水没するほど降らない雨

夏休みが始まった。


最初の1週間で記憶に残ったのはrock in japanもさておき「天気の子」だ。



今まで新海誠の作品にはどことなく引け目を感じていた。多分それは世の中のほとんどの人が見ているという一種の流行への反発心だったり、まあしょうもない理由だったんだろうと思う。


今回も自分から見に行ったわけではないのだが、結論から言って面白かった。


以下、ネタバレが多少入ります。



結局、なぜ帆高が東京に来るほど「息苦しさ」を感じたのか、直接的なセリフはなかった。


だが、帆高が感じた「息苦しさ」はあの年頃を通過した人なら多少なりとも共感できるのではないだろうか。


親に守られて暮らすということは同時に親に縛られて生きるということだと数年前の自分は思っていたし、今でもそう思う場面はある。かなり親不孝な表現かもしれないが、親が張っている壁は同時に子供を縛る鎖の効果も持ち合わせているということだ。


また、一番良かった(いい意味で裏切られた)と思ったのは陽菜を救う代償に東京の大部分が水没したことである。


こういった感動系のアニメでは、一般に全てが丸く収まってハッピーエンドという形が多いので勝手にその結末を予想していた。


果たして帆高の選択は誰にとって正解で、誰にとって不正解だったのか。


これは個人によって異なると思うので、自分の心の中で暖めておきたい。(正直に言うとそこまで考えられる人間ではないのでここで意見するのは避けたいという気持ちです(笑))





初めてnoteを書いたが、まず書くことを決めてから取り組むべきだったと思う。まあ、こんな感じの人間なので今後もよろしくお願いします。













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