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2年次を終えての所感 (2022/1/26)

去る1月21日、定期試験を終えるとともに春休みに突入し、大学の2年次が無事に完了した。

早いもので、コロナ禍の真っ只中で幕を開けた僕の大学生活も折り返しを迎えてしまった。
時の流れはあまりに残酷だ。

ここまでの大学生活の大半をオンライン体制で過ごした者として、なかんずく病気に罹患したことで高校時代さえも満足に過ごせなかった僕にとって、学生生活という名の“日常”へと戻っていくことは喜ばしい反面、大きな試練でもあった。

ふとした病が唐突にもたらした高校生活の終焉、そして5年間にも及ぶ潜伏/浪人期間は僕を心身ともにかなり弱らせたが、そこでしか得られなかった出逢いや知見も大いにあったし、その経験自体を端から否定するつもりは毛頭ない。
ただ、満身創痍の心身が上げる悲鳴と向き合いながらも誰の助けを借りることもできず、受験勉強という先の見えない孤独な闘いにひたすら立ち向かうほかに為す術が無かった時期、その代償はあまりに大きすぎた。

ついに2020年の春、晴れて念願の大学合格を勝ち取るものの、過去に負った傷も癒えないままに程なくコロナ禍による閉塞感が世を包み、何が何だかわからないままに手探りのオンライン授業と格闘するだけで大学最初の1年間が過ぎ去ってしまった。
そんな中でも趣味の充実ぶりやTwitter仲間との交流、小中高の各時代における大切な友人たちの存在が僕の心の支えになってくれたので、決して独りぼっちではなかったのだけれど。

2年次に進級すると風向きは次第に変わっていく。
さすがに1年続いたオンライン体制の要領を得られたことも大きいが、心の底から信頼できる大好きな友達ができ、いつも親身になって応援やアドバイスをくださる教授方にも出逢えたことはなによりの財産だなと今もしみじみと感じる。

昨年の後半には長らく続いたオンライン体制から対面授業へと少しずつ切り替わっていき、なかでもゼミがスタートしたことが僕の大学生活を大きく変えることになる。
穏やかな雰囲気のもと、毎授業の中で教授が提示してくださる人生の指針や学生全員の発言に分け隔てなく肯定的なコメントをくださる底知れぬ優しさに大きな励ましを貰った。
同時に、そうした教授の真摯さに感化されることで僕も毎回のゼミを大切に出席しようと思え、それを積み重ねて場数を踏む毎に、過去に負った傷が生んださまざまな困難を1つ1つ克服できつつあり着実に前へと進めたのだ。本当に感謝しかない。

1セメスター目のゼミで得られた自信は前向きに次の目標へと向かう勇気をも与えてくれた。
他の対面授業で学生たちとの心の距離を縮めることもでき、実質的に大学入学後はじめてとなる定期試験にも果敢にチャレンジした。
もっとも、かつての病気によって僕のワーキングメモリに異常をきたし、未知の分野の勉強を一から行うことが困難になってしまった事態を未だに払拭しきれていないため(大学入試をなんとか終えられたのは既存の知識を基に勉強できたからだと思う)、頑張って勉強したけれどインプット/アウトプット共にボロボロでおそらく試験の成績もあまり良いものではないだろう。

それらを踏まえ、この春休みは工夫とともにさまざまなチャレンジを楽しく継続していきたいと考えている。
将来のためにしておきたい勉強は、次第に広がりつつある自分の興味関心や趣味とうまく結び付ければ抵抗を感じずにインプットできるのではないか。
アクティブな活動全般も同様に、自分の特性や気質に合ったやり方を見出せばスムーズにできることも多いはず。

危ぶむなかれ。うまくなんていかなくてもいい。
まだまだ未熟な自らを飛躍させられるだけのチャレンジを気楽に沢山積み重ねていきたい。
僕には見守ってくれている仲間も沢山いるんだ、怖いものなんてない。
そう信じてこれからも頑張っていければ。

以上、午前2時半の独り言でした!

2022.1.26