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25歳

本日8月15日、私やたろは25歳の誕生日を迎えた。
人生100年時代ともいわれる昨今において、その4分の1にあたる四半世紀という年月にはどれほどの重みがあるのだろうか。
私はこの佳き日に辿り着けたことを ──決してシリアスに捉えるのではなく── 幸せに思う。

これまでも散々記してきたことなので改めて詳説はしないが、貴重な10代の大半を闘病に費やしてしまった私はずっと、生きることに慎重になり過ぎていたのかもしれない。
使い古されたフレーズではあるが、何気ない毎日の尊さやありふれた物事の重要性を過度に実感しすぎたことがかえって私の足取りを重くしていたのだと、今年になって気付いたのである。

今年の春ごろ、そうしたしがらみから解き放たれたタイミングで己の中に眠っていた欲求や自己肯定感がフラットな形で湧き、ようやく成人としてのスタートラインに立てたのではないかと感じることができた。
その瞬間、いつ以来だろうというくらいに心がフワフワと軽くなる自分に気付く。
きっと、どんな自分の姿であっても “すべてを受け入れる” ことを体得したのだろう。

とは言うものの、今もなお闘いは続く。
あらゆるマイナス要素を覆せたわけではなく、相応の生きづらさも抱えながらの毎日であることに変わりはないからだ。
それでも、過去のトラウマと未来への不安を最小限にして敢えて空っぽの頭で過ごすことで、見違えるほどにラクな生き方ができている。

人は一般的に、25歳あたりを境に脳(前頭葉)の働きが成熟するのだという。
だからこそ、それを目前に大学生最後の1年でこの境地に辿り着けて良かったなと心から思う。
楽しみも挑戦も、幸せも葛藤も含めて、あくまでも等身大で生きる今日こそが私にとっての「四半世紀へのエントランス」なのだと。

改めまして、私のこれまでの人生に多大なるお力添えをくださったすべての皆さまに心より感謝を申し上げます。
これからも末長くよろしくお願いいたします!

Thank you! 25th Anniversary

2023年8月15日
やたろ