貯金をする理由は他者に足元を見られない為

 過去の自分に言ってあげたいのだが、ある程度のお金が無ければこの世では、他者に言いように搾取されてしまう。

 本来お金は物々交換の手段でしか無いのに、どうしたことかいつの間にか、金で品性や人権すらも買えるようなヘルジャパンになってしまった。自分は死ぬ程困窮したことがあるので、現世は如何に金であるのかよく分かるつもりだ。

 一度困窮し、社会福祉からもうまく金を引き出せず、頼れる友人や身内もいなければ、ハイおしまい。意外と簡単に終わる。終わってしまう。

 ただ悲しいことに労働者でいる限り、労働ストレスで消費させられる様な構造に世の中は出来てしまっている。これは働く本人が一番分かっているだろう。

 社会の構造として、
支配層や資本家層

事業者や自営業

雇用されての労働者

 ざっくりだがこの順で搾取率が違ってくる。当然上に行けば行くほど、下から搾取することや、自分で徴収される税額を調整できる。

 この世は負担の押し付け合いで、一番下の階層は、資本家層や支配層にとって言うなれば鶏と一緒だ。鶏は卵を産み続けるが、自分ではその卵を自由にすることができず、人間に食べられてしまう。卵を自由にしたければ、賢くならないといけない。

 勘違いしてはいけないのが、超ドライな言い方をすると、支配層や資本家層は下層市民のことを、人だと認識していない。虫ケラ程度かそれ以下だと認識されている。今は殆どの日本人が忘れてしまったが、コロナがピークの時にどれだけのことを、自民党から日本人がやられたか、棄民されたのか忘れたのかねぇ。

 今や日本円の価値は他先進国の通貨と比較した場合、半分ほどの価値しかないがそれでも僅かなお金を少しずつ外貨に替えたり、ビットコインに替えたりなんなり、やろうと思えば価値の保全はできるはずだ。

 まあ耳に痛いが、その日暮らしの生き方をしていると、いざという時に足元を見られる。基本的に資本主義社会はその名の通り、資本の量や資本の質が物を言う。それがなければ基本的に誰も助けてくれない。しかし労働者でいる限り、いつまでも消費欲が換気させられるようになっているので、気付いた人から少しずつ貯金をすることを推奨します。

 自分自身は金しか物を言わない社会にうんざりしているけど、それでもある程度の金が無いと自由すら買えないからね。ほんとこの世は終わってるよ。一番終わってるのが、金が全てという価値観に毒されてしまった、大半の日本人だが。