はたちー

小説書いてます あらゆる悩みの問題解決しますメインは心の悩み解決

ただ、あてもなく。(9)

玄関をあがり、すぐにベッドへダウンした

仕事着のまま
さすがに今日はスケジュールがハードすぎた
というよりも、裕也のあのいい加減な旅のせいもある

もうさっさとシャワーを浴びて寝ようとした

あれ、この写真の場所、、似てる
僕が今日江戸川の桁橋で立ち止まったところとすごく似ている
なんか既視感があった
でも、訪れたことはないはず
でもなんで、、、
母が生きているときはずっと仙台で暮らしてたし

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ただ、あてもなく。(8)

大学まではいつも徒歩
15分くらい
交通便って言ったらいいのか、わからないが
いい方だろう
その反面リスクを犯した
プライベートが潰されること
大学が近くて、1人暮らし
僕のアパートは仲良くしてる友人がよく集まる
拠点みたいなもんだ
よくありがちだろう
良くも悪くもまぁ長い目で見ている
同居人みたいなもんだから、掃除をさせることもあるし、料理を手伝わせることもあれば、洗濯をさせることも
まぁ言うな

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ただ、あてもなく。(7)

*今回で物語はひと段落です。次回からは少年に残ったいくつかの謎が彼の人生の葛藤とともに、徐々に暴かれていきます

翌朝
深秋から初冬にかけて、朝の冷え込みが一気に強くなる
今朝もまた冷え込みが厳しい

僕は1番早く目覚めた

父さんがいない
夜遅くに寝たはず
そんなに早く起きられるだろうか

部屋を見渡してもいない
リビングに行くがやはりいない

なんとなく縁側へ顔を出し、車がないことに気づく

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ただ、あてもなく。(6)

▷何回か見ていただいている方、ありがとうございます(_ _)

「まあ、とりあえず2人とも仏さんに挨拶しな、じいちゃんも喜ぶよ」

そして僕と父さんはお線香をあげた

ばあちゃん家はなんか広々としてていい
ほとんどの部屋は使われていないが
今いるこの和室がすごい開放的だ
襖を開けるとさらに奥にもうひとつの和室
そしてふたつの部屋を繋ぐ縁側もある

ただ僕は昔この家がどうも苦手だった

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ただ、あてもなく。(5)

僕は今のが夢ではなかったかもしれない証拠を目にしてしまった

「父さん、その膝の上に置いてあるのって、、」

母さんがいつも付けていたエプロンと似てる

白の布生地に桜色の水玉模様が不規則に並んだ模様柄

間違いない!

「ん、なんだこれ、」
父さんも言葉を失った

2人とも突然告げられた事実をまだ完全に飲み込めていない
「母さんのエプロンと、同じだ、、」

と父さんが変な汗をかきながら言った

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