【ライブレポ】Ultimate UNION

2023年4月26日にZepp Divercity(Tokyo)で行われたキスエクワンマンのライブレポです。

そもそも

キスエクって何?

このライブレポを読む皆様には説明不要かとはおもいますが…
XOXO EXTREME(キス・アンド・ハグ・エクストリーム、通称キスエク)は東京を中心に活動する5人組のアイドルグループ。音楽的には"Progressive Rock"というちょっとおかしなものをやっていたりします。
詳しくはこちらのWikipediaまたは公式サイトをご覧ください。

とはいえやはりメンバー紹介くらいは

かれこれ6〜7年活動しているグループなので、アイドルグループの例に漏れずメンバーの加入・卒業などもいろいろありましたので今回のワンマンライブに参加する現メンバー(+1)のご紹介。それぞれのTwitterへのリンクを貼っているのでそちらからご覧ください。

  • 一色萌(ひいろもえ・萌氏)

    • メンバーカラー❤️(赤)

    • 頼れるヒーロー!ライブ全体を引っ張る大黒柱的存在。グループ設立当初からのメンバー。特撮好き。

  • 小日向まお(こひなたまお・ちゃんまお)

    • メンバーカラー💚(緑)

    • キスエクの歌姫。プログレというややこしい音楽を歌唱面から支え、かつにぎやか(うるさいという噂も)でグループのムードメーカー。

  • 小嶋りん(こじまりん・りんりん)

    • メンバーカラー🩵(水色)

    • キスエクのお嬢様にしてバイオリニスト。りんりんが居ないと物足りない!という曲も。見た目に反して(?)アウトドア派だったり。

  • 横山陽依(よこやまひより・ひよりん)

    • メンバーカラー🧡(オレンジ)

    • キスエクの新星にして最年少。パフォーマンスの成長著しく、歌唱・ダンスともに太鼓判。本人は清楚と主張するもののキャラ崩壊も(?)

  • 桃瀬せな(ももせせな・ももせな)

    • メンバーカラー🩷(ピンク)

    • アイドルの天才にしてスーパーサポート。元々妹グループ(解散)にいたものの、3/1に加入し4/24までにとんでもない曲数を覚えた努力家。

  • 楠芽瑠(くすのきめる・めるたん)

    • メンバーカラー🩷(ピンク)

    • OGにして初代リーダー。今回は重要な役どころでゲスト出演。見た目に反して現在は新人教育なども行う頼れる社会人大先輩。残念ながら今年いっぱい(2023年12月31日)で完全に引退予定。

キスエクワンマン Ultimate UNIONって?

キスエク史上最大規模の会場(お台場・ZEPP DIVERCITY(TOKYO), 以降ZDC)で行う5回目のワンマンライブ。事前に「最高にして最後のUNION」と銘打たれたため一部でざわつくことに。4thワンマン(渋谷PLEASURE PLEASURE)でのサプライズで告知され、本当に埋められるのか?と心配されつつ当日を迎えた。今回のワンマンはキスエクメンバーに加え、上記の通りOGの楠芽瑠、ほか3バンド構成(詳細は下記フライヤー参照)の総勢20名での壮大なライブとなった。

キスエク5thワンマン "ULTIMATE UNION" フライヤー

さて本題

ひととおりメンバー紹介、このワンマンについての説明を終えたところでここから本題、ライブ当日の話に移っていこう。

開演前

当日集まった(特にSSチケット、Sチケットを購入したキスエクのファン)の皆さんの開演前の関心事の一つは「どれだけ埋まるんだろう」ということだったことは想像に難くない。チケット手売会や複数購入特典など、集客に繋げる施策もいろいろやったものの年度はじめの月末の月曜日、しかもGW目前という社会人としては些か忙しくなる日程であったのは確か。4thワンマンでの客入りも考えると「半分埋まるかな…」と心配するのも必然だったのではないだろうか。
ただ、いざ開場してロビーに行くとファンや仲間のアイドルグループなどからのスタンドフラワーが立ち、その中には "オーケン" こと大槻ケンヂ氏のものもあるくらい。
さらに開演時間が近づくにつれ、仕事を切り上げてきたのか多くの人が入場列に並ぶようになっていった。
ホールに向かうと、用意された椅子席(今回は全席指定)で見渡せる範囲はほぼ埋まっている状態。これはステージに上がってきたメンバーもきっと嬉しいだろう、そんなことを思う中、注意事項の影ナレが響き、客電が落ちる。

第一幕、中世編。

prologue. 中世編寸劇

めるたんのナレーションがステージ上に響き、そのままステージ上に登場。あらかじめ長田さんの演出ということもあり、既存の物語をモチーフとした、まるで電影と少年CQのステージかというような寸劇から始まる。
黎明編・ギリシャ編・ローマ編・ヤマト編…と誰もが「火の鳥かよ!」とツッコミを入れたくなるような導入。もちろん、それをすべてやるわけではないのでご安心を。

導入の語りが終わり、15世紀初頭のフランスへタイムスリップ。時代は100年戦争の最中。
「こまっただぁ、こまっただぁ」とのセリフで登場するりんりんとももせな。ここではももせなの棒読みセリフ(これは演出とのこと!でもめちゃかわいい。映像化された時は必見!)
呑気な雰囲気のめるたんを、生活の苦しい民衆であるキスエクメンバーはフルボッコ。そこに降臨する、永遠の命を持つ女神ちゃんまお。その女神ちゃんまおの元に集った5人は、中世版キスエクとして活動を開始するのであった…

1. 十影

スローテンポなイントロから始まるこの曲がワンマンライブの1曲目。寸劇で表されたような、閉塞した空気の世界観の中を滑り出していく1曲。皆、緊張のためか硬さも見られるものの、無難なスタートを切った。みんな動けているし、声もよく出ている。広いステージに負けていない。上々のスタート。

2. Daylight

ワンマン直前に発表された、ASIAのカバー。ライブで演じた回数も数えるほどしかないにも関わらず、堂々としたステージ。曲中の「daylight」のフレーズと共にフロアに手を伸ばす振りとともに、フロアからも手が伸びる。その様子を見たメンバーの顔にも笑顔が浮かぶ。だんだん雰囲気がほぐれてきたようで、ステージのパフォーマンスが加速していく。

3. R.I.P

ワンマン前に先行発表された新曲。りんりんのバイオリンにフルート。R.I.P.というタイトル、語りかけるようなイントロ。緊張感のある曲の始まりではあるものの、曲中からお馴染みの転調から曲の雰囲気が明るいものになっていく。新曲だけにひよりん・ももせなにも歌割りが均等に振られていて、ワンマンに向けての2人の地力の向上が存分に発揮されていく。

4.フェニキスの涙

キスエクの定番曲ともなっているこの曲。振りつけの翼をはためかせる姿が美しい。ここまで閉塞感・僅かな光明・死をイメージするような曲が続いてきた中から蘇る不死鳥の曲。「傷ついちゃっても羽ばたけるでしょ」虐げられた民衆が、力強く立ち上げっていくイメージで曲が進んでゆく。慣れた曲だけあって、声もいよいよ乗ってきて、全員の調和と個々の個性が輝き始める。

5. 誓い〜勝利のファンファーレ〜

壮大な曲をイメージさせる、フルートから始まるイントロ、そこに乗るちゃんまおからの感謝の挨拶からスタート。そして続く軽妙なリズム。普通のライブであればこの曲で締め!ということも多いがまだまだワンマンライブは序盤。フロアも乗りやすい曲だけにステージの勢いと共にフロアの熱気もどんどん上がっていく。曲中でもちゃんまおの煽りは絶好調。心地よいステージとフロアのコミュニケーションが繰り広げられ、フロアからも各メンバーの名前を呼ぶコールも響く。
ここで15世紀初頭から始まったキスエク中世編もフランス革命を迎え、約400年の物語のフィナーレを迎える。
第一章の演奏はAlsciaucatが担当。

第二章、未来編。

prologue. 未来編寸劇

時代は一気に飛び、西暦2300年のNEO TOKYO.AIと人間の戦争の最中。
ひよりんの演劇力が生かされる始まり。とある天才科学者(大嶋博士、プログレマニア)が開発した人間の脳を移植する技術を開発。ただ、選定した人間に興味がなくりんりんの脳をAIに移植してぽんこつAIとなってしまうハメに…
世界はポンコツな思考をする超高性能AIに占領されてしまった…というお話。そこに降臨する女神ちゃんまお。ここでのちゃんまおの言い直し(録音)に萌さんが思わず吹き出すというハプニングもありつつ寸劇は進む。
長田さんの演出も加速し、どんどんコミカルな展開に。
そんな未来の世界で結成されたキスエクのお話。
…ところでこの話の元ネタはなんだ…?ゴーストダビングであれば攻殻機動隊、なんとなくターミネーター、もしかしてメガゾーン23要素入り?

6. Spacetime Odyssey

SF感溢れるこの1曲から未来編はスタート。ワンマン前、強化合宿時にどうしても振りが入らず、ももせながソロ練した曲。そのソロ練、猛練習の甲斐あってちゃんと踊れてるし歌えている!キスエクのやる曲にしては珍しく同じようなリズム・メロディを繰り返しがある。かと思えば全く別な曲かと思えるような展開、リズムも全然違う展開がやってくる。やはり難しい曲だ。しかし、キスエクメンバーはさすがだ。そこをうまくピタッと合わせてくる。萌氏、ちゃんまおの歌声もさらに冴え渡りフロアを未来編の世界に誘ってゆく。

7. NEO MATRIX

冒頭からひよりんの挨拶・煽りが。ロボットのような動きのダンスを挟みつつ、ステージからフロアに問いかけるような歌詞から一気に楽しい展開に。座りのライブであるのがもどかしいくらいに、メンバーからの誘掛けに合わせて身体を動かしたくなる。
ももせな→ちゃんまお→ひよりん→萌氏の順でちょっとしたラップパートから曲後半の展開へ。曲のクライマックスではももせなの「はいせーの!」も入り、この曲のエンディングに。フロアもめいめいメンバーとの振りコピをしながら、一緒に楽しむ一幕。

8. RUSH!

このワンマンで初披露のメタル曲。キスエクがプログレだけに縛られない色んなジャンルの曲ができるというのがキスエクのアイドルたる所以。
ノリもよく、スーパーヒーロー的な曲でもありメンバーもこの曲は楽しく覚えられたとか。そしてこの曲の聞きどころは途中のせなラップとひよラップ!ほんとにこの新人2人のラップが可愛い!

9. 薔薇のΝεμεσιs(ネメシス)

この曲も同じくワンマン初披露の新曲。重厚なイントロ。ターンを中心とした円の動きで表現される、お互いに絡みあう薔薇の蔦をイメージするような振り付けで進んでいく。
曲の展開はこれぞプログレというような、物語性を持ったもの。そして長い!メンバーも長い!って言ってた。
新曲だけあって前のRUSH!と同じくももせな・ひよりんはじめ、今の5人の個性・特性を活かした歌割りで曲が進んでゆく。
後半、一気に疾走感おある展開から「薔薇のネメシス!」と強いフレーズ、そしてまた疾走感のある展開へと一気にラストにむかって加速していく。
その疾走感も止んだアウトロでは静かに、未来の物語の終わりを感じさせるようなクロージングへと進んでゆく。
第二章の演奏はSilent Of Nose Mischiefが担当。

第三章、現世編。

第一章の過去、第二章の未来と亘ってきた色んな時代のキスエク。それが結集する現世、まさにここ2023年4月24日のZDC。その色んな時代を振り返るめるたん。そして謎にドラムの横から降臨する女神ちゃんまお。めるたんに今のキスエクでは足りない、と諭し色んな時代にプログレを広めるよう導く。そこでさまざまな時代、色んな人に会いにいくめるたんだが…いきなり室町時代で足利尊氏(りんりん)と新田義貞に「私、楠っていいます」と。わかる人はわかる、長田さんのメタな遊び展開。他にも卑弥呼(ひよりん)、縄文時代の人(ももせな)、白亜紀のティラノサウルス(萌氏)トリケラトプス(ももせな)ブラキオサウルス(りんりん)プテラノドン(ひよりん)…ティラノサウルスってジュウレンジャーのティラノレンジャー(赤)じゃん!とツッコミを入れたくなりながら話は進み、そして現代。メンバーが横一列に並び、色んな時代、色んな仲間のキスエクがあって今があるというこのワンマンの物語とキスエクの物語、メンバー個々人の物語が重なっていくという、メタな展開。そしていろいろなことを超えて、今のキスエクに至るという大きな物語。

10. ADELHEID

こちらも日々のライブでも定番曲。しかしフルバンドかつ仕上げ切った状態でのパフォーマンスは圧倒されるこの曲にはただただ圧倒されるばかり。
メンバーの迫力がいつも以上に増し、ほぼ叫びとなってゆく場面も。それでも曲として破綻することなく、まとめ上げてゆく。

11. キグルミ惑星

ひよりんのソロから始まるこの曲。もとはアニメのカバーではあるのだけど、完全にキスエクの曲のイメージに刷り込まれてしまっている。この曲の特筆すべきところはちゃんまおのオペラパート。そして萌氏のシャウト。ただ、この日のキグルミ惑星はそれだけではなかった。この曲は途中から非常に激しくなり、ヘドバンするところもでてくるのだが…そこでアクシデント。ももせなのイヤモニのレシーバーが外れてしまったのである。しかし、そのアクシデントにも拘らず、その後の独唱パートをやり遂げた。「やっと、未開会えましたね」これまでのライブで、いつも息がもたず苦しい歌い方になっていたところが、それまでで一番しっかりと歌うことができたのである。これは「アイドルの天才」と言われ、何曲もすぐ振りも曲も楽々マスターしていると思われている彼女の本当の努力の積み重ねがここで結実したと言えるのではないだろうか。

12. アストラル旅行

曲が始まるまでに舞台袖に下がり、レシーバーを付け直して平然とした風で戻ってきたももせな(実は裏でとても慌てていたとのこと。それはそうだよね)。一つ前のキグルミ惑星に比べ、非常にゆったりとした、しかししっかり聞かせる曲。精神世界を漂い、過去から未来を旅し、現代に戻ってくる、その中でこの世界を理解する、という今回のワンマンにピッタリと合った1曲。

13. HA•LO•WA

この曲も今回のワンマンに合わせて作られた新曲。これからのキスエクをイメージさせるような、アップテンポな曲。萌氏のラストスパートです!という煽りに合わせてフロアのボルテージもどんどん上がる。先輩メンバーがこれまでのキスエクを、新メンバー2人の歌詞がこれからのキスエクをイメージさせるような歌詞とともに、気持ちもキスエクと一体化し高揚していく。

14. Ride a Tiger

キスエクのライブで最も盛り上がる曲の中の1曲とも言えるこの曲。説明不要な盛り上がり、フロアとステージの一体感が完成していく。各メンバーへのコール、MIX、歓声など思い思いにフロアも動く。そのフロアを見てマンバー、バンドともにさらにヒートアップしていく本当にフロアとステージが楽しい一幕。萌氏の落ちサビ、そこに被せるちゃんまおの「いくよー!」もうライブは止まらない。

15. メグルセカイ

前回のワンマンでもキーとなっていたこの曲。時空、場所を超えてそして新しい芽吹きを感じるまさに今のキスエクを体現する曲が本編のラストに。
「鮮やかだったって、もっと誰かに知って欲しい。」今のキスエク、プログレは難しい、とか展開が複雑でよくわからないという人たちにも届いて欲しいと思えるフレーズ。
サビでのりんりんのバイオリンの音が出ない(スピーカーに乗らない)というアクシデントはあったものの、ステージは止まらず進んでゆく。音が出ていなくても、きっとフロアにいたキスエクファンの心の中にはちゃんと届いていたはず。
この曲の明るく、未来に向かって進む眩い姿を見せて、本編は終了。


メグルセカイ

第三章の演奏はUltimateバンド(このワンマンのためのスペシャル編成)が担当。

MC

ここまでMCなし(演出あり)で一気に駆け抜けてきたワンマン唯一のMC。
感想は加入が新しい順。ももせなとひよりんはどちらが後に入ったのか(キスエクに入ったのはももせなの方が後だけど前グループのことを加味すると逆)ちゃんまおとりんりんはどちらが先か(ちゃんまおの方が先だけどいない時期があったので)などもあったけど、それぞれのメンバーから一言づつ。

桃瀬せな

サポートメンバーを強調するももせな。1ヶ月半前に急遽加入、人生でここまで経験したことのなかった密度の濃い期間だったこと。ここまで自分が物事を覚えられるんだ、と自分に驚いたこと、キスエク曲が長くて苦労したことなど。ただ、それを乗り越えられたのは応援してくれた家族やスタッフ、ファンのおかげ、そしてなにより支えてくれたメンバーのおかげ、であることを伝えるも、最後で涙ぐんでしまうところも。一生忘れることのない財産をありがとう、すごく楽しかった!サポートだけどいなくならないよ!と。

横山陽依

来場への感謝、配信での視聴の感謝を。オーディションでZeppに立ちたいと言ったものを、この4ヶ月で立てたことの驚きと喜びを。本当に4ヶ月で立ててしまったんだなぁという実感がまだないかのような感想。いい曲(新曲3曲)がいっぱい増えたことの喜びを伝えるなど。

小日向まお

今日もまおちゃんかわいかった人!とフロアに問いかける(でも歌ってる時はすごい顔してるのがちょっと恥ずかしい、とも)ちゃんまおとももせな、ひよりんとの先輩後輩の良い関係性(ダンスここ間違ってますよ!と伝えるなど)を話す。萌氏からの「みんなちゃんまおのこと好きってことだよね」とフォローも。いろいろ話できる4人がいて良かったし、無事この日を迎えることができて良かった、楽しかった、と。

小嶋りん

前日から前乗りした話から。東京テレポートで降りて、ZDCに来て、これまでいろんなアイドルさんが立つ姿を見てきた場所に自分が立つことに対して鳥肌が立つ感覚を覚え、ZDCに立つ実感をしたと。他にもTwitterや手売り会で応援してることを伝えてもらったこと、それがあってZDCに立てているのが本当に幸せだと感じている。そしてめるたんをはじめ、いままでのキスエクを作ってきてくれたみんなにもありがとう。

一色萌

ZDCに集まってくれたことへの感謝。新宿motionからスタートしたキスエクが、こんな広い場所で(演出の長田さんが「こんな演出していいの?新宿motionじゃないんだよ?」と言っていたとか)…と思ったけど、そのmotionや神楽坂(神楽坂TRASH-UP)をそのまま大きくした、アットホームな空気のまま、でもパワーアップしたキスエクを見せられたのではないかなと実感している。去った人もいれば、戻ってきた人もいたり(ちゃんまお)、後輩から入ってきてくれた人もいたり(ももせな)、今日出演したOGのめるたんがいたり、過去のメンバーも客席や連絡をくれたりと、色んな人に支えられていることの実感を伝える。今日のZDCの次がどうなるのかはわからないけどずっと見ていて良かったなと思えるキスエクでいたいと思っています、そして萌氏自身はその「ずっといてくれてありがとう」と言ってもらえるような存在でありたいと。今までもこれからも。そして今日の。これまでの、これからのキスエクを愛してくれることに感謝。

Encore

16. The Last Seven Minute(Youtube

アンコールはこれまで出た全バンド合同、めるたんも加えステージ上総勢20名でのこの1曲。キスエク定番のMAGMAのカバー。メンバーは今回のワンマンTで登場。
強化合宿中にちゃんまおが言った「パンMIX入れて欲しい」もちゃんと要望通り入り、堂々の大団円。
曲が終わって、ちょっと寂しそうにしているのもまた良かった。ちゃんまおの「じゃぁ締めないで帰る?」というのもらしくて、ね。
あと写真撮らなきゃ!と気づいた、そしてフロアに「スタンダップ!」と指示するももせな、GJでした!
ちなみに海外でのキスエクのL7Mを見た人の動画はこちら(Youtube)

The Last Seven Minutes

感想。

萌氏、キスエクを引っ張ってきてくれてありがとう。りんりん、あなたがいないとやっぱりキスエクって物足りない。必ず必要なところにいる、そんな存在。ちゃんまおの歌声は唯一無二。そしてキスエクを今の雰囲気、そして楽しいグループとしてくれているのはあなたの明るさだ。ひよりん、新しい力。しなやかさと優しさを持つ声は誰にも真似できない。ももせな、君の努力、頑張りはもっと誇って良いものだよ。そしてあなたはステージ上の一番星だ、誰にも替えがきかない。そして皆に愛される末っ子だ!
そんな5人の集まった今のキスエクによる全16曲、2時間半。こまかなトラブルやミスはあったものの、それも笑い話になってしまうような、打ち消せるくらいに全体として非常に満足度の高いワンマンでした。

次にこのワンマンの寸劇の演出の長田さん。長田さん褒めるの悔しいけど(笑)、どの時代にも同じ魂があり、それが時空を超えて一つところに集まるという展開、そして物語とメタが重合する展開、大好物です(というか電少の演出も色んな古典や映画をモチーフにしてて好きなんですわ)。

そして衣装の天神さん。この短期間に全員分の衣装をバージョンアップし、ファイナルモードに仕上げていただきありがとうございます。ゴールドが入って、また赤色が追加されるなど、よりゴージャスでZDCの大きなステージに負けない素晴らしい衣装を作っていただきありがとうございます。みんなめちゃ似合ってて可愛い!

あと、大嶋さん日々遅くまでお疲れ様でした!

別記事で個人的な主観での感想でも書くかね…


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