CXO Night #5 イベントレポート「BANK編」

目次
①はじめに
②チームBANK流のプロダクト開発
-「場とデザイン」は他の方にお任せ−
④最後に

①はじめに

こんばんは、福岡のデザイナー吉岡ヤスです!

今回も豪華な登壇者でワクワクするようなセッションが並んでいます。
サービスのデジタルプロダクトデザインの話からリアルに場所づくりを主戦場とする方々のお話を聞くことができました!

※本記事は「チームBANK流のプロダクト開発」の内容のみとなります。
※スピード重視でリアルな声をお届けすることを目的としているイベントレポートのため、誤字脱字等、読みづらい部分や情報に誤りがございましたらコメントにて教えてくださると幸いです。

イベントページはこちら

・イベントに参加できなかった方
・イベントを振り返りたい方

に届くと嬉しいです。

チームBANK流のプロダクト開発登壇者
※プロフィールはイベントページから転載しています

株式会社バンク / デザイナー / 執行役員
河原 香奈子さん @kanakt
多摩美術大学 情報デザイン学科卒。Web制作会社などを経て「STORES.jp」のリードデザイナーをつとめたのち、株式会社バンクの創業メンバーとして、即時買取りアプリ「CASH」や後払い専用旅行代理店アプリ「TRAVEL Now」の立ち上げに携わる。現在はコーポレートブランディングや、各プロダクトのクオリティに責任を持つデザイナー/執行役員をつとめる。

株式会社バンク / プロダクトマネージャー
岡田 麻里 @mario_kada
株式会社グッドパッチに新卒入社、プロトタイピングツール「Prott」のプロダクトマネージャーを担当。2017年に株式会社バンクに入社。CASH(キャッシュ)の立ち上げ・グロースに携わり、その後、新規事業TRAVEL Now(トラベルナウ)の立ち上げから現在に至る。

モデレーター
株式会社FOLIO CDO
広野 萌 @hajipion
早稲田大学文化構想学部卒。ヤフー株式会社にて新規事業企画や全社モバイルアプリのUX推進に携わる。在職中、UIに関する特許を3件出願し全件取得。2015年に株式会社FOLIOを共同創業し Chief Design Officer に就任。国内株式を取り扱う10年ぶりのオンライン証券を立ち上げる。医療・保険分野やリーガルテックのスタートアップにもデザイン顧問として参画。
場とデザイン登壇者
※本記事にこちらのセッション内容は含まれません。予めご了承ください。

株式会社ツクルバ 代表取締役 CCO / エグゼクティブ・プロデューサー
中村 真広さん @maa20XX
1984年生まれ。東京工業大学大学院建築学専攻修了。不動産ディベロッパー、ミュージアムデザイン事務所、環境系NPOを経て、2011年、実空間と情報空間を横断した場づくりを実践する、場の発明カンパニー「株式会社ツクルバ」を共同創業。デザイン・ビジネス・テクノロジーを掛け合わせた場のデザインを行っている。著書に「場のデザインを仕事にする」(学芸出版社/2017)他。

SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd. 代表取締役
谷尻 誠 @tanijirimakoto
1974年 広島生まれ。2000年、建築設計事務所SUPPOSE DESIGN OFFICE設立。2014年より吉田愛と共同主宰。広島・東京の2ヵ所を拠点とし、インテリアから住宅、複合施設まで国内外合わせ多数のプロジェクトを手がける傍ら、穴吹デザイン専門学校特任講師、広島女学院大学客員教授、大阪芸術大学准教授なども勤める。近年の代表作に「hotel koe tokyo」「関東マツダ目黒碑文谷店「ONOMICHI U2」「BOOK AND BED TOKYO」など。最近では「社食堂」や「絶景不動産」「21世紀工務店」を開業するなど、活動の幅も広がっている。著書に「談談妄想」(ハースト婦人画報社)「1000%の建築」(エクスナレッジ)。作品集「SUPPOSE DESIGN OFFICE -Building in a Social Context」(FRAME社)。

モデレーター
Basecamp CEO / Onedot CCO
坪田 朋 @tsubotax
livedoor、DeNAなどで多くの新規事業立ち上げ後、UI/UXデザイン領域を専門とするデザイン組織の立ち上げ。現在は、BCG Digital Venturesにてデザインシンキングを使った新規事業開発業務で立ち上げたOnedotにCCOとして転籍。Basecampではスタートアップ関連のデザイン/事業立ち上げをお手伝いする事が多いです。

②チームBANK流のプロダクト開発

自己紹介でスタート

広野さん:BANKが新規サービスを作る時の流れ、CEOに期待されていること、光本さんとのコミュニケーションを伺いたいです。

また、光本さんのアイディアはいつ思いついてどのようにデザインに落とし込んでいくのか、どういうコミュニケーションをしているか知りたいです。

河原さん:CEOが仮設を立てて私を呼び出し、サクッと持っく作ってと言われます笑
デザインドリブンの文化があり、こうしたいという大枠はすでにある状態なのでそれを汲み取りデザインに落としていき、その後開発へという流れです。

広野さん:他のアイディアはあったのですか?

河原さん:CASH, Travel NOW以外にも2個くらいありました。

岡田さん:CASHの仮説は潜在的な1~3万円の少額資金ニーズが有るのではないかというところから始まっています。
この仮設は今の所正しかったと実感しています。

広野さん:光本さんはどこまでのUXの体験を想定していたのですか?

河原さん:「写真を撮ったらお金を振り込まれるやつ作って」と言われ、デザイナー主導で形にしていきました。

広野さん:技術的な成約はどうしていますか?また、開発とのコミュニケーションは?

河原さん:デザイナー目線で良いと思ったものをぶつけて体験を最適化していきます(例:電話番号ログイン)

岡田さん:世の中には旅行に行きたくても諦めている人が多いのではないか?という仮説から、時間、お金の複雑さを解決するプロダクトを作った流れです。

広野さん:なぜ今年が旅行の年なのですか?

岡田さん:2017年はお金の年、2018年は旅行の年だと光本入っていました。毎年予言していますね。

河原さん:世の中のニーズが乖離しているところを探しているんだと思います。

広野さん:モック作成のフローはどのようになっているのでしょうか?

河原さん:①ワイヤー作成、②世界観の方向性を検討 ③ワイヤーに世界観を適用、作り込み、の順序で進んでいきます。

期間は1日くらいで作ってしまいます。
行けそうだったらどんどんクオリティを上げていくという流れです。

広野さん:CASHで①ワイヤー作成、②世界観の方向性を検討 ③ワイヤーに世界観を適用、作り込み、それぞれの期間はどれくらいでしたか?

河原さん:世界観は変わって入るが1日で作りました。トラベルナウは1年間寝かせました。旅行の年を待つために寝かせました。

岡田さん:新規開発時にはCEOの頭の中にある仮説を全力で検証するためのプロダクト開発を大切にしています。
表側(プロダクト)はいい感じになっていますが、裏側は泥臭い運用フローで運用しています。ダンボールさばいたり3週間くらいやりました。

河原さん:仮説検証のために全力を尽くすことが私達の役割だと思っています。

岡田さん:1ヶ月で使うはずのキャッシュが1日で尽きました。
細かいところは自分たちで巻取り、光本さんには仮説の部分に全力を尽くしてもらう。

広野さん:BANKのデザインチームのミッションは?

河原さん:事業の成功確率を最大化するために魅力的なプロダクトを作る。というのがミッションです。

広野さん:細部のインタラクションや動きはどうしていますか?

河原さん:開発に伝えています。光本もデザインにこだわりがある。細かい部分はエンジニアと協力してなんとかなる部分だと思います。
最も大切なのはどのように見せ世の中にどう伝わるのかという部分で、そこを大切にしています。

広野さん:ミクロ視点でもマクロ視点でもデザインを大切にしているんですね。デザイナーの強みを活かしたふるまいはどんなことでしょうか?

河原さん:(※聞き取れませんでした。申し訳ありません。)

岡田さん:河原さんは事業もプロダクトもよく見ていてやりやすいと感じています。私も数字の部分をビジュアル化する努力はしていて、そういった努力をしてくれるデザイナーはありがたいです。

ユーザーのフィードバックなどを聞いてやる、やらないの判断が、事業視点で見れることでその判断ができるんだと思います。

河原さん:やる、やらないはおいておいてプロトタイプをとにかく作って前進させることを意識しています。

広野さん:事業的な制約があると思いますが、理想と現実のバランスのとり方で意識していることはありますか?

岡田さん:諦めないことです。徹底的に調べるし自分たちが作りたい世界を作り上げることを大事にしています。

本当に業界の人にメリットが有るのかをジャッジしてUXを向上していく。
踏力の入力項目は10個くらいあったが、UX向上のために削減した

河原さん:トラベルナウを作っていて視野が狭くなった時に、競合や同業者のものをみると引っ張られるのであまり見すぎないように意識しています。

広野さん:僕もFOLIOのときはそうでした。

河原さん:UIは参考にするために他プロダクトを参考にします。(業界問わず)

広野さん:BANKはどういう人をチームに入れたいと考えていますか。

岡田さん:うまくいかないこと、カオスなことを楽しめる人が合うと思います。

河原さん:既存のやり方では新しい市場は作れません。指針に共感してくれるかを大切にしています。

行動指針
・狂ったことを使用
・すべては実験
・全力で働く

魅力的なプロダクトを作るという意味で表現力を重視している側面もあります。

広野さん:デザインチームを何人くらいにする予定ですか?

河原さん:いい人がいれば採用するという感じでやっています。何人にしたいなどの目標があって増やそうと思っているわけではありません。
プレイヤーとしてやっていきたい気持ちがあるので、マネジメントの手がかからない自走できる方に来ていただきたいです。

岡田さん:PMでいうと大きな事業を作りたいので、協業の方や外部の方とコミュニケーションをしなければならないので、ビジネス、デザイン、エンジニアリング(BTC人材のような人材かもしれません)の視点がある人がいるととても安心できます。

広野さん:内部に法的に旅行業について詳しい方はいますか?

河原さん:今はいます。以前は外部でした。
うちの場合はコロコロ業界が変わるので法律の部分では苦労している部分ではあります。


【会場質問】

質問者Q:今自分は大学生なのですが、4年間でやったほうがいいこと、ご自身の経験を教えていただきたいです。

河原さん:手を動かすよりインプット。
普段美術館に行ったり、イベントに言って普段からインプットになれることで引き出しが広がると思います。

質問者Q:ユーザーインタビューはやっていますか?

岡田さん:リリース前やりたいですが、やっていません。
仮説を信じてやっているので作り切ることを大切にしています。
出したあとに改善でも良いと思っています。

質問者Q:光本さんの感覚のズレはメンバーとないのですか?

河原さん:CASHのときは少し不安だったが、失敗しても前進していけばいいと思っている。リリース前は不安と期待があります。

質問者Q:PMの立ち位置でデザイナーとエンジニアのチームを見ている。チームにおける自分の位置づけは?

岡田さん:事業を成功させるために何でも演る人がPMだと思っている。偉大なプロダクトは偉大なチームから生まれる。というのをGoodpatchのときから思っています。

働きやすい環境づくりをやっています。

質問者Q:エンジニア、デザイナーのチームでディレクションをしていますが、どういったコミュニケーションで良い関係性を作るために気をつけていることは?

岡田さん:同じ目線に立つことで安心してもらう

河原さん:BTCバランス取れているのが岡田さんだと思います。

質問者Q:デザイナー兼経営者、マインドの分け方、時間の分け方を教えてください。

河原さん:マインドでいうと分けていません。デザイナーとして意見を言える社内でゆういつの役割なので、経営陣の中で方向性のブレがないか確認する役割でいたいです。

広野さん:光本さんとぶつかることは無いのですか?

河原さん:長いことやっているのでないですね。
メンバーからの不満やぶつかりもあまりないが、細い機能や提案などは言える雰囲気はありますね。

岡田さん:全然言える雰囲気です。

広野さん:チームが自走しているイメージがあるがどうですか?

河原さん:そうかも知れません。リーダー不在でやっています。(個人的にティール組織ホラクラシー経営的なマネジメントをしているチームをイメージしました。)

質問者Q:コミュニケーションの量、質の向上をするための工夫はありますか?

河原さん:みえるものをslackに貼っちゃいます。キャプチャでイメージの共有をよくしています。

岡田さん:エンジニアも巻き込みながらやることを意識している。どう思うかをオフィスで聞くようにしています。
slackは意識していないですね。雑談してるだけです。

質問者Q:お二人に質問です。プロダクトを作る上でのモチベーションは?

河原さん:性善説に基づいて設計している。市場に性善説のプロダクトが浸透するのはモチベーションになっていますね。デザインドリブンな組織という点でも良い点だと感じています。

岡田さん:目に見えて数値結果が出た時です。
最初は乗り気じゃなかった外部の人がどんどん意欲が高まっていくのがすごくモチベーションに繋がっています。

質問者Q:デザイナー4名、デザイナーと仕事する上でディレクションしなくて良いチームにするために意識していることは?PMはエンジニア含め何を意識していますか。

河原さん:デザイナーに限らず、考え方、方針をドキュメント(デザインガイドライン)をしっかり伝えることが大切だと思います。

広野さん:何ページですか?

河原さん:それぞれ10ページくらいです。

岡田さん:仕様はしっかり決めるが自由度をもたせておまかせする。制約を持たせないといけないところはしっかりやってます。

質問者Q:河原さんに質問です。1日でモックを作る時に悩んだときはどうしてますか?

河原さん:思いつく限りで作って迷ったらメモを残しておく、コアな部分だけを作る。細かいところはおいておく。というやり方をしています。

広野さん:ワイヤーチックなのか、色ついたりしているのか、ビジュアルどんな感じですか?

河原さん:ワイヤーワイヤーしていると見てもらえません。触っているときの感情なども大切にして作っています。感情の部分を大切にしています。

広野さん:ワイヤーは正しいかもしれませんが、感情の部分、ブランドの力、イノベーションの力がかけ合わさることが大事だし、ワクワクしますよね。


「場とデザイン」に関しては話を聞くことに集中しました。
他の方の記事を御覧ください。
申し訳ありません。

個人的にはデザインの話というより、全く新しい職業を作り出すマインドや起業家としての思考、スタンスなどから学ぶものが多かったように思います。


③最後に

今回もかなり内容の濃いデザインの話を聞くことができました。

BANKチームのプロダクト、事業に対する姿勢や、コミュニケーションのお話等を聞けて、とても刺激を受けました。

会場でお会いした方、記事を読んでくださった方、今後ともよろしくお願いいたします。どなたでもお気軽にフォローしてくだされば幸いです。

twitter→https://twitter.com/PearCDO


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吉岡ヤス

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