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想定外も『想定内』へ

新型コロナウイルスや我々のマスクをした日常生活も、一年強前には考えられなかった事情(『想定外』)でしょうが、今では想定内で、日常であるわけです。下記動画にも想定外がなくなる、所謂地震や台風などの自然災害に加えて、更なるパンデミックがくるのでは、という想定が当たりまえ、となったわけです。

また上記ビデオにもありますが、電気代は去る年末年始の大寒波で、特に電力がひっ迫、LNG等の燃料も高騰、という中、新電力が購入していた電気の卸価格が急騰し、通常時には市場価格が安定している際には比較的安価に電力を購入できる市場連動性の電力契約をしていた小売の顧客に大きなしわ寄せがきた、という話です。下記投稿でも書いたように同じ兆候は、日本のみならず米国テキサス州でも見られたわけです。

加えてコロナ禍において苦境に立たされている観光業・ホテル業。その中の老舗・藤田観光の主要資産の一つである太閤園(たいこうえん)の売却に至ったとのこと。理由は銀行融資やファンドからの十分な協力ももらえず、債務超過回避、キャッシュ化が迫られた、とのことでした。

伊勢宜弘・藤田観光社長:手を打たなければ、2021年1~3月期に債務超過に陥るのは明らかでした。新型コロナの感染第3波で、大都市圏を中心に人の移動にストップがかかった。これでは危ないと思って、昨年11月半ばから財務体質の強化に向けて動き出しました。太閤園の売却が決まったのが、今年1月の中旬頃。苦渋の決断ではありましたが、会社を潰さないためには売らざるを得ませんでした。

来週は2011年3月11日の東日本大震災から10年が経とうとしています。1990年がバブル崩壊、2000年はITバブル崩壊、2008-2009年のリーマンショックもあったことから、日本は約10年に一回程度の大変革が起こると感じますが、コロナ禍によって、より多くの状況を『想定内』となったな、と改めて感じました。



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