最大の幸福感のために大通り沿いの食堂において悩んだという私小説的出来事を通して自身にもたらされた気づきについての一考察
-orで選択することandで相互補完することについて,コンピテンシー教育およびケイパビリティ教育という観点から-
1.私小説的出来事を経験するということ 私小説を好むと好まさざるとに関わらず,私の主観は私小説的に感じられる出来事はある。このように述べると,多くの人は「当たり前じゃないか?」と思われるのではないかと推測する。なるほど,私の主観という表現から考えると,個人のストーリーの中で発生するのだから,私小説的であることは必然のように感じられる。しかし,私自身の体験を振り返