2020/7/14にリライトしました!)

課題①:経営層と広報活動の方針を決められていない

ここがいちばんクリティカル。
今までお会いした広報さんはみんな社長や経営層とMission・Vision・Value(MVV)をしっかり握り、経営戦略や目標に基づいて、広報活動の計画を立てている…

MVVは把握しているものの、その上で「うちはこうだ!」と明確に明言できるかというと…うーん。

まずは、社長と広報活動の何に重きを置くのかをはっきりと決めないといけないと感じました。
設立して1年未満。大枠はブレていないはず。これは急務。

この課題に対して

・直近3ヶ月の全体会議の資料を読み返し、社長に質問
・社長、上長と広報活動の目的を明確化させるための方針会議の設定

の2つをやると決めました。

経営層の思想と発信する情報がマッチしなければ、広報活動は無意味なものになってしまう…これは会った広報さん全員がお話していたこと。

課題②:情報発信のターゲットが明確になっていない

設立から既にプレスリリースやニュースリリースは数本打っても、お恥ずかしいことにメディアからの問い合わせや取材依頼やクライアントからの問い合わせは皆無。
商談のパイプラインは親会社経由のものがメインとはいえ、当然のことながら限界はある。

これまでのプレスやニュースは「出したい情報を出しただけ」。
ターゲットが大手企業とはいえ、「大手」だけでは粒度が荒すぎる。
営業活動でコールドコールや飛び込みを手当たり次第にするようなもの。

この課題に対しては、

・大手企業の中でも発信したい企業のペルソナを設定する

これ一択に尽きる。
明確なターゲットを設定しないことには、アクションも変化もできない。
これは採用広報でも同じことが言えるのではないでしょうか。

課題③:広報の役割理解が経営層にも社内にも自分にも足りない

イベント告知文が私を通さずに公開されて後から手直しをした。
知らないうちにWebサイトが改修され、スペルミスを外部の方から指摘された。
というような、広報を飛び越えて情報が出てしまったことが多々あって落胆。
(リライトしている今でもたまに起こっています…ぴえん。)

なにか打つ手はないかとnoteを読み漁っていたら、Noriko Nakaneさんの記事を発見。

お会いした広報さんから
「社内に広報の役割を周知した」
「社内で広報活動に関する啓蒙活動をした」
「経営層を説得するために資料まで作った」
と聞いたときは、社内認知がこれほどまで広報活動に重要で影響が出るとは目からウロコ。

そもそも、私自身が広報の仕事を理解していないのに、他のメンバーが理解できるはずがない。
何度Slackで情報発信や全体周知をしても、全体会議で広報の活動報告や記事の拡散を呼びかけても、
「それが自分たちの仕事にどう繋がるのか」
「自分たちにどんなメリットがあるのか」
が伝わらなければ、実感できなければ行動する気にもならない。

社内に向けた啓蒙活動や情報発信は根気が重要と感じましたが、まずは他社さんに倣って、

・役割をしっかりと理解して、説明する
・情報発信は広報を通すフローを確立して、徹底を呼びかける

の2つをやりたいと経営層に伝えようと心に決めました。

様々な雇用形態や働き方がある今、すぐに全員が賛同してくれる、効果が出ると期待は抱いてはいけない。
Norikoさんの記事でも何かしらの期待を持ってもらえるまでに2〜3年かかったと書かれています。
それでも継続と忍耐力で頑張れば、何かが変わるはず。このお豆腐メンタルも鍛えられそう。

この先に見えるであろう課題

どの職業もそうですが、広報は特に「これをやれば間違いない」といえる正解がありません。
今回見えた課題をクリアしても、また新しい課題が出てくるはず。
そこでテンパらずにどう解決していくかを冷静に考えていかなければ…
果たして、1年後このnoteを読み返して、ステップアップした自分を感じることができるのか、落胆するのか…

ちょっとだけ、楽しみです。

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