見出し画像

突発的昭和ブーム

諸事情あって、奈良から別の関西圏内へ仮住まい中。
で、その仮住まいが昭和の古い三軒続きの長屋の真ん中でして、
なんというか、各所に昭和の哀愁が漂っているのです。
(ちなみに写真はフリー素材から雰囲気だけで選んだものです)

お風呂場とか、おトイレとか、台所とか、
木の扉が使われてたり、タイルのデザインが可愛らしかったり、
二階に上がる急な階段とか、板張りのベランダとか、手を伸ばせばお隣さんとか、
そんななんともいえない下町感、古き良き長屋風景が気に入ってます。

なんで、昭和生まれとしてはそこはかとなく懐かしい気分で、
最近家の中やご近所、時々訪ねる実家なんかで、小さな昭和探しがブーム。
先日は実家の台所引き出しから、絵のデザインがレトロなお玉を発掘したり、
仮住まいのご近所での個人商店で、量り売りのお惣菜を買ってみたり、
スーパーで「このパンおいしそう…」て一人言つぶやいたら、
背後から「それおいしいで~時々買うわ~」と見知らぬおばさまが答えてくれたり、
なんというか、ゆったりした空気に包まれるのが心地いいのです。

コロナ禍で、社会がなんとなくギスギスして、
厳しく冷たい空気が蔓延している現状において、
ある意味逃避なのかもしれないけど、古き良き時代の、ゆっくり、ほのぼの、あったかい雰囲気がまだここには残ってる。
もちろん仮住まいで、この地域の本当の姿はまったくわからないのだけど、
それでも今の私には、ささやかな癒やしになってます。

実家の昭和探しも楽しい。母がくり返す昔話も、うんざりなんだけど(笑)殺伐としたニュースを聞いて、不安をあおられるよりはよっぽど落ち着く。

周囲のちょっと古いもの、懐かしいもの探し。
これ案外ストレス発散と心の癒やしに良いのじゃないだろうか。
皆さんもやってみませんか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?