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商人トレサのテーマ/剣士オルベリクのテーマ

商人トレサのテーマ

楽曲テンポ:120

使用楽器;クロマチックハーモニカ、クラリネット、ピアノ、ストリングス(86443)、クラシックパーカッション

トレサは8人の中で一番明るいキャラなので、曲も一番明るい仕上がりになっています。
メインメロを取るクロマチックハーモニカは南里沙(@minami_risa)さんにお願いしました、ハーモニカってこんな機動性のある楽器なんですね!と驚きの演奏を聞かせてくれています。

途中クラリネットのソロが入りますが、これはトレサの持つ純朴さを表現出来ればいいなと思い入れてみました。
広い世界に対する希望とトレサの持つ純朴で可愛らしい面を表現する思いを込めて。

全体的にコードにもテンション(7th,9thなど)を混ぜる事により、清涼感と言うか、海風を感じるようなサウンドになるよう意識しています。
これはトレサが旅するコーストランドのフィールド・タウン曲でもそうなるように統一しています。


剣士オルベリクのテーマ

オルベリクは重い過去を背負った亡国の騎士なので、使命感や力強さを感じる曲調を意識しました。
弦楽を中心としてますが、Bからはホルンが力強いメロで出て来たり、全体的に音域が低めに集まっている事などで、そういった要素を表現出来ればと思い作っています。

ホルンは6本の生とそこに更に打ち込みの「部屋鳴り」の大きめのホルンを加える事で更に厚みを出しています。
ここで言う「部屋鳴り」とは海外のスタジオのような空間の広いところで録音されたものを指します。
国内のスタジオはどうしても広さに制限がある為、ホルンのような部屋の鳴りを収録したい楽器はどうしても海外のものとテイストが違ってくる傾向にあります。
オルベリクの楽曲は曲調的にエピックで壮大な空間を感じさせる楽曲にしたかったので、生のホルンに打ち込みの部屋鳴りの大きいホルンを足す事でそこをサポートしています。

生と打ち込みの合わせ技

今回のオクトパストラベラーのサントラは収録した生楽器に加えて打ち込みのオーケストラ楽器の音も積極的に足すようにしています。
本来打ち込みは仮想のものなので、あくまでも生楽器を収録した時点でミュートにしてしまうのですが、今回はブラス・ストリングスに関してはほぼほぼ打ち込みの音も混ざっています。
意図としては、生楽器の暖かく広がりのある質感と、打ち込みの機械的ではあるが派手さのある質感をブレンドしたかったからで、
今回のHD-2Dのグラフィックがドットとリアル表現のミックスだった為、音楽もその見た目に対して適度な距離感を保てるようこのような形のサウンドに落ち着きました。
そんな点も意識して聞いてみてもらえると面白いかもしれません。


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