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「本を囲んだ語り部屋」2023/12/24 中村 和彦さん監修、早瀬 信さん・高橋 妙子さん・瀬山暁夫さん『いちばんやさしい「組織開発」のはじめ方』

日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋
12/24は中村 和彦さん監修、早瀬 信さん・高橋 妙子さん・瀬山暁夫さんの『いちばんやさしい「組織開発」のはじめ方』を取り上げました!!

「組織開発とは、私ごとを私たちごとにする活動である」という言葉が印象的な本書、この本では組織開発を「目に見えにくいこと」をテーブルの上に載せて、みんなで話し合うことで問題解決を図る手法として紹介しています。

そして組織開発によって目指す良い組織の「良い」を(1)効果性:目標達成ができる、(2)健全性:明るくイキイキ元気がある、(3)継続性:良い状態を自分たちで継続できるという3つの観点で説明し、メンバーがともに活動することで納得して目標に向かえるチームをつくり、その結果として目標達成に近づけることを組織開発によって目指すと書かれていました。

語り部屋では組織の中にある関係性の質についてワイワイと語り合いました。その中では「個人に働きかける人材開発に対して、組織開発は何に働きかけるのか?」という問いかけが非常に印象に残りました。人と人の間には何があるのかというを考えていくと、様々な関係性があることに気づきます。どのような重なりがその間にはあるのかを考えていくと、人に対する光の当て方も変わってくるように思いました。光の当て方を工夫していくことで見えてくるその人の立体感を感じていくことが大事なように思いました。

そして関係性の構造についてもいろいろと考える時間となりました。経営チームの人間関係が組織全体に影響を与えるというように、上部構造の関係性が下部構造に連鎖していくというお話から目に見えない力学の大きさを感じました。一方で「組織開発とは、私ごとを私たちごとにする活動である」という言葉を思い返しながら、組織を良くしていきたいという一人ひとりの気持ちが大きな力になる希望も感じました。組織に関わる一人ひとりの力を信じて「私たちごと」として歩を進めていきたいと思いました!


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